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新ミュージカル「スタミュ」の感想

まず、新ミュージカル「スタミュ」に出逢うきっかけを作り、初主演&初座長を立派に務め上げた淳平くんに心からの感謝と敬意を。
そして、素敵な世界があると教えてくれたスタミュ、新ミュージカル「スタミュ」に関係する方々に深く感謝しています。

ここまで感動し心から大切で特別だと思える作品に出逢えたことがとても嬉しいです。
だからこそ、東京公演&京都公演の全17公演が終わってしまったという事実がまだ信じられず夢のようで気持ちもふわふわとしているのですが…少しでも覚えている間にスタミュミュを見て感じたことをここに書き留めようと思います。

と、まぁ真面目に書き始めたは良いんですが、しばらく時間が経って読み返した時にどういう感情を抱いたのかを振り返りたいので、ここからは砕けた文体で書いていきます!


初めましての方向けにこのnoteを書いている人物がどういう状態なのか、ざっくりと👇(合わないと思われた方はここでブラウザバックお願いします)

☆今回の新スタミュで星谷悠太くんを演じられた俳優さんである三井淳平くんを応援しています!
☆原作のスタミュは淳平くんが主演を演じられるのをきっかけに知り、履修。(このnoteを書いている現時点でまだ二期の4話目です…遅い)
☆初めて触れるスタミュミュは推しの初主演が良かったため、初代のスタミュミュは未履修。
☆長年別界隈の二次元オタクで、三次元の方を応援するようになったのは淳平くんが初めてです。

以下が目次です。


・公演前〜ステフェス

公演前

 まず、情報解禁の日に推しの初主演がこんなに早く来ると思っておらず、ひっくり返ったのをよく覚えています。
公演を重ねるごとに良い評判がどんどん広まり、大千秋楽では立ち見券が売られるほど大成功をおさめられたのを17公演全て目の当たりにした今だからこそ言えることであると思いますが、スタミュミュもスタミュもよく知らないけれど初主演だやったー!!嬉しい!とただのポジティブな気持ちだけで終わるのではなく、どことなく不安だった気持ちは正直なところ、ありました。

なんでかというと情報解禁されてからざっと調べて、
【初演がそれはもう評判が良かったこと。スタミュの原作ファンの方々は原作をとても愛されており、スタミュミュのことも大切にされていること。】
がすぐに伝わってきたんですよね。
これらの情報を把握して、「新」スタミュミュとして再始動することを以前からのファンの方々は受け入れられるのかなぁ…と。
今までご出演されていた作品でも二代目として引き継がれているものは観てきましたが、違う世界かもしれない。といろんな意味で緊張していました。

そういう意味でも公式から、先代から2代目へのバトンの受け渡しを行うミュージカル「スタミュ」ー綾薙学園入学説明会ーが設けられたことはとても意味があり、たくさんの方々のいろんな想いを受け止めるものだったなと今でも思います。
(見返すとこの時のキャストさんたちの緊張感・責任感やプレッシャーは相当なものだったと改めて思うし、スタミュミュの本公演が終えられた今、キャストさん同士の絆が深まってることが分かってすごくすごく嬉しいです。)
この配信のおかげで、作品を作られる方々もスタミュミュのことをとても大切にされていることが伝わりました。そこでスタミュミュって素敵な世界だなと感じたのもあるし、いつも素晴らしいお芝居で魅了する上、全ての方に対して敬意を払い、お一人お一人とのご縁を大切にする淳平くんが率いる座組だからきっと大丈夫。と感じたのは鮮明に記憶に残ってます。

ステフェス

懐かしい…1部と2部の2部制で、大好きな方と年越しするとかそういった経験が今までなかったし、新スタミュミュ初お披露目の機会だったからすごくドキドキしていました。(まさかの質問コーナーで初めてスタミュミュのキャストさんたちのお姿を見るとは思わなくてちょっとズッコケましたが。笑 そっちで、先に出ちゃうの!?みたいな。)
あの時の質問コーナーでのキャストさんたちの緊張感はこちらにもとても伝わってきて。それはそうですよね、いきなりそのキャラとしてアドリブしないといけないし…
ですが、いざスタミュミュのターンになると、もう一気に世界に引き込まれました。
星谷くんの登場から始まり、フェスの空気がガラッとミュージカルの空気に変わって。あぁ、本当にすごい俳優さんだなぁ…と思ってもうボロボロ泣いていました。「オレは、夢を諦める方法なんて知らない!!!」を言い終えたあと「DREAMER」が始まって、ちむとりの各キャラクターのソロ曲が始まって、「スター・オブ・スター!」からの「星瞬COUNTDOWN」、最後に「☆☆永遠★STAGE☆☆」の流れもとても美しかったです。
これは余談ですが、本公演の「☆☆永遠★STAGE☆☆」では星谷くんはずっと板の上にいて客降りしていないから今思うととても特別ですよね!?
何はともあれ、ステフェスのおかげで既にワクワクと楽しませてもらいさらに期待値が上がって本公演がより待ち遠しくなりました。
年越しを星谷くんと一緒に出来たのもとても大切な思い出です。


と、ここからようやく本公演のお話になります。
まずは演出で印象に残っているところを書いてから、各キャストさんのシーンを書いていきたいと思います。まだまだ続くよ!

☆演出で印象的だった点

演出で好きだったところはたくさんあるんですが、特に覚えている3点を取り上げたいと思います。

照明

これは2/10の田口司くんファンミで淳平くんもお話しされていた内容と重なります。
幕が上がる前の照明、ちむとりカラーなんですが星谷くんと那雪くんはセンターに向かって照らされてて、あとの3人はバラバラなんですよね。
それが1幕が終わってからの2幕の前の照明ではみんなまっすぐ客席を照らしていて。
心がバラバラだったのがteam鳳として一丸となった様子を照明で表現するところがすごく素敵だなぁと、気づいた時とてもびっくりしました。
ちむらぎの時はちゃんとちむらぎのカラーになってるところも素敵でした。

階段のセットと暗転

舞台装置で☆の形を作る演出、めちゃくちゃ良くないですか…!?
形から察するとか出来ず全然気付いていなかったので、初見の時めちゃくちゃびっくりしていました。
アヤナギ・ショウ・タイム〜鳳アレンジver.〜でそれぞれのメンバーカラーに光ってるのが最高で…ここだけでもう元気いっぱいになりました。
あと振り返ってみて、場面の切り替えをあまり暗転せずに物語を進行しつつ舞台装置を動かすことでよりスタミュミュの世界に入り込めたな、と感じています。アンサンブルの皆さん、本当にありがとうございます…
舞台装置って固定するときに「カチッ」と音が聞こえたじゃないですか。あの人の力で動かすからこそ発生する音がめちゃくちゃ好きで。
特に、ちむとりの5人が一致団結してから歌う「五重奏〜クインテット〜」で、自分たちの手で移動させているところがあ〜ちむとりがまとまったなぁ…仲間になったなぁと感じられて好きでした。

上段の中央扉

まず、最初に使用される場面が「我ら、綾薙学園華桜会」の鳳先輩の登場で、逆光の演出なのがおおっとなって。すごい方のお出ましだ…!とすぐに手に取るように分かるのがすごいなと思っていました。
またそれだけではなく、あの扉が過去や未来、学園の内外とも繋がっているのがすごくすごく素敵で。月皇くんの兄さんの授賞式のシーンでは開いていることから、学園外の外部の出来事なんだと分かりやすくて。
特に好きだったのが「Limited sky」の扉の開け閉めと「星のストライド〜鳳duo ver.〜」の演出ですが、詳しくは以降の各登場人物の方々の感想で書きたいとおもいます。何度観ても感動するくらい、あの扉はすごかったです。

☆各キャストさんの感想

どの方々もほんと最高のお芝居を見せてもらったなだと感じています。華桜会→team柊→team鳳の順番で書いていきます!
各キャストさんに対してへの個人的感想たくさんあります…抑えきれないこの気持ち、忘れないうちに思い出したら随時更新します。

華桜会

「我ら、綾薙学園華桜会」でご登校される華桜会の方々の華やかさと優雅さすごいですよね…みんな脚長いし、歌のハモリがめちゃくちゃ綺麗で、、華桜会は特別な存在だと言わしめる実力があると納得させていただける、素敵な方々でした。

・鳳先輩役の吉原雅斗さん
直前配信で初めてどんな方なのかを拝見したのですが、良い意味で余裕で自信があるオーラを配信からも漂わせていてすごい…となったのをよく覚えています。笑
そして原作のアニメを観てから、演じられるの難しそう〜歌も上手いし…と思って勝手にドキドキしていました。なんていったって中の人があの諏訪部さんですからね…
どんな鳳先輩なのか楽しみにしつついざ初日の幕が上がり。声帯が諏訪部さんすぎて、!?!!??!と大混乱しました。(みんなそうですよね!?)
劇場内に綺麗に響き渡る歌声、軽やかに踊られるお姿を観て、アニメの鳳先輩のあの映像が脳内で自動的に再生されるくらい、鳳先輩でした。
衝撃を覚えるとはこういうことか、「俺こそミュージック」の名に相応しい、圧巻のパフォーマンスで会場を一気に自分の世界に彩られていて感嘆していました。
また「遊びの時間だ!」と有名な台詞がありますが、途中の公演から特製ステッカーを配られるなど、ご自身でより観客を楽しませよう、より俺ミュを、スタミュミュを楽しもうとされている姿勢がまさしく自由人の鳳先輩だなぁ…と。
自然と目が引き寄せられたんですよね。
華桜会。特に鳳先輩は圧倒的でならなければならない。
そのハードルを悠々と乗り越え(もちろんたくさん努力を重ねられた結果だとは理解しています。その努力の積み重ねを見せないようにされるお姿がまた鳳先輩っぽいなと)、毎公演、吉原さんの鳳先輩の世界を魅せていただけてすごく嬉しかったです。

大千秋楽を終えられたあと、このように呟かれていましたがまさにそのとおりで。
星谷くんが鳳先輩に華桜会を脱退したことについて話すあのシーンからの「星のストライド〜鳳duo ver.〜」で、このお二人だからこその繊細な表現や景色が感じ取られ、お二人で演じてくださって良かったと毎回感動していました。改めてお疲れさまでした。

・柊先輩役の丸山龍星さん
丸山さんはスタミュミュの前にも新テニミュでのお芝居を拝見したことがあって、イベントで普段のお姿も数回拝見したことがありました。
普段はとても面白くて明るくて、気さくな方だなぁ〜という印象をそこから抱いていて、新テニミュでもけっこうそういう感じのキャラクターを演じられていたので、今回の柊先輩で全然違ったお姿を観れる!と個人的にワクワクしてました。
めちゃくちゃすごかったです。感情を細部にまで乗せるのがとても上手い方だな、と感じていました。そして…東京千秋楽日と京都大千秋楽日で「樹兄さん…」と言い回しを変えるのはもうオタクの情緒を殺しにかかってますよ!?
華桜会のアフトでしたっけ、「Stand by Dreams」で最初手が震えていたとの裏話をされていたと思うんですけれど、いつの回だったかとても近くで観た時もわずかに震えていた時がありまして。柊先輩の繊細さや悩みを指先まで細かく演じられていて、とても緊張感を持って演じられていることが伝わってきてすごい…となったことがすごく印象に残っています。また、京都大千秋楽の気持ちがめちゃくちゃ乗っていることがわかる台詞の言い回しが好きでした。
柊先輩の立場ってめちゃくちゃしんどいですよね、、暁くんの伝統を守り続けることに対しての一種の執着≒意固地になっていることにも絶対に気付いているし、だからといってそれを立場的にも否定することはできない。自分たちの教え子も守る必要があるし、華桜会のトップとして綾薙学園の伝統を守る決断を下さなくてはならない。
自分は厳しく育てられてきたけれど、実兄弟である鳳先輩の自由さへの憧れもあり。
ここは個人的な解釈ですが、その伝統を脅かす行為≒自由を認めてしまうことが、ある意味ずっと厳しい世界で生きてきて寂しい想いを抱えてきた自分を否定することにも繋がってしまうから、心では鳳先輩の行動の真意を理解しているけれど認められないというところもあったのかな、と。
そういう複雑な背景を知った上で観ると、最後の星瞬COUNTDOWNで「だからこそ眩しい。嵐が過ぎたようですね」でちむとりに魅了されているお姿、星の形を鳳先輩と一緒に作るのが最高で…柊先輩はただ真面目なだけじゃない、柔軟性のある方だということがとても伝わってくる素敵なお芝居でした。
一方、戌峰くんの日替わりシーンで笑いを堪えきれていないところも、丸山さんのゲラな部分を感じられて個人的に好きでした。笑

・暁先輩役の北澤優駿さん
北澤くんのことは最初、淳平くんと同じ久保プロの方だ!!という印象が強くて(変な覚え方ですみません)、暁先輩としてのお芝居をとても楽しみにしていました。
暁先輩。柊先輩のことを大切に思っているからこその言動や行動なんだと気付いてからは一気に可愛く、そして愛らしく思えました。綾薙学園の伝統を守ることばかり考えて頭固いなとか今思うとそれはそれは失礼なことを思っていたんですが…(すみません)
柊先輩の親友の暁先輩だから見える世界があるとすごく分かりましたし、その気持ちを十分にわかっているからこそ華桜会のメンバーも悩んでいるのだな、と。楪先輩の、「暁は誤解されやすい男。だけど本当は、誰より熱い男デース。心の熱い人に、悪い人はいまセーン。」の台詞が本当にそのとおりだし、みんなが唱えている意見とは異なる意見を言うって、かなり勇気が必要な行為なんですよね。
記憶がやや怪しくて間違ってたら申し訳ないんですが、北澤くんが「暁の中での正義?があってどっちかが間違ってるとかはなくてどちらも正しいし、暁のことを嫌いにならないで欲しい」的なことをお話しされてた時があって。暁先輩の視点に立つと、ほんとそのとおりだなと感じたし、すごく愛を持って演じられていることが伝わってきて最高でした。
そういう意味でもぜひ2ndシーズンでOVAの、あの雪の中で鳳先輩を待つあのシーンを演じて欲しいなと期待しています…

・楪先輩役の大隅勇太さん
お名前は存じ上げていたので期待していました!!まずロングのあのウィッグが似合っていることがすごいなぁと思っていたんですが、所作もダンスも特に優雅で。口調が特徴的ですし、楪先輩のことを何も知らない方から面白いの方向に捉えられてしまってもおかしくない中、すごく素敵な楪先輩を演じられていたなぁと思っていました。
常にニコニコと笑顔を絶やさないところ(特に入科オーディションでも「♪」が後ろに見えるくらいニコニコと楽しそうに審査をされている点)が楪先輩だー!!となりましたし、楪先輩がいるから鳳先輩も華桜会の一員として居られたんだろうなと伝わってくる陽気さと大らかさでした。

あとこれは絶対に書きたいと思うことがありまして。星瞬COUNTDOWNの場面で「みんな笑顔が眩しいデース。嵐のことなんて、忘れてしまっているように。」の台詞があるじゃないですか。あそこの場面のときそれはもうボロッボロに泣いている中、たまたま目が合ったんですけど、すごく優しい表情をしてくださってて。あぁ…楪先輩だ…とさらに涙が止まらなくなっていました。
大隅さんのお芝居を観るのは初めてでしたが、楪先輩が大隅さんで良かったと改めて感じる大事な場面になりました。
アフト会では司会進行役のはずなのにすぐに立ち上がっててご本人のお人柄も伺えてめちゃくちゃ面白かったです!おみくじ無くしてしまったのは可哀想なので、ぜひ華桜会の皆さんでいつかリベンジしていただきたいな…と。笑

・漣先輩役の徳田皓己さん
スタミュ愛が強い方だ…と随所で感じられるエピソードがあって、キャストさんでありながらもオタクの気持ちをすごく理解されていて素敵な方だなと感じていました。なのでオーディションで作品を知ってからスタミュのファンになったと伺い、愛は年月が重要じゃないんだなぁとか勝手ながら感じておりました。
華桜会のアフトでもお話が出たように「我ら、綾薙学園華桜会」の足上げの振付、圧倒的に綺麗に脚が上がっててすごかったです。そして、説明する台詞の声のトーン?お話の仕方がめちゃくちゃ漣先輩だ〜となってました。
漣先輩は基本的に中立の立場ですし、あまり怒ったり笑ったりといった分かりやすい感情を出さないからこそ、表現するのが難しいキャラクターだなぁと個人的には思ってまして。なので入科オーディションで採点するときに足を広げてどっしりと座られているところや、アヤナギ・ショウ・タイムでの過去の映像をみんなで見ている時の立ち姿からも漣先輩だ!と思わせてくださるところがすごいと思いながら見ていました。
アフトでの華桜会のみんなで神社に初詣したエピソード、ご提案されたのがさすがでめちゃくちゃ興奮しました。(オタクはそういうエピソードにとても弱いので…)
冒頭でも書きましたが、なんというか、キャストさんで原作のオタクだ!!!(もちろん良い意味です)と感じられた方が個人的には初めてだったので、お話しをニコニコと楽しそうにされているお姿がとても素敵で。
本編では表に分かりやすくは表情に出したりしないけれど、仲間を大切に想い、秘めた熱意があるところが徳田くんご本人と漣先輩と似ているのかなぁと感じられました。

team柊

team鳳のライバルとして圧倒的な実力を持つteam柊。スター枠の中でも特別という難しい役どころを見事演じられていて、カリグルでは大海原を見せていただけたなと感じています。単独公演、絶対に観にいきたいですし今から楽しみにしています。

・辰己琉唯役の牧田一成さん
ただの観客である人間が言うのも烏滸がましいと分かった上でどうしても書きたくて書くんですが、本当に一番このスタミュの中でご成長されるお姿をお見せしていただいた方だと思っています。
パンフレットにも書かれてあったようにまず減量をしてください(なんと10kgも)と伝えられ、アフトでお話しされていたように吉谷さんに3時間もダメ出しをされ…普通なら絶対に挫けてしまうと思うし、辛い場面がたくさんあったと思います。
牧田くんのことは友人のご縁で一度ミニライブをなさっているところを観たのですが、その時のお姿と今回のスタミュミュでのお姿がほんと明らかに異なっていて、すごく努力をなさったのだなぁ…と。
個人的に辰己くんのキャラクター、性格ってとても掴みづらいと思っているんですよね。だから本当に大変だったと思います…それでも、「スタミュと出会えて成長している」と前向きな発言をされていたり、「スタミュと辰己琉唯に出会えて幸せ」とお話しされたりしているところを見て、すごく真摯に向き合って、良いものを見せようとなさっているお姿や精神力といいますか、ストイックなところがまさしく辰己琉唯だなと感じていました。
京都公演で明らかに纏われている空気が違っていて、特に大千秋楽は誰にも有無を言わせない辰己琉唯がそこに居ました。team鳳のライバルとなるteam柊を率いるリーダーの辰己琉唯として最後まで走り抜けられ、着実にご成長されていくお姿を欠かさず観れたこと、とても嬉しく思います。

・申渡栄吾役の小椋涼介さん
ちむらぎで一番最年少なのに一番しっかりされていて、申渡役にぴったりだなぁと思って拝見していました。スタミュ原作ファンの方に「栄吾は面白い子なんですよ〜」と教えてもらったちょうどその次の回から、すれ違いコントに「私も混ぜてください」とアドリブを入れていたことをよく覚えています。いろんな人をすれ違いコントに巻き込もうとしていて面白かったです!
なんとなく、最年少であるけれど「舞台の経験を積んできた」という自負がある方なんだなぁと感じていましたが、鳳先輩にきっちりとお礼をしてから捌けるなどそういったさりげない動作にも申渡だと感じられる部分が散りばめられていて、ご自身でおっしゃるとおり説得力がある方だなと感じられました。戌峰くんの日替わりで本気で動揺してるような声のトーンと、カリグルの迫力が好きでした。

・戌峰誠士郎役の中本大賀さん
えっもう戌峰くんすぎませんか?
アカペラでも綺麗に歌える、ダンスもめちゃくちゃ上手い…と、戌峰くんの「演技力、歌唱力、ダンス、全てにおいて天性の才能を持っている。」という、演じるにあたってめちゃくちゃ大変なハードルを軽やかに乗り越えられていて…
中本さんは以前松ステのF6カラ松として演じられているお姿しか観たことがなかったので今回の戌峰くんの役回りはとても新鮮で。戌峰くんらしい人懐っこさがありつつ、アヤナギ・ショウ・タイムやカリグルでは一転して、大胆で迫力のあるダンスに自然と目が吸い寄せられていました。戌峰くんはちむとりに対しても友好的だなって感じられる部分が多いと思うんですけど、星谷くんが名前を呼ばれたときに拍手するところが好きだったなぁ。
ダンスもアカペラもほんとすごいですよね(2回目)
自然と人を惹きつけるそのスター性が、まさしく戌峰くんだなと思いました。スター・オブ・スター!の「ラブ・レターなんてNo,Thank you!」のアドリブの振付も好きでした。
本当に毎日の日替わりもお疲れさまでした、、日替わりといっても、キャラクターとして違和感のないように演じなければならないし、スタミュミュという舞台だからこそ見せられるものもありますし、その狭間というか、ちょうど上手い間を見つけるところにだいぶ気を遣われたのではないかなと感じています。スペースを聞きに行きましたが、そういう気遣いをした上でみんなを楽しませるものを見せようというエンターテイナーな部分が素敵だなと感じていました。

・卯川晶役の新谷聖司さん
まず思ったのが、めっちゃ卯川くんだ!!ってことです。(語彙力無さすぎる)
「今回、誰が一番スタミュの世界からそのまま登場してきたように感じる?」と質問されたとしたら、おそらく新谷くんの卯川くんと私は答えるかもしれません。それくらいめちゃくちゃ卯川くんでした。
パンフレットを読んで、あまりダンスと歌が得意ではないということを知ってそこにまずびっくりしました…本当に!?となってましたが、たくさんちむらぎのみんなで自主練を重ねられたあとのお姿だからこそ、得意ではないということに気付かなかったんだと思います。響きわたる歌声も、軽やかなターンもとても素敵でした。
そしてあのお口が悪い、イラッとさせる言い方がめちゃくちゃ卯川くんだなぁとなりました。あと大好きな場面が2つあって。
入科オーディションで名前を呼ばれた時に腕を組んでフンッと当たり前だよみたいな素ぶりを見せるんですが、そのあとに安堵の表情を浮かべるところがあー実際は緊張したんだろうなってことが伝わってきて好きでした。
もう一つはカリグルの「MERMAID 真珠のような」の部分です。あれ、相手を倒した後に刀の血を拭う動作をされるじゃないですか?あそこめっちゃ好きなんですよね、、、個人的に新谷くんは殺陣が一番上手いと思っていまして。途中から気付けばちむらぎの場面では卯川くんを定点するようになっていました、とても楽しかったです。

・虎石和泉役の藤岡勇成さん
本当に初舞台ですか?となるくらい、めちゃくちゃ虎石でした。
「ミラクル星谷」の言い方を毎公演変えられていて、楽しませようとしていることがとっても伝わってきて。虎石はチャラいけれど根っこは真面目だし優しいキャラクターだなぁと思っているんですが、見事にそのただチャラいで終わらせない、「良い奴」と思わせる虎石くんを演じられているなと思いました。
特に好きなのはカリグルなんですが、冒頭の台詞「夢は待ってるだけじゃ叶わねぇ。」の言い方がどんどん格好良くなって決まっていましたし、殺陣で指をクイッとして敵を挑発するお姿、虎石として解釈一致すぎて…気付いた時はそれはもう大興奮でした。
改めて振り返ってみても初舞台だと今でも信じられないくらい、本当に虎石くんで、勇成さんだからこそ出せる虎石だなと感じてました。虎石がモテるというのを納得させるご本人のビジュアルの良さはもちろんあるんですが、お芝居をどうするか、虎石とはどういったキャラクターなのか?について本当に向き合ったことが伝わり…大千秋楽のカテコでのご挨拶の涙、とても美しかったです。
絶対にこれからもっと舞台に立たれるだろうと感じましたし、立っていただきたいなと心から思う素敵な役者さんでした。

team鳳

ちむとりに関しては、見事このスタミュミュ期間(原作の視聴も含め)を経て、激重な感情を持ってしまうようになりました…本当にteam鳳がこの方々で良かったな、と心から思いますし、最高のステージを見せていただきました。ありがとうございます。

・月皇海斗役の司波光星さん
光星くんのお芝居細かい〜!!となり、ソロ曲の「Limited sky」も大好きになりました。
好きなところたくさんあるので挙げていくんですが、まず兄さんとの会話シーンですね。あの周りに壁を作っている月皇くんが「弟」の表情と声色になる場面、あぁ弟なんだなぁ…と感じられてとても好きでした。その後の、あの卯川くんを殴ろうとして星谷くんに止められ、「俺の友達を侮辱するな。」から表情と目線の動きが細かくて。「Limited Sky」ではまず扉を閉じるけれど、最後にまた開くところがこれからの未来への希望が見えるし、途中の語るシーンでの表情も繊細でした。
あのアンサンブルの方々が布をパタパタする場面あるじゃないですか、めちゃくちゃ美しいですよね…星谷くんが蒔いた金の紙吹雪が舞い上がるあの演出と歌声がとてもマッチしていて本当に美しかったです。その場面を眺める星谷くんが(たしか全公演中2回)涙を拭われていたのがとても印象的で。お互いのお芝居がさらにお互いの良さを引き出しあっていました。
また、打ち解けあったあとの「さぁ、練習を続けるぞ」の声色、すごく好きでした。心から信頼するようになったんだとその声のトーンからも伝わってきてteam鳳…となってました。涙
ご本人の裏話では星が描けないというお話や、末っ子らしいところも含めて素敵だなと思いましたし、天花寺がジャンプする際に空閑でガードするところも月皇くんらしさもありつつ光星くんらしさもあるなと。光星くんの月皇くんのおかげで月皇くんがより好きになりました。

・空閑愁役の松井健太さん
最初思ったこと、「脚、長っっ」でした。(すみません)
それはさておき、空閑くんって基本無口だけれど優しいじゃないですか。そこをすごく考えて演じられているなぁと伝わっていました。
まつけんさんは大賀さんと同様、以前松ステのF6チョロ松役として演じられているところは拝見していたので、今回の空閑くん役はまた違ったお芝居を見せてもらえる!とワクワクしていました。
最初に登場して歌う曲が迷子のシーンなのは声量があるからこそだいぶ面白かったです。お弁当のシーンでやりすぎない程度に笑いを起こすところ空閑っぽい‥となりましたし、回ごとに色々試されていることが分かって、見ていて飽きませんでした。
たしかちむとりのアフトで、「今回お芝居を変えるけど気にしないでね」と伝えられた上でお芝居の表現を色々と変えてみてると話されていたと思うんですが、そういう気遣いをされてるところが素敵だなぁ、と。
「RADIANT MIND」は歌うの難しそうでしたが、それも歌い方を変えられているのが印象深くて。2/3のソワレの歌い方が個人的にめちゃくちゃ好きでした…
あと松井さんには感謝を伝えたい点がいくつかあるんですが、1月19日の初日公演では淳平くんが初座長なことについてサラッと触れてくださって。そして、1/28のカテコ挨拶で、多田監督に「私達が作ったこの作品が、こんなに面白い作品だということを思い出させてくれてありがとう。」と言われたというお話を伝えてくださり…周りのことをよく見られているし、考えた上で発言されていることがとても伝わる、思慮深い素敵な方だしそういうところが空閑っぽいなと思っていました。

・天花寺翔役の宮内伊織さん
梨園の貴公子という難しい役柄、見事に演じられているなと思いました。天花寺って実力があるからこそ性格に難があるけれど、タヴィアンの場面より前だとちょっと嫌な奴だと思われかねないじゃないですか。そこのバランス感が上手だなぁ…と。
タヴィアンのシーン、日替わり要素は面白い一方で、逃がしちゃった時のあの狼狽っぷりからも心から大事に思っていることが伝わってきましたし、ソロ曲が2つもあって大変だったと思います。
最初はコミュニケーションがうまく取れなかったけれど星谷くんと和解してからの、月皇くんの気持ちも分かると言いつつ、どちらかの肩を持つわけでもない感じだったり、徐々に気持ちの壁を溶かしていって仲間意識が芽生えていく様子を演じられるのが観ててとても伝わってきましたし、上手いなぁと感じてました。
ソロ曲の「天下の花」は唯一の和風曲でしたが、「赤色」と和の雰囲気がとても似合ってて!!おぉ〜となってました。
個人的に天花寺はエリート意識もあるし、ちょっとリーダー気質っぽいところも兼ね備えていると思ってるんですよね。なので大事なところでビシッと発言するところがそういった部分を感じられて嬉しくなったことを覚えています。
また、少し脱線するんですが…宮内くんは京都のご出身で、京都劇場に立たれているお姿をお母様が見守られているって素敵だなぁと思っていました。

・那雪透役の田口司さん
田口くんのお芝居を観るのは忍ミュ12弾再演ぶりで、とても素敵なお芝居をされる方だなぁと思っていましたし、当時も役柄的に淳平くんと同室で。だからすごく嬉しかったです!!
今回演じられるのはその忍ミュの時の役柄とは全然異なる那雪くんだから、それはもう楽しみでした…
那雪くんは星谷くんにとって、絶対にかけがえのない存在だし、お互いがそう思い合ってることが分かる関係性だからこそ、演じるキャストさん同士の関係性も影響するものがあるだろうなぁと勝手に思っていたんですが。本当にお2人が星谷くんとして、那雪くんとして演じられて心から感謝しました。出会ってくださり、2人で演じてくださりありがとうございます…
那雪くんの独白からの、ソロ曲「MY FRIEND〜僕でよければ〜」は泣かせる屈指の名シーンでした。ほんとあの那雪くんの涙すごかったですよね…綺麗にツーッと頬を伝わり…静かなお芝居なんですが、観ているこちらの感情を揺さぶってくる、すごいお芝居でした。
また「MY FRIEND」の曲は曲中で今までのteam鳳の出逢いの回想になっている演出が素晴らしいんですが、曲の終盤が最初の2人の出逢いと重なるのがもう良すぎて、、号泣しまくりでした。
田口くんは確か那雪くん的な役柄の方が普段は多いとおっしゃっていたと思うんですが、納得するしもっと観たい。と思わせてくださる本当に繊細で心から感動させてくれるお芝居でした…思い出すだけで泣けます、、

・星谷悠太役の三井淳平さん
感想はお手紙にもたくさん書いたので逆にここに書くことすごく迷うんですが…と言いつつ書いていきます!書きたいことは十分過ぎるほどたくさんあるので、たぶん公開してからも少しずつ増えると思います。
まずはそうですね…冒頭でも記載しましたが、淳平くんが演じる星谷くんに出逢えたこと、淳平くんがスタミュという作品を教えてくれたことに心から感謝しています。
個人的に、淳平くんが座長を務められたから新スタミュミュが大成功をおさめられたんだと思っています。
本当に、全17公演誰一人欠けることなく素敵で最高のステージを届けてくださりありがとうございました。

話は変わり。淳平くんは星谷くんと共通点がたくさんあるというお話はパンフレットにも載ってますが、本当巡り合わせってすごいなぁと思いました。
グループとかそういったものに関して疎いのですが、センターカラーが黄緑なことって珍しくないですか…?その時点でうおぉおおとなりましたし、初主演なのもあるけれど、この舞台は本当に特別なものになる。という予感がしていました。
いやぁスタミュ、めっちゃ楽しかったですね…淳平くんの星谷くんに出逢えて幸せだなって毎公演感じていました。このスタミュの内容は誰もがハマる内容だなと改めて感じましたし、もっとスタミュに早く出逢いたかったと思う気持ちもあります。でも今こうして淳平くんをきっかけに知ることが出来たのもとても幸せだし光栄に思います。

星谷くんは一般枠で、全然素人だけれど諦めずにまっすぐ前を目指して進まれるお姿がとても輝いていて。Xでも呟いたけれど、そのお姿が淳平くんご本人と重なる部分もたくさんあって本当に幸せな毎日でした。
お芝居も歌もダンスも淳平くんを追いかけていて良かったなと感じられる最高のものを見せていただいて…これはほんと観た方なら分かると思うんですが、淳平くんってなんでも出来るんですよね。もちろんご本人が絶えず努力を重ねられた結果なんですが、ほんとお芝居は指先まで気を遣ってることがわかるし(M1のAt the begining特に分かりやすいですね)、表情の使い分け、目線の動き方も天才だと思っています。ダンスもめっちゃ上手いし細かいところまで抜かりが一切ないのがすごい俳優さんでして…
それくらい今までもずっとキャラクターのまんま、さらにキャラクターへの理解を深めるお芝居で魅了してもらってたので、今回の星谷くんも絶対ハマり役になると分かっていましたが…淳平くんのお芝居を観てきた方たちにはこの動揺伝わると思うんですが、1/21のマチネ公演で初めて見たあの美しい涙はめちゃくちゃ衝撃的で、淳平くんのお芝居を観てきた中で大事件でした。
今まで泣いているようなお芝居は感じたことがあっても、本当に涙を流されているところは観たことがなかったんですよね。なので、あぁ、この人が泣く時はこんなにも美しい泣き方をするんだ…と心に深く深く刺さりました。たぶん老人になってもずっと語り続けると思います…本当にあの初めて観た涙は絶対に忘れることがないです。
そしてだからこんなにご活躍されるんだと思ったのが、その公演がピークになるのではなく毎公演さらに感動させるものを届けていただけたことなんですよね…毎公演全力を出してより良いものを届けるって、想いがあったとしてもなかなか簡単に出来ることではないと思いますし、、その自ら作り上げたハードルをちゃんと乗り越えて毎公演さらに感動させていただけて、本当にすごい役者さんだなぁと実感していました。
幕が上がり、星谷くんが歌われて始まるあのシーンの美しさ。初日に戻ってまた一から大千秋楽まで観たいです…ほんと淳平くんは一気にその世界に連れていってくださるところがすごくて。
星谷くんは初心者だからダンスも下手くそだけれど、その初心者感を感じられたのはダンスが上手い淳平くんだからだなぁと。淳平くんはそれこそアイナナでモーションアクターを任されるくらいダンスが上手いんですよね。
なので「アヤナギ・ショウ・タイム」で振りを日替わりで間違えるのは気付いた一方、他のキャストさんに伝えていなかったことまでは気付かなかったので昨日のスペースで聞いた時はとてもびっくりしましたがさすが淳平くんだ…と感じていました。
表情のお芝居といえば好きなシーンがありすぎて数えきれないんですが、「俺の友達を侮辱するな」を言う前の、笑顔がどんどんと本当に少しずつなくなっていくその細かさだったり、公演ごとに異なる鳳先輩への訴えかけだったり。
MY FRIENDでうんうんと嬉しそうに頷く姿も星谷くんの「光」の部分が感じられて大好きな場面でした。というか全部のお芝居が良いので全部ですね、はい。
いつも最高のお芝居を届けてもらっているけれど、このスタミュミュに対して並々ならぬ想いがあること、その公演ごとの空気感・臨場感を大切にされていることがひしひしと、十分すぎるほど伝わってきてきて淳平くんのお芝居の真骨頂を見せていただきました。
その熱量を感じたのはそれこそ前述した涙のお芝居もあるんですが、キャストさん同士がお互いの熱量を引き出し合っていると感じた点もあります。
月皇くんの部分でも書きましたが、他の方が演じられている場面で涙を拭う淳平くんのお姿を今回のスタミュ以外では観たことがなかったんですよね…なので月皇くんや那雪くん、鳳先輩のシーンで感情のままに動いているんだなぁということが伝わってきて、より良いものを届けていただいたなと感じてました。鳳先輩とのシーンは1/21のマチネ公演と2/4のソワレ公演(大千穐楽)が個人的に特に好きだったので円盤にして欲しいなぁと思ってます。
あと今回も淳平くんの頭の回転の早さが光ってるなぁと感じられてそこも嬉しかったです。天花寺の扉の破壊めちゃ笑いましたし、客席を使ってのアドリブも毎回面白かったです!

そして歌ですが、スタミュの曲どれもほんと最高でした!!
幕が上がってからの「At the begining」、淳平くんの声質がとても曲調に合っていて大好きだったしあの美しい歌声は、物語が始まるという緊張感をほどよく落ち着かせてくれる感じがしていました。
初めの時点ですでに淳平くんの歌が本当に上手くなったなぁ…と感じられて、、元から淳平くんは歌が下手とかそういう印象を持ったことは一度もありませんが、初めて歌ってるのを観たテニミュのルド吹から色んな作品に出られるごとに素人でも分かるくらいさらに歌が上手くなっていて。ボイトレをたくさんしたことが分かり、またその努力の結果をきちんと出されていてすごいよ…と感動しまくりでした。
「星のストライド」では希望に満ちたキラキラを感じられて…スター枠に選ばれて嬉しい!!と満面の笑顔になってからこれから星谷くんの物語始まる…!と伝わってきて何度観ても心が弾みました。
(余談ですが原キーが花江さんで高いからドキドキしてましたが、ちゃんと淳平くんに合わせたキーになっていて良かったです。)
上手に座っていたらあのニコニコの満面の笑みで階段を降りられるところを浴びれて楽しかったなぁ…
team鳳が一丸となった「五重奏〜クインテット〜」では和やかな空気感が印象的で、個性豊かなteam鳳のメンバーが一つになったことがわかるような、優しい曲調に心が温かくなっていました。
「Ready→Steady→Dream!」は「Stand by Dreams」のあとに流れるからこそ、対照的な心情が浮き彫りになってて。とっても楽しい曲なのに、これから起きることを思うと…「ほらほらもう時間がない」のとことかめちゃ可愛いですよね、あとずっとみんなで駆け回っているところや、那雪くんの顎を掴んで話していて、痺れを切らした天花寺に急かされてる表情も好きです。
「星のストライド〜鳳duo ver.〜」ではあの中央の扉の演出が効果的なこともあってより感動していました。お2人の歌声のハモリの美しさ、合わせあっているのが分かりましたし、バージョンを変えて歌うことで、鳳先輩を切り捨ててでも前に進むという決意を表してくれる大事な曲だな、と。
「星屑ムーブメント」、めちゃくちゃ好きだったなぁ…スタミュの曲どれも素敵で最高なんですが、この星屑ムーブメントは流れ方も歌詞も特にお気に入りで。team鳳が鳳先輩がいなくてもまっすぐ立ち向かっていく決意表明のような曲だから、こちらも感情移入しまくりでした。
ダンスシーンもたくさんあったことがめっちゃ嬉しかったです!!淳平くんの本領発揮しまくりでもうめっちゃ楽しかった!!
特にダンスブレイク、いやぁ〜アチアチでしたね…あまりにも格好良くて本音を言うとずっと観ていたかったです。笑
好きな振付といえば、鳳先輩のターンを星瞬COUNT DOWNの最後で決めるところは欠かせないですね。そういう伏線?回収的な要素がスタミュミュは随所にあってそれもまた良かったです。
演出といえば1幕が「アヤナギ・ショウ・タイム〜鳳アレンジver.〜」で終わり、2幕が「星瞬COUNTDOWN」で終わるのも好きなんですが、ほんとずーっと夢のような時間で、一切飽きることなくて。
淳平くんがほぼずっと板の上に立っていて、そして0番なことってこんなに楽しいんだなと感じてました。
あと、幕が上がってから「At the begining」で星谷くんが「一番星〜」と歌われると星が横切りますよね、星谷くんの最後の台詞「新しい、幕が上がる!鳳先輩!」でまたその星が横切る演出をしてくれるところもすごく好きでした…星谷くんの表情が最初と最後で全然異なっていて、憧れの先輩が鳳先輩だと気づいたとき、どんな表情を見せてくれるのだろう。と思わせてくれる素敵な場面でした。
一番最後の客降り曲の「☆☆永遠★STAGE☆☆」は毎回泣きすぎてはっきり見えたためしがなかったんですが(笑)、全員がキラキラと輝いていて、その中で真ん中に立たれている姿が本当に嬉しかったです。大千秋楽のカテコのご挨拶で、スタミュミュに携わるスタッフの方々への感謝をまず述べられているお姿も、淳平くんだなぁ…と。そういうところが大好きだと思いましたし、本当に素敵で一番輝いていました。
改めて本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。


最後に

まだ2024年始まったばかりですが、こんなに面白いと心から思う舞台を届けてくださり本当にありがとうございます。
スタミュに、スタミュミュに出逢わなかったら確実に人生を後悔していたと思います。
最高のステージをありがとうございました。
みんなに観てもらいたいと思える、大切で特別な作品に出逢えたことを心から嬉しく思います。


2ndシーズンでまたこの座組の皆さんにきっと出逢えると信じて。

俺たち、スターダスト✌︎

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