相手に情報をうまくつたえるにはどうしたらいいか?【心理学】
じぶんてきには、完璧に伝えた!!!と思っていても、感想を聞くと伝えたいことがぜんぜん伝わってないじゃん…ってことが良く起こります。
今日はそのようなことがなぜ起こるかを「記憶の観点(Cognitive load thepry)から説明したいと思います。以下の論文を参考にしました。
情報が記憶に残るまで
情報が相手の記憶に残るまでには、
という3つのステージが必要です。
ですので、相手に伝わる話をする際に
自分の発信内容が相手に受信されやすいこと
相手が受信した内容が記憶に定着しやすいこと
という2点を考える必要があります。
では、どのように自分の発信内容を工夫すればいいのでしょうか?記憶の観点から考えると、以下のポイントが参考になります。
1.ゴールフリー原則
具体的な目標を設定せず、学習者が自由に探求できるようにタスクを設定します。これにより、学習者が余計な努力をしなくても、情報を理解できます。
英単語を覚える際、具体的な単語数を目標にするのではなく、学習者が自分のペースでできるだけ多くの単語を覚えるようにする。これにより、学習者はプレッシャーを感じずに自然に単語を覚えることができます。
ストレスマネジメントのために、具体的なリラックス時間を目標にするのではなく、自分のペースでリラックスできる環境を整える。これにより、無理なくストレスを軽減することができます。
2.例示
難しい問題を解決する代わりに、学習者が考えられる実例を提供します。これにより、情報が簡単に理解できるようになります。
数学の問題を解く際に、問題の答えだけでなく、解き方の例も提供する。これにより、学習者は解答だけでなく、問題を解決する方法も理解しやすくなります。
コミュニケーションスキルを向上させるために、良いコミュニケーションの例を見て学ぶ。これにより、具体的なスキルや態度を理解し、自分のコミュニケーションに取り入れやすくなります。
3.完了原理
部分的に解決された問題を提供し、学習者がそれを完成させるようにします。これにより、問題解決の負担が軽減されます。
英文法の練習問題で、一部分が埋められている空欄を学習者に完成させるようにする。これにより、学習者は文法の理解を深めやすくなります。
自己理解を深めるために、一部分だけを考慮するのではなく、自分自身に関するさまざまな要素を認識するよう努める。これにより、自分をよりよく理解し、自己成長につなげることができます。
4.注意の統合
情報を複数のソースからではなく、1つの統合されたソースから提供します。これにより、学習者は情報を簡単に統合でき、理解が容易になります。
情報収集や学習時に、テキストや画像など複数の情報源を統合して理解することにより、関連する情報を簡単につなげて、全体像を把握しやすくなります。
はい、このブログでは、相手に伝えたい情報を、より分かりやすく伝える方法を説明しました。
情報を相手に伝えやすく、記憶に残りやすくするためには、ゴールフリー原則、例示、完了原理、そして注意の統合を活用することが大切です。
これらを上手に使うことで、相手に情報を効果的に伝えられるようにしてみましょう。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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