BIG MOTORは企業理念の問題

さて現在BIG MOTORの様々な不正が、明らかになって来ています。

保険金の不正請求
街路樹の違法撤去

その他にも顧客の自動車を、極端に安く買い叩いて高く転売した疑惑や、コーティングをしていないのに、費用を請求していた疑惑等
もう調べ上げたら、キリが無い位の不正行為が出て来ます。

ただ私が思うに、今回のBIG MOTORの不正行為と言うのは、氷山の一角に過ぎないと言う事です。

恐らく似たような事案は、表面化していないだけで同業他社も、多かれ少なかれ結構やっているでしょう。

いずれにしても企業と言うのは、利益の拡大という至上命題は持ちつつも、その根幹にユーザーの利益の最大化が、結果的にはサービスの提供者に利益として返ってくる。
と言う考え方が最も重要です。

" お金さえ儲ければ何をやっても良い "
となれば、それはもう海賊や詐欺師と同じで、そこには何の公益性も有りません。

私も一応は実業家の端くれですが、私の企業理念は
" 公益性を担保する " です。

この考え方には、私の尊敬する
パナソニックの創始者である、松下幸之助のマインドが大きく影響しています。

松下幸之助の言葉に
" 三方よし " と言うのが有ります。

これは(売りてよし、買いてよし、世間よし)
と言うものです。

今回のBIG MOTORに当てはめてみると

    売りて
✖️  買いて
✖️  世間

つまり売りてのBIG MOTORは儲けて、顧客は損失を被り、世間は街路樹を枯らされて、その他の保険利用者の保険料は高くなり、売りてしか得をしないビジネスモデルとなります。

こういうビジネスモデルは、短期的には大きく成功する事はありますが
長期的には必ず失敗します。

何故なら顧客の利益を度外視している、ビジネスモデルは必ず悪評が徐々に各所に伝わり、最終的には自分の首を締める事になるからです。

私は企業活動と言うのは、まず第一に顧客の利益が有ると思っています。
その後でサービスの提供者が、相応の手数料を含んだ利益を得る。
この流れがしっかりしていれば、事業活動で問題は起きません。

また今回の様な問題では、メディアにもその企業を宣伝して来た責任も一部ある様な気がします。

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