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シェアハウスに住んで得たもの-自由編-

はじめに

この前書いたブログの反響が自分が思っていたよりもすごくてびっくりしちゃったんだけど、今回はさらにクローズアップしてみて、シェアハウスに住むことで得ちゃった自由について詳しく書いてみようかな。なんて。

ここ最近、大阪を飛び出して日本中をウロウロしがちなんだけど、久しぶりに会った人たちと会話することが増えた。
その中で、「杏奈変わったね」「いい感じだね」「頑張ってね」って声をかけてもらうことがたくさんあって嬉しくなっちゃって、自分が変化できた理由の1つに「わたしはシェアハウスに住んだから自由を得たし変化できたんじゃね?」みたいなのがあって。

ということで今回はシェアハウスに住んで得た自由について書きたくなったのでお付き合いいただけたらと思います。

ずっとコンプレックスがあった

高校時代からずっと抱えてたコンプレックスがあって。「みんなすげえことやってんのにわたし何もできてないじゃん」ってずっと思ってた。後輩は起業しとるし、友達は海外のどえらい大学に行っとるし、世界一周する友達が何人もできたし、自分でBARやってる友達もいるし、なんか意味わかんない人たちがわたしの周りにはたくさんいたから、「わたしここにいなくても良くない???????」って思っちゃってて、ちょっと恥ずかしさとか感じてた。だって何にもできないんだもの。

要領が悪くて、みんなほど目立つこともしてこなかったし、でも一方ででっかいことしてる友達に勝手にジェラシー感じてたりもしたし、いつもいつも誰かと比べて生きてきたって感じ。

頭でっかちで、周りの言うこと為すことを全部わたしの頭ん中で留めてたし、どこかで「わたしにはできない部分だから」って一線引いてたし、できないと思い込んでた。相当強がってたんだよな。

ADHDと自閉症スペクトラムっていう診断がおりていて(障害者手帳もノリで作ってる)、余計自己肯定感が低かった気がする。
「なんでそんなこともできないの?」って言われることがたくさんあったし、自分でも「これは病気のせいにしたくないんだけど」って思ってたくらいできない事がしんどかった。
否定されるのが大嫌いで、「受け入れてよ」と思う反面「でもこれ一方的だよな」みたいなジレンマも抱えてた。
人と理解しあえないのがすごく嫌で、自分の中に誰かが土足で踏み込んでくるのが死ぬほど嫌で、ヘラヘラ笑って面白い事言ってる方が楽だった。だって真面目な話をした途端みんな「え、急にそんな真面目な話しちゃう???」みたいな顔するんだもん。

杏奈は絶対に何にも悩んでなさそうだよね。毎日が楽しそう。」ってめっちゃ言われてた。今でも言われる。
でも実際はそうじゃなくて、これはただ自分のコンプレックスを誰かに見せたくないだけで、マジの強がりなんだよ、ってみんなに主張してた。(結局全然信じてもらえないんだけど)

嫌なことを「嫌」って言えないタイプで、それで余計抱え込んだりしてた。そんな自分に向き合ってくれた人がいたから今では随分マシになったけど、それまでは本当になんでも受け入れちゃって振り回されがちのわたしだった。のっかてる方が楽だったから。

だけどわたしはずっと、「周りと同じことするのはなんか嫌だ。」ってそれだけは大事にして生きてきたつもり。

ずっと逃げ腰で生きてきたんだなって、今になって思う。

やりたいことをやれる環境

そんなわたしが変化し始めたのが2年前だった。友達に紹介されて、ラウンジのアルバイトをし始めたのが大きな変化だったと思う。

夜の世界って聞いただけでちょっと怖かったし、友達減ると思ったし(実際ちょっと減ったけど逆に面白い友達がたくさん増えたのだ)、これ以降の進路に影響すると思ったし(実際ここがきっかけでやりたい事が見つかって就活やめたようなもん)、自分の知らない世界に飛び込んでいくのが怖かった。

だけど、このアルバイトであったり、他のことであったり、自分が知らない世界に飛び込んでいくのは意外と面白くて、自分をアップデートできる瞬間にたくさん出会えた気がする。例えば。。。

・周りの人と話せるようになった。
「杏奈ってすごく話しやすいキャラだし、言葉のチョイスがいい感じだね」って言ってくれる人が増えたんだけど、そうじゃないんだよなあ。
昔はそんなことナチュラルにできない人だったし、なんなら話すのは好きだけど今よりももっと下手くそだったんだよ。
わたしが周りの人と話せるようになったのは、ほんとにここでのアルバイトのおかげ。たくさん鍛えられました。
意外と気使っちゃうタイプだし、今でもそれは抜けてないけど、それでも割と「配慮はするが遠慮はしない」みたいな姿勢が身についてきたんじゃないかなと思う。

・脱・恥ずかしがり屋
もともと怖気付くことなく誰とでも話せるタイプだったとは思うけど、どことなく自信がなかった自分から解放された。

・自分の夢を話せるようになった。

リスクを背負えるようになった。

これはマジでこのシェアハウスに住んでから獲得したものだと思う。
ただのシェアハウスだからできた事じゃないし、どこのシェアハウスでもそれができるってわけじゃないとは思うんだけど、わたしはできるようになったかな。

最近言われたこと

「杏奈って割と自由獲得したよね」「いい変化だね」「楽しんで失敗できるようになってきたね」って言われる事が増えた。

就活やめてみたり、スナックとかいう怪しげな夢を持つようになったり、みんなみたいに目立つことはほとんどしなくても生きていけるようになったりして、変化を好んで受け入れられるようになったのはマジででかい。

周りはいい感じに尖ったり、めっちゃ面白い海外の大学に行ったりしてて羨ましい気持ちとかもあったけど、今はそういうコンプレックスも無くなった。
みんなへのリスペクトは忘れていないけど、でも多分、わたしの方が圧倒的に自由になりすぎちゃった気もする。こればっかりはわたし論なんだけどね。

もしもわたしが海外の大学に行っていたら、なんかよくわからんけどすごそうなところでインターンしてたら、大企業に就職してたら〜〜〜〜って意味のない妄想をする時もあったけど、
もしもわたしがそんなことしてたら、絶対にスナックのママになんて慣れないだろうし、そんなのは嫌だって思っちゃうし、
もしもわたしがそんなエリート姉さんだったら、頭でっかちのわたしのまま無駄に賢いだけで一歩先に踏み込めないままの人だったかもしれないって思う。

みんなとは全然違う、圧倒的に茨の道みたいなところに飛び込んじゃったけど悪くはない。これもわたしの人生だからって今では責任持って言える。

この生き方はリスクがたくさんあるから、あまりみんなにはオススメしたくないし、そのまますげえ面白い人になって欲しかったりもするから、本当にオススメはしないし、同じ失敗をみんながする必要はないから、マジで本気でオススメじゃないんだけど、もしも「わたしも全部捨ててやってみたいんです」って言ってくれる人がいたら「やめといた方がいいけど......うん、止めることはしないよ」とか言っちゃうんだと思う。だって楽しいんだもの。

自由とは

自由って定義できるもんじゃないよねって話をこの前してたんだけど、マジで、自由なんて定義できるもんじゃない。「私たちは自由を保障されてない」とか言っちゃう日本人いるし、周りでも「あ〜自由になりてえ〜〜〜」って言ってる人がいるくらい。

お金がないから不自由なの?
時間がないから不自由なの?
余裕がないから不自由なの?
自信がないから不自由なの?

違うだろ。

自分で自分のこと決められないから不自由なだけだと思うの。
自分のこと「ここまでしかできないから」って勝手に決めつけちゃってるから不自由なだけなんだと思うの。
「まだまだ」じゃなくて「もう限界」って言っちゃうから不自由なんだよあなたは。なんて思うの。

宗教的に女性の服装の規制や車の運転ができないというルールがある国のギャルでさえも「いいえわたしは自由だぜ」って言えちゃうんだから、自由には個人のメジャーがあるのがはっきりわかるし、世界共通の定義なんてない。てゆか定義できてしまう自由って怖い。

要するに自由とは、自分で選択し、自分で責任を取る事

あなたの住む場所で自由が保障されてようがされてまいが、そんなの勝手な定義なので関係ないというのが前提だが、自由っていうのは、自分で選択して、自分で背負って、自分で責任持って、バイヴス共有しながら生きていくことだと思ってる。

わたしがやりたいことや、あなたがやりたいことに前例がなくて不安に感じることがあったりもするけれど、まずはやってみなくちゃ始まんない(当たり前のことなんだけどこれが意外と難しかったりするんだよね)。



今夜はこの曲でお別れです

はらいそっていうのはキリシタン用語でいう天国のことなんだけどね。
あなたのparaísoにも連れてって。



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