自分にできる事はしたい


こちらは人に甘えないとかの意味ではなく、自分が誰かの役に立てるチャンスがあったら、"自分を犠牲にせずに"を前提としてできる事はしたいなと。

そこで最近だんだん気持ちが強くなっていることが、ヘアドネーション。

昨年入院をした際、膠原病の病棟が血液内科と同じで、一ヶ月も同じ病棟内をウロウロ生活していたら顔見知りも増えるわけで。

ある日からリハビリの為、ゴールはエレベーターホールのソファーと決めて廊下を歩いていたら、ソファーに先客が。

まだまだ自由度の低い身体で病室から歩いてきたもんで(健康体なら1分程の短距離(笑)
やっと辿り着いたソファーでふう…と休んでいると、その方が話しかけてくれて少しお喋り。

※海外生活で日本生活時代より人見知りなくなったわたしはコミュニケーション能力向上(過去の自分比)

短時間だけど、どうして入院しているのか、入院期間はどれくらいか、出身地、今日の採血時のお話しなどなどペラペラ話して、最終的にお名前を聞いて一緒に病室まで帰るという急接近。

とても気さくなサッパリした方で、それから顔を合わせる度に手を振ってちょっと立ち話する仲に。
その方は白血病で入退院を繰り返しているそうで、同じ病棟内にもニット帽を被っている方が年齢関係なく何人もいました。

自由がある程度きくようになってきた頃、集団生活なのでもちろんお風呂も予約制。
仲良くなったその方と近い時間帯に自分の予約が入っていて、たまたま他の方も含めてお風呂場前でお喋りしていると、内容は帽子やウィッグの話に。

お話を聞きながら、なるほどなと思うところもあり自分が知り得ない事を知る機会になった。
老若男女問わない悩みではあるだろうけど、やっぱり女性にとって髪の毛って大切で特別なものだと思うから、自分自身、髪の毛に関して悩みが特になくて髪型や髪色がどうのこうの言えていることって当たり前じゃないんだなと思わせてもらった。

同時に、医療用ウィッグが高い事や、人毛だと尚更高いと聞いて、その会話の内容がもっとポジティブに「今度のウィッグ何色にしようかな⁇」とか「どんなヘアスタイルにしようかな⁇」って内容になったらいいなと思った。


そこで、自分の髪の毛を大切に伸ばしてヘアドネーションしたいと考えるようになりました。

入院生活はネガティブな事ばかりなイメージだけど、そこでしか気づけない事や体験できない事がたくさんあった。

自分の選択や決断が誰かの為になるなら迷わずサクッと行動できるような人間になりたい。


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