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嫁姑づきあい【私の場合】


国が違っても、嫁姑問題は世界共通の話題。

そんな中で、私なりの「姑との付き合い方」を模索していた。

・・・実は、私は20代で営業職をしていた頃は「姑キラー」(要は年配女性に強い)と言われていたが、やはり自分の姑となると話は別だ。

今回は、かなりいい加減な、私の姑対応について書いてみようと思う。参考になるかどうかはわからないが、「あれ?意外に気負うことないのかも?」というような気分になってくれればいいなということで、書いてみる。


私の姑対策


私の場合、結婚前の同棲中から、義実家とのおつきあいが始まった。

最初に同棲して1か月目で、義実家に2週間ぐらいの滞在。それが、ほぼ2か月ごとにあった。(こちらの息子の帰省密度は結構濃い…。)

そして前述の諸々があったわけだが、私はそれぞれにこのように対処することにした。


①私を、小学生ぐらいの「小さい子」扱い。(当時40歳)

大事にしてくれているのはわかるけれど、何だか40歳になってもそんなに子供?な扱いをされて最初は戸惑った。(苦笑)

でも確かによく考えると、この国で私はまだ1年も経っていないし、言葉もまだそんなにできていなかった。

ということで、気分は小学生で行く事にした。

姑には分からないことは何でも聞き、言葉が拙い分、何でも助けを求めることにした。素直に頼ると、姑も嬉しいらしく、調べてくれたり一生懸命教えてくれた。

そして姑の中でも、「私が育てた」感が出ているようだ。

ちなみにもう既に10数年…今は20代ぐらいの社会に出たての子ぐらいの扱い、という感じだろうか?(苦笑)でも、今も大事にしてもらっているのには変わりなく、若返った気分で楽しむことにしている。


②着替えるたびに「服たくさんあるのね」と言われる。

家にいる時や出かける時、やっぱり着たいものを着ているのだが、姑に「服を結構買うのかい?」と最初に言われた時に、ちょっとドキッとした。

金食い虫の嫁が来た…と思われたのではないか、と。

でも、好きなんだから仕方がないし、変に我慢するのもなあ…と思い、

「はい!」と開き直った。(苦笑)


③義実家訪問の度に、大量に姑の料理を持たされる。

息子(夫)が独身時代の時も、帰ってくるとものすごい量の料理と食料を持たせていたらしい。

私は作り置き系の料理があまり好きではないので、たくさん持たされても消費するのに協力できないよ、と夫に言い、夫が義母に持たされた料理を食べる横で、自分で作ったものを食べていた。

そして夫からそれとなく、「そんなに要らないよ」ということを言ってもらったが、義母がすごく寂しそうだった。

ので、一品だけ私も食べれる「好きなもの」をリクエストすることにした。

以後は、野菜や果物とその「一品(美味しい)」だけ持たせてくれるようになった。


④細かいところまで全部知りたがり、全部意見を求められたがる。
 でもセンスが微妙。

これについては、とりあえず夫に丸投げした。(苦笑)ただ、彼女は夫の事だけではなく私のことまでも全部知りたがり、全部に意見をしたいタイプ。

洗濯機が壊れて買うという話をした際に、義母が「〇〇社の▲がいい!」と強烈に勧めてきた。(私は別のが欲しかった。)

取りあえず、私は仕事のように「比較表」を作り、夫にプレゼンした。

夫が納得して希望の機種を買ってもらった後に、夫から「~の性能が良くて、◆を買った。すごく良い。」という風に伝えてもらった。

世界共通で、義母は息子の話は聞くのだ。


⑤とにかくなにかと過保護気味。夫の服や下着、パジャマは姑チョイス。

多分日本なら「マザコン臭」がきつ過ぎて、離婚さえも考える要因になりそうなことかもしれない。。。

私も最初は「えっ?!」という感じだったが、ラテンのマンマ文化圏ではごく普通のことだ。ちなみに息子である夫も「別になんでもいいし、助かる」(夫は買い物嫌い)という感じだった。

友人のロシア人妻も「これは嫌だ…」と嫌がっていたが、私は発想の転換をすることにした。

夫を羨ましがることにした。

義母の「買っといたわよ~」に「いいな~夫!私も欲しいな~」にしてみた。

そうすると、義母は次から私も分もついでに買ってくれるようになった。義母の場合は本当に面倒見がいいだけなのだ。(笑)


⑥井戸端会議好きで、声が大きいタイプ

姑はご近所の奥様方との井戸端会議のために、毎日朝から外出していた。

そして、知っていることは全部話しちゃうタイプだった。

例えば、私が義実家に行って義母と一緒に道を歩いていた際に、義母のご近所さんから「婦人科に通ってるんだって?どうだった?」と聞かれた。(苦笑)

結構プライベートな部分も駄々洩れだと知ったので、私から伝える部分は夫の情報中心にした。


⑦姑は息子に毎日電話を掛けて小一時間話すのが日課。

・・・そう、これが個人情報漏洩の元だ。(涙)

義母はとにかく、事細かく息子(夫)に「今日は何をしたか?何か変わったことは?今嫁は何をしているか?」ということを全部聞くまで電話を切らない。

さらに夫がいない時には、私もにもかかってくる。。。

夫との電話で歯切れが悪い部分があれば、私に再度確認でかかってくるし、その逆に、私の歯切れが悪いと、夫に確認で再度電話がかかる。

取りあえず、夫には「これは義実家に言わないでね」ということは念を押しておく。(私のプライベート過ぎる部分、例えば体重とかダイエットの経緯とか。苦笑)

もし言った際には、「私が落ち込み、大変なことになる」と脅迫しておく。

取りあえず、義両親との電話は目立ったトピックがあればそのことを話し、それ以外はとにかく天気の話題で盛り上げることにしている。

…意外に、義母は「たくさん話した・たくさん聞いた」というボリュームさえあればある程度満足してくれること見つけたので、それを利用している。

⑧義実家に帰るのは必ず1週間単位。(最長3週間)

義両親は夫(と、ついでに私)が義実家に帰ることを、いつもすごく楽しみにしている。

なので、夫としてもできるだけ帰りたいんだそうだ。

何より義実家は夫の育った場所なので、昔の同級生や親友たちと集まったりするのも楽しみにしている。

そして、義実家まではちょっとした旅行(家から片道は電車で6時間)のため、義実家滞在は休養も含めてちょっと長めになる。

なので、できるだけ私も気持ちよく協力することにしている。

同棲時代に義実家帰省の際、義母に「何か手伝いますか?」と聞いてできることをしていたが、義母のやり方と私のやり方が結構違うので、よく義母から「休んでていいわよ」と言われていた。

その言葉に甘えて、夫の部屋でダラダラしていたりしていた。

ただ、最近は義母も増えた分の家事が大変そうだと思い、滞在中には何度か私が食事を作ったりしている。

変わったものが食べれると義両親ともに喜んでくれているので、習慣になった。

あと、夫が友人に呼ばれる時には私も同行する。こちらの友人関係は、夫婦単位なので私も一緒に誘われている。友人の奥さん同士とも、もう10年以上の付き合いだ。

時々、男同士だけの集まりには、気持ちよく送り出す。その際には、義母と一緒に買い物に行ったり義父と一緒にテレビを見て過ごしたりしている。

夫は帰省を計画する時に、帰省中に義実家近郊の小旅行を計画してくれたり、義実家に行く前か行く後に、別のところについでに旅行する予定も立ててくれたりもする。


⑨一緒に行動したがる。              

義実家に帰省中、私達が出かける際には、義母は一緒に来たがるので、一緒に行く事にしている。

ただ、私たちのように長距離歩くのが疲れるため、二人きりになりたい時には歩くことにしている。(笑)

最近、義両親は散歩かなりしているらしいので、次はもしかしたらそれにも付き合いたがるかもしれないが…(苦笑)


深く考えるのは止めた


日本でも早々と結婚して言った友人達が「姑について」話していたり、語学学校のクラスメイトが「姑に困っている」という話を聞きながら、夫の母、というだけでこんなに難しい関係になることに正直不安になっていた。

でも、私はもう夫と結婚することを選んでしまったし、義家族とも普通にできればいいや…ということで、構えるのを止めた。

嫁姑…と考えるとこんがらがるのかも、と思ったのが発端だった。

「いい嫁」は最初から目指さないことを決めた。

・・・実はこれ、日本の既婚の友人からもらったアドバイスだった。

多少抜けてる嫁ぐらいが、気楽にいけるよ。

この一言で、かなり気が楽になったのを覚えている。

願わくば、もし誰かの気持ちも、少しでも楽になればうれしいのだけれど。



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