見出し画像

【連載7】TaaS ~たまちゃんのお父さん as a Service~

こんにちは、天然アイデアメーカーの青山です。

前回は、小笠さんによる教育現場での見守りサービスアイデアの記事がありました。私も子供を学校に通わせており、実現化されたらお金を払ってでも利用したいサービスになると思います。
(MIXTIAのマガジンはこちら)

さて今回は、「MIXTIA」でブレストしたアイデアについて1つ紹介させて頂きます。その名も"TaaS"です。

TaaSのTは何のT?かというと、ちびまる子ちゃんに出てくる"たまちゃん"のお父さんなのです。毎週番組を見ている方はご存知かと思いますが、まる子の親友たまちゃんのお父さんは、娘の写真を撮るのが生きがい(行き過ぎて娘からは避けられ気味…)のカメラ大好きなお父さんなのです。私自身もカメラが好きで、子供の運動会では少なからず少しでも良い場所で良い写真を!と頑張ってしまうお父さんなのですが、自分の子供を撮るついでに知り合い家族の子供も撮ってあげて、後から写真をあげると喜ばれた経験がありました。ここから、カメラ大好きお父さんと、自分の子供の写真が欲しい家族を結びつけるサービスがあれば喜ばれるのでは?と考えました。

1.サービス概要

私が考えたサービスは、運動会などで、たまちゃんのお父さんのような、高機能なカメラを持つお父さんが、自分の子供の写真を撮るついでに、他の子の写真も撮っておき、これをネットで共有する事で、高級はカメラを持っていない親や、カメラを持たずに応援に専念したい親に喜ばれるものです。

(青山以外に)そんなお父さんなんているの?と思われるかもしれませんが、結構いるもんなんですよ。なんせ、自分の子供の出番が終わってしまうと、意外とやることのない運動会。お、知っている子が走っている、となると、ちょっと撮ってみようかなとなります。子供の記録として残したい、というのはマストですが、撮影自体を楽しみたい、というカメラマンとしての楽しみもあったりします。

一方で、一眼やミラーレス一眼などのカメラは持っておらず、頑張ってスマホのカメラで撮影している方もいます。どうしてもスマホのカメラだと、拡大しづらくて、手ブレとかも酷くなってしまうんですよね。また、最前列に出られれば良いですが、少しでも後ろだと、自分の子供の位置を確認して、腕を上げっぱなしにしながらカンでシャッターを押す、なんてことをされている方も。腕は疲れるしなかなかきれいな写真はとれません。また、我が子の頑張るところはこの目で見て応援したい(でもできれば写真や動画はほしい)という方もいらっしゃいます。

2.マネタイズ、サービス詳細

最近は写真もビデオもデジタルなので、たまちゃんお父さんの撮影したデータを、学校が管理するポータルサイトへアップロードしてもらいます。我が子の写真や動画が欲しい親はこのサイトにアクセスし、我が子が映った写真や動画を検索(顔画像から自動抽出)し、好きなものを購入します。
この購入金額を、撮影者、サイト運営会社で分け合う、というマネタイズモデルです。

3.問題点

「MIXTIA」メンバーでブレストして出てきた問題点は以下の通りです。

①外部不審者対策
やはり、親目線で一番気になるのは、外部の変なロリコンとかに我が子の写真を勝手に購入されることですね。これについては、”顔認証”により我が子が映ってる写真、動画のみ購入できるようにすることを考えました。我が子の顔が購入のカギになるだけでなく、我が子の写真がすぐに探せるので、よくある写真屋さんが撮った多くの写真の中から我が子を探す必要も無くなります。

②学校のお抱え写真屋さんとの関係
学校には契約している地元の写真屋さんがあります。運動会だけでなく、大きなイベントになると、カメラマンがついてきて撮影し、この写真が販売されてましたよね?あの番号書いて注文するやつです。学校はこの写真屋さんとの関係もあるので、簡単に新しい仕組みは移れないのではという課題も挙がりました。これについては、写真屋さんの撮った写真もこのサイトで販売する、とか、サイトの運営自体に巻き込むという案もありました。ただ、現在得られている収入を保証できる訳でもないため、ここは課題として残りました。

③自分の子を撮れている保証がない
これが実は一番の課題です。あくまで、写真が上手い人も、我が子のついでに撮っているので、全員が撮れている保証がない。結局、確実に写真を撮るなら自分で撮るしかない、となり、振り出しに戻ってしまいました。

4.今後

上記の通り、このアイデアはまだ未完成です。技術革新やサービスモデルを変えることで、解決できることも多いと思います。でも何とか解決したい!なぜなら、運動会というのはとても大切な思い出になります。親にとっても子供にとっても、そして遠くに住んでいるかもしれないお爺さんお婆さんにとっても”ココロが動く瞬間”な訳です。そんなココロを大切にするためのサービスを、私は実現したいと思います。

noteに書いた時点で、このアイデアを公開してしまっている訳ですが、共感出来る方、追加のアイデアお持ちの方、実現してみたいという企業の方いらっしゃれば、是非ともお声掛け下さい。

次回は、小笠さんの記事【連載8】地方創生につながるか?都会と地方をつなぐ「MIXTIA」事業企画第三弾 ~田舎からの贈り物~ となります。ご実家が農家という小笠さんだからこそ発想できたアイデアであり、メンバーによるブレストにて更に面白いものになりました。お楽しみに!

<MIXTIA連絡先> mixtia_info@mixtia.jp


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?