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映画レビュー|「ボヘミアン・ラプソディ」

なんだかレビューを書くのが難しくてしばらく放置してしまった。
総評としては、みんなが見たいクイーンの物語を綺麗にまとめていて非常に完成度が高い、素晴らしい映画だった。

中学生からクイーンにはまり、家の近くのコミュニティセンターで3日かけてライブエイドのビデオを見きった者としては知ってる話がほぼだった。とはいえ、ボブ・ゲルドフがライブ中に募金額の達成を待ってヒヤヒヤしている描写は新鮮だった。本当にあんな感じだったんだろうか。

この作品は、息子と映画館に観に行った。息子の年は、中学2年生。僕がクイーンにハマった年齢と同じ。「We Are The Champions」のギターソロがどうしても弾きたくてスコアを買いに走ったのも僕が中二の頃だった。

息子は自分からこの映画が見てみたいと言ってきた割に、クイーンに関する前知識はほぼ無かった。僕にはこの息子の状況が羨ましかった。だから僕は、あえてクイーンについて何も教えずに映画館に行った。
もちろんクイーンの有名曲は少しは知っていたようだけども、つまりフレディがゲイだとか、エイズで死んでしまう事とか、そんな超重要エッセンスを劇中の物語で知ることになった訳だ。そりゃ、前のめりになるわ。そりゃ、展開に驚くわ。

という事で、映画自体は「良く出来ていた」とそれ以上でも以下でもない身も蓋も無い言い方になってしまうけど、息子が受けた体験はまた違ったのだろうなと、そっちに思いを馳せる事になる、そんな体験だった。

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