見出し画像

結婚へ一歩踏み出す時の「準備」


結婚は人生の中でも、かなり大きなイベントだと思う。

そして、結婚の形はいろいろそれぞれ違う。

先日書いた結婚に関しての記事では、書かなかった点もいくつかあった。

今回は、前回書けなかった「結婚で自由が制限された?」結論についても書いてみようと思う。


恋愛から結婚に踏み出す時に


恋愛関係にある時に、もし結婚を次のステップと考えているのなら、チェックすべき項目はいくつかある。

私にとっては、国際結婚になるため不安が多かった。

実は、私が夫と結婚を考えた時に相談した女性の友人が何人かいる。

そのうちのひとりは私の元上司の女性で、以前に国際結婚をして、その後に離婚も経験していた。

彼女たちからのアドバイスは、国際恋愛に限らず「なるほど!」と感じたものばかりだった。


相手と自分の価値観とのすり合わせをしっかり

「付き合っている間に十分分かったと思っていても、相手と自分の価値観が合っているかどうかをもう一度冷静に見ること。」

こう言ってくれた先輩は、一度結婚を決めてもギリギリで破談にした経験があった。相手の本性がギリギリに出た、と言っていた。

相手の家族背景を知っておく

結婚する相手さえ良ければ、と言うのではなく、家族も見るべし。裕福かどうかではなく、その家族の価値観も見たほうがよい、というアドバイスをもらった。(嫁への態度、とか。)

「ただでさえ異国に一人で行くんだから、自分の身を守るのにチェックは十分しておきなよ。」と言われた。

相手が自分の周囲に敬意を払ってくれてるか

「その人が、自分だけではなく自分の家族や友人などに敬意を払ってくれるかどうかは大事。」と離婚した先輩が言っていた。

先輩の夫は、当初は当然、先輩には優しかったが自分の親や先輩の親にはあまり良い態度ではなかったそうだ。後から、先輩に対してもひどい態度を取るのを見て、結局はこういうことをする人だったんだ、と思ったそうだ。

相手がどこまで自分に理解があるかを見ること

彼の国に結婚して移住するなら、これから外国人と言う立場になる自分に対しての理解がある人がいいよ、と言われた。

先輩の友人で国際結婚をした人がいたが、結婚して移住した現地で、語学が十分でないのに「他の奥さんは自ら働いて収入を得ている」という不平不満を言われるのに嫌気がさして離婚になったそうだ。

お金の問題をクリアにしておく

「夫婦になるからと言って、独身時の貯金まで共有する必要はない。それを強要してくる相手はむしろすごくヤバい。しっかり自分のお金を持っておきなさい。」というのを、友人から言われた。

これは後日、海外在住の日本人妻で「相手にお金を握られているので、日本の実家にも帰れない」という声を聞くことがあって、納得だった。

そして、ご近所で仲良くしていた、恋人がこちらの国にいる同じアジア系の女の子が、ある時彼氏から突然「別れる」と言われ、行き場が無くて私の家に泣きながら飛び込んできたことがあった。

・・・こういうことが起こり得るのが国際結婚の現実なんだ、と思った。


私がした結婚前の「備え」


国際結婚は何だか怖いのか・・・と思うことを多く聞いてきた。

でも、勢いで踏み出すと決めたからには、自分の身を守れるように最低限の備えは大事だと思った。

諸先輩方や友人からのアドバイスを参考に、私がした備えは以下の4つ


お金についてよく話し合っておく

結婚前だからこそ、ということで改めてお金に関して彼(夫)と話し合った。そして、「お互いの結婚前の貯金はお互いのもので」と了解を取った。

我が家の家計管理はすべて夫にお任せ。買い物もほぼ一緒に行くパターンで、私は楽をさせてもらっている。

「結婚したら働けないと思う」と明言

現地語ができない状態で移住するので、「現地では働けないと思う」と伝えたところ、「贅沢はさせてあげられないけど、専業主婦で大丈夫」と言われた。

一応、私の方からは「あなたが仕事できない状況になったら、一緒に日本に来てくれさえすれば私が働くので、その時は遠慮なく専業主夫に」と伝えてある。(笑)

時々は日本に帰ることを約束

これには彼も「できれば自分も日本に一緒に行きたい。でも一人で帰りたい時も、旅費は出すので心配しないで。」ということを伝えられた。

結婚後、二人で日本に行く以外でも、何度か一人で帰国もさせてもらっている。


結婚は「自由を失うもの」なのか?


さて私は、結婚すると自分の自由が無くなると恐れていた。

だからひとりで生きていこうと思っていた。

・・・そして結婚後、私は自由を失ったのか?

結婚してからの10年間、実は思っていたより自由でいれていると思う。

当初は語学習得や現地での生活に慣れるためにすべきことが沢山あり過ぎたが、結婚して10年余りの間、時々日本の仕事をしたりしながら、おかげさまでそれなりに自由にしている。

それには、昔のクライアントや元同僚が助けてくれている部分もあるが、やはり夫のサポートもあったり、義家族も理解して助けてくれたりするのが大きいと感じている。

そして、前述の「4つの備え」のおかげで、見知らぬ土地でも不安なく過ごせている。

ということで、「結婚して自由が無くなる」ことは無いかもしれないケースとして紹介しておく。


次回は、サンプルを含めて更に具体的な「国際結婚の注意点」を書いてみたいと思う。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?