見出し画像

夢想丘

まだ昼の早い頃だと思う。空気がひんやりしていた。空には薄ら雲がかかっていて、雲の間から陽光がじんわりと降りてきている。
地面は砂でできていた。それほど深くないところに固い土の部分があるのだろうか、さらさらとした砂だが足が沈み込むことはなかった。

ここから先は

530字
この記事のみ ¥ 600

この記事が参加している募集

旅の準備

沼落ちnote

よろしければサポートしてくださると嬉しいです。記事の更新は不定期ではありますが、継続していきます。主に生活費などに使わせていただきます。