見出し画像

山梨県丹波山村 3ヶ月の里山生活を経て

こんにちは、すずです。
ちょこちょこnoteにも記事を書いていた丹波山村での生活ですが、9月いっぱいでインターンを終え、東京に戻ってきています。
たかが3ヶ月、されど3ヶ月。
すっかり丹波山の暮らしにのめり込んでいたために、東京に帰ってきてからしばらく船酔いをしている感じでした。
今週の日曜日(30日)、丹波山村のトークイベントがマーケットで開催されるということで、その前にと慌てて総括を書きました。 


この3ヶ月、丹波山村の文化の一つである狩猟をはじめとし、畑仕事をしたりヒヨコの世話をしたり草木染めをしたりと、様々なことを経験し、学ばせていただきました。
初めて経験することも多く、経験そのものはもちろん、新たな知見、了見を得た貴重な時間となりました。

孵卵器で孵らせたヒヨコ


いろいろなことを感じ考える3ヶ月でしたが、中でも最も思考を深めたのは「狩猟」でした。

村での生活や村の猟師さんとの関わりを経て、 丹波山村の狩猟は、人々の日常の中にあると感じるようになりました。
丹波山村では古くから狩猟が冬季の重要な生業であり、 今でもその信仰 や文化を守りながら猟が行われています。
猟期ではないこの3ヶ月も、毎月17日は「山ノ神」の日、村の猟隊長の家に山仕事をする皆さんが集います。ありがたいことに私も参加させていただき、猟の話や丹波山の話をたくさん教えていただきました。
それぞれの本業の傍ら 夏の間は畑を耕し、冬には猟に行く丹波山村の猟師の皆さん。
畑のことも山のことも熟知する皆さんのお話はいつ聞いても面白く、その知識量に頭が下がる思いでした。

私がこの3ヶ月お世話になっていたタバジビエの中澤さんは、狩猟の話はもちろん、環境と鹿のこと、環境の観点からみる狩猟の位置づけ、動物と人間のことなんかも教えてくれました。

画像2
村内の罠見回り中の中澤さん

狩猟を通して、その営みの意義やその他の人間の様々な営みのあり方、私たちの生活のあり方について考えることとなりました。
今でもぐるぐると思考を巡らせています。


狩猟の他にも、村の草花で染める草木染めを教えてもらったり、

画像3

村の名産品のこんにゃくづくりを教えてもらったり、

画像4

地物のお芋を1日掘り続けたり、

画像5

村の魅力を味わい尽くしました。
3ヶ月間暮らしてみたからこそ見えたものがたくさんあったと感じています。


丹波山村には、季節の移ろいとともに自分たちの暮らしを自分たちの手で作っていく暮らしがあります。
コンビニもスーパーもないけれど、畑があり、自然の循環とともに暮らす知恵があります。
それが何よりも豊かなことだと、改めて実感しました。

丹波山村での生活は一度終わりとなりましたが、私はこれからもお百姓の暮らしを目指して様々な経験を積んでいきたいと思います。


冒頭にも少し触れましたが、今週の日曜日(10/30)は

森里川海トークセッション「人口550人の山梨県丹波山村 タバジビエが語る 狩猟と環境」 

主催:地球環境パートナーシッププラザ

が開催されます。丹波山村の狩猟の話、環境と鹿のお話、タバジビエと環境・村のお話などなど。詳細は地球環境パートナーシッププラザのHPより。
ぜひ色んな方に参加してみてほしいなあと思う次第です。
では今週も、マーケットにてお会いしましょう!









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?