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闘鷲降臨~とくいわざ:FEじくう (23-24Game17) #FE名古屋

はげしい しゅびで あいての みすを さそう
こうか:あいてのしゅーとりつが さがる
まいなす:じぶんたちの みすが ふえる


FE名古屋 61-56 SR渋谷

Summery

  • 中断期間が明け、再び連戦の日々が始まる第10節のウィークデイナイトゲーム

  • FE名古屋は前節同様のスターター、渋谷はバックコートにベンドラメとクレモンズを並べ、3番に田中を起用。ケリーとジョシュホーキンソンをインサイドに据える、お互いon3の入り

  • 1Q、ベンドラメクレモンズ田中をボールマンに、スクリーナーをジョシュやケリーにしてトップ近くでピック&ロール(以下PnR)をかけてミスマッチを作り、そこから攻める渋谷の攻撃をなかなか止められないFE名古屋。特にジョシュは慣れ親しんだ枇杷島とあってシュートタッチも好調。FE名古屋はオマラのインサイドで抵抗はしていくもののミスも目立ち、初めの4分半ほどを6-12とリードされて最初のタイムアウト

  • タイムアウト明けの攻撃を首尾よくオマラのインサイドでとり切ると、ここから少し守備を変えてきたFE名古屋。序盤はトップのPnRに対して基本的にスイッチで対応していたが、スイッチすることでできるズレを看過できなくなったということだろう。スイッチは最小限にとどめ、極力その場でマッチアップを復元する守り方に切り替えると、相手がジョシュを休ませる時間帯に差し掛かったこととも相まって相手の攻撃がスローダウン。一方のFE名古屋はベンチから出てきたアーロンヘンリーや佐土原がリズムが悪いなりに踏ん張って得点を積み、16-16と同点で切り抜けることに成功

  • 2Qは1Qにもまして重い展開。というか、守れてはいるけれどこちらもミスでせっかくの頑張りをフイにしてしまうシーンが目立った。リズムはなかなか上がらず、2Q残3分のところで4-11と走られ、この日最大の7点差に。ただ、ここでJJがようやくこの日1本目の3Pをヒットさせると、終了前のオフェンスもオマラがリング下を決めきって得点を積む。最後にベンドラメの1on1からの得点を許したものの、4点差と射程圏にとらえた状態でハーフターン

  • 3Q、今季のFE名古屋もハーフタイムの修正は巧みな部類に入る。今日は3Qの入りのメンバーを、ややボールが手につかずにリズムに乗れていなかったJJをアーロンにスイッチ。そして笹山を相馬に替えて投入し、攻撃のテコ入れを図る

  • この目論見は見事に成功。オマラ一辺倒、かつオマラもギブスの頑強さの前にやや手詰まりになっていた状況のオフェンスがゆっくりと回り始め、得点を積み上げることに成功。守備についても序盤こそややイージーな被弾が目立ったものの、時間が進むにつれ笹山の脚が良く動くようになり、守備で流れを掴んで最後の3分で8-0のラン。47-44と逆にリードで最終盤を迎える

  • 4Q、この重い流れは続いたものの、先にペースを掴んだのはFE名古屋のほうだった。出足の鋭い守備、そして泥臭いルーズボールへの反応がだんだん良くなっていくと、えてしてツキも転がってくるもの。どっちつかずのボールに繰り返されるダイブの結果がFE名古屋の手に渡ると、その早い攻撃の流れで中村浩陸が3Pをヒット。相手タイムアウト明けを守った後にオマラがインサイドで相手を圧倒して10点リードでOTOへ

  • 残り5分はギブスの後ろからのチャージでエヴァンスルークが立ち上がれないような負傷で退場するなど(アンスポーツマンライクファウルは吹かれてはいた)のアクシデントがありつつも守備の集中を切らさなかったFE名古屋。やや気合が空回りする部分が見えつつも最後まで粘り、61-56という3Q終了時点かと見紛うような展開のゲームをなんとか勝ち切った

Rating

3 ルーク 6.5 PotG
13p11r4a3sと攻守のあらゆる場面で効いていた
8 佐土原 6.0
相手の構成の都合で少し出番は少なくなったが、あのリムアタックを決めきったのは満点
10 杉本 -
起爆剤としての出番待ち、という感じ
11 ヘンリー 6.0
守備をかなり理解してきてくれたので使いやすくなった。飛び道具の役割を全う
13 中村 6.0
守備は高エナジー。シュートは当たってなかったが、一番重要なところで決めきった
15 川嶋 6.0
クレモンズ相手にちょっと苦労していたが、数字に出ないところでいい働き
16 満尾 -
こういう試合で使ってもらうにはまだ未熟ということか
18 相馬 5.5
守備は悪くなかったが、攻撃面で存在感見せられなかった分出番が限定
21 笹山 6.0
攻撃面が上手くいっていたわけではないが、過去一守備でヤル気が見えた
22 JJ 5.5
ボールが手についていなかった感。ギブス相手の守備はさすがの一言
54 オマラ 6.5
チームとして活かし方を心得ていた。もう少しターンオーバー減らせればなお良い
HC 6.5
1Q途中、3Qと2段階で修正ができたのはチームとしても大きな成長だろう

Impression

  • 前節連勝、本領発揮も間近?と思えた渋谷だったが、FEの強度の前に攻撃が停滞

  • ジョシュは相変わらず素晴らしい選手だったが、役割がケリーと被りすぎてるのが気の毒

  • FE名古屋についてはとにかくルークが心配、復帰後3試合を見ていてもいるといないのとでは大違いである。何してくれてんねんギブス

  • そのギブスは相変わらず強くて腕が長いんだけど、反応速度と脚の動きは間違いなく衰えていて、時の流れの残酷さを感じる。あのアンスポも全盛期なら後ろ通り抜けて上からブロックしてただろう

  • 笹山が判断も出足も良く守備で動いていたのは良かった。浩陸もあれだけできる以上、PGとして20分前後の出番をどれだけ強度高くできるか、これからもいい競争を

  • 後半の修正もそうだけど、今日は1Q途中の修正を褒めたいところ。ピックからミスマッチを作りビッグマンで外で高さのミスマッチを作る流れをしっかり止めて接戦に持ち込んだのが大きかった

  • にしても、この日の解説の石崎さんはそういう変化をゲームを見ながらしっかり捉えて発言してくれるからめちゃくちゃ勉強になるね。かといってただ理論的なだけでなく、すごいプレーに感心しちゃうところもいいw

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Photo by ばんばん

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