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よく眠れますように

帰り道に、お花を買った。もうだいぶ短く切られてしまっていて、200円くらいで売られていた可愛らしいものを何本か。
お花を抱えて歩く帰り道はいつも以上にルンルンするので、とてもよい。

マッシュルームとレタスのオリーブオイルサラダを作った。
きのこって本当に美味しい。
私は、自分にとって幸福度が高い食べ物を知っている。これって結構重要なことだと、最近思う。

今日は水曜日だけれど、お酒を飲んだ。(今はプラットバレーをソーダ割にしたものを飲みながら、これを書いている。)昔ほんの少しだけ付き合った人もこれが好きで、1度だけ一緒に家で飲んだっけ、たぶん1度きりだったけれど、結構ちゃんと思い出してしまうんだから、匂いや香りの記憶はやっぱりすごい。

最近また、村上春樹の本を読み始めた。去年たくさん読んで、とても好きになった作家。彼の本を読みつくしてしまうのが嫌で、最近は他の作家の作品をあれやこれやと読んでいたのだけれど、やっぱりだめだった。(きっとここ数か月の間気分が落ち込みがちだったのも、いい本を読めていないからだ、と勝手に理由づけている)
 「よくいるかホテルの夢を見る。」
最初の一文を読んですぐに、ああやっぱり村上春樹の作品が好きだ、と思った。(結局のところ、彼の作品に惚れるということはこういうことなのだ)


最近思うのだけれど、いい大人というのは、
論理的に頭で考えて、感情で行動できるひと、であるような気がする。

なんでも相手に感情を見せたり、自分の思いや考えていることをまっすぐ相手に伝えたりするのって、結構リスクがあるわけで。(自分が感情を持って行動している分、相手のリアクションによっては、それに耐えられない場合があるから)
大人になってから出会う多くの人は、
「相手に期待しない、何も求めない」
というようなことを言うのだけれど。そういう人って、何も感情を見せてこないし、何を考えているか伝えてこない。
「これがこうで、こうだから」
「こういう状況だから」
「これが、正しいことだから」
「これは間違っていることだから」
そういった外部的な物事を理由にして行動してきたり、言ってきたりする。たしかに、それらの理由はわかるし、私にだって理解できる。でも、あなたはどうしたいの?あなたは、何を考えているの?知りたいのはそこなの
それがわからないと、コミュニケーションをとるのって結構難しくなる。
ある程度の関係性を維持することはできても、そこからもっと深い関係になろうとしたとき、わたしはあなたに踏み込めないし、きっとあなただってわたしに踏み込んでこれない


頭でたくさん考えた、でも自分はこう思うから、こうしたいと思うから。

人間の魅力的な部分っていうのは、そういうところに出てくるのだと思う。

今日はベッドに入ってから、好きなだけ村上春樹の本を読んで寝ることにする。
あなたも、よく眠れますように。


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