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信州をめぐる冒険

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信州をめぐる冒険 1日目

信州をめぐる冒険 1日目

 2020.10.27 Tue.
 1日目――吾妻線に乗りたい。

旅の予定0659 大井町駅   →(京浜東北線)→0716 東京駅
0748 東京駅    →(上越新幹線)→0838 高崎駅
0853 高崎駅    → (吾妻線) →1041 大前駅
1102 大前駅    → (吾妻線) →1130 川原湯温泉駅
1200 川原湯温泉駅 → (吾妻線) →1205 長野原草津口駅
1210 

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信州をめぐる冒険 2日目その1

信州をめぐる冒険 2日目その1

 2020.10.28 Wed.
 2日目――碓氷峠(前編)

旅の予定横川へ 旅人の朝は早い。7時00分発のバスに乗らなければならないので、6時台にチェックアウトした。まさかそんな時間にチェックアウトするなんて向こうも思わなかったろうな。いくら素泊まりとはいえ。
 朝ごはんは、前日にコンビニで買ったコーヒーとワッフル。どこかで食べる予定で計画を立て始めたけど、朝早くから開いているところが道中のど

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信州をめぐる冒険 2日目その2

信州をめぐる冒険 2日目その2

 2020.10.28 Wed.
 2日目――碓氷峠(後編)

日本の道百選 僕が昼食を食べていると、地元の人と思われる老夫婦が入店してきた。そして、僕に話しかける。一人旅? どこに行くの? と。軽井沢まで。歩いていくんですよ。というと驚かれた。歩いて? そうかすごいね。歩いたことはないなって。一人で旅をしていると基本的に何も喋らないから、急に話しかけられると戸惑う。申し訳ない。関所の人もそうだけ

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信州をめぐる冒険 3日目

信州をめぐる冒険 3日目

 2020.10.29 Thu.
 3日目――廃線ウォーク

旅の予定0845 軽井沢駅 集合   
0930 軽井沢駅   → (廃線)  →1200 旧熊ノ平駅
1300 旧熊ノ平駅  → (廃線)  →1500 峠の湯
1720 横川駅    → (JRバス) →1754 軽井沢駅
(一泊)

 まず、最初に書いておきたいのは、2日目の途中でボールペンを落としたことを書き忘れていたということ

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信州をめぐる冒険 4日目その1

信州をめぐる冒険 4日目その1

 2020.10.30 Fri.
 4日目――最高の駅に行くぞ。

旅の予定0659 軽井沢駅   →(しなの鉄道)→0708 信濃追分駅
0751 信濃追分駅  →(しなの鉄道)→0802 平原駅
0832 平原駅    →(しなの鉄道)→0836 小諸駅
0920 小諸駅    → (小海線) →0935 佐久平駅
1029 佐久平駅   → (小海線) →1200 野辺山駅
   野辺山駅 

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信州をめぐる冒険 4日目その2

信州をめぐる冒険 4日目その2

2020.10.30 Wed.
 4日目――秋が走る

黄金の秋JR最高点   → (徒歩)  →   清里駅

 最高点を発った僕は、国道沿いを歩いていく。国道141号。秋風の中。車の往来は頻繁だけれど、徒歩の人間は僕の他に誰もいない。でも歩道があるということは人が歩くことを想定されて整備されているということだ。
 しばらく行くと、県境が見えてきた。

 山梨県、である。もしかして、山梨県に降り

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信州をめぐる冒険 5日目

信州をめぐる冒険 5日目

 2020.10.31 Sat.
 5日目――松本良い。神

旅の予定0800 ホテル    → (徒歩)  →0830 立石公園
0900 立石公園   → (徒歩)  →0930 諏訪湖湖畔公園
1000 諏訪湖湖畔公園→ (徒歩)  →1100 下諏訪駅
1137 下諏訪駅   → (中央東線)→1214 松本駅
(一泊)

愛しの諏訪湖ギャラリー 昨日の夜の歩きで、朝から立石公園に行って夜

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信州をめぐる冒険 6日目

信州をめぐる冒険 6日目

 2020.11.01 Sun.
 6日目――木曽路はすべて山の中である。

(引っ越ししていたから五日目の投稿から間が空いてしまった)

旅の予定古の宿場町 旅人の朝は早い。
 日が昇るとすぐに宿をあとにし、早朝の松本城を拝みに行った、りはしない。松本駅の1階にある、ヴィ・ド・フランスでモーニングにする。7時の開店と同時に入店した。
 モーニング的なものを食べた気がする。覚えていない。写真もレシ

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信州をめぐる冒険 0日目とその他

信州をめぐる冒険 0日目とその他

 これは0日目の話。というか準備編について。そしてその他の感想など。

旅の7つ道具 まずは旅の7つ道具を紹介するぜ! ……7つもないと思うけど。

・karrimor ridge 40 type2
 カリマーのバックパック。ridgeの40。僕が使っているのはひとつ古いモデル。こいつのブルーのやつ。inkというカラー。

 もう買ってから3年ぐらいの付き合いになる。旅に出るときはだいたいこれを背

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『家』を読んだ。

『家』を読んだ。

 島崎藤村『家』を読んだ。
 そもそものきっかけは先日の旅を参照してくれ。

旅の続き 木曽福島で、僕は島崎藤村のゆかりの地を訪れた。偶然だ。そんな目的があって行ったわけじゃない。そこは、『家』という小説のモデルになった家だった。その家の子孫が資料館として家の一部を資料とともに公開していた。そしてガイドの女性が丁寧に面白く説明をしてくれた。島崎藤村のこと、そして『家』という作品のこと、この家の歴史

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