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キャパオーバーを何とかしよう【キャパオーバーの心理学①】

キャパオーバーという言葉を聞いたことがありますか?

あるからこそ、この記事を読んでいただいているということであっていますね?

キャパオーバーは私たちが時々感じるあの圧倒される感覚、やるべきことが多すぎて、どこから手をつけていいかわからない状態を指します。

しかし、これをただの忙しさのあらわれなのでしょうか?

心理学的に見ると、キャパオーバーは深刻なストレスの一種であり、無視できない影響を私たちの生活に及ぼす可能性があります。

この記事では、「キャパオーバーとはなにか?その原因とは?そしてそれが個人とその環境に与える影響について具体的な例を交えながら解説」します。

キャパオーバーは、個人が直面している要求(タスク、責任、圧力など)が、その個人が持つ処理能力や資源を超えてしまった状態を指します。

仕事のストレスに関する研究では、仕事の要求と仕事のコントロールのバランスを重視しますが、高い要求がありながらも自信がその状況をコントロールできなくなると、ストレスの増加や健康問題につながります。

キャパオーバーは、特に仕事の要求が個人のコントロール能力を超えた場合に発生していると推測できます。

例えば、あなたが同時に複数の大規模プロジェクトを抱えている場合、自分の時間やエネルギーが不足していると感じるかもしれません。

このような状況では、タスクをやり遂げるためのプレッシャーが増えすぎてしまい、キャパオーバーに陥りやすくなります。

キャパオーバーがあなたに与える影響には、ストレス、不安、抑うつの増大、睡眠障害、集中力の低下など、多岐にわたります。

例えば、キャパオーバーによってストレスを感じていると、夜になっても仕事のことを考えてしまい、十分な睡眠が取れなくなるかもしれません。

これは、翌日のパフォーマンスにも影響を及ぼし、さらにストレスを増大させる悪循環を生み出します。

また、キャパオーバーは個人の環境にも影響を及ぼします。職場では、一人の従業員がキャパオーバーに苦しむと、チーム全体の士気に影響を及ぼし、生産性の低下を招くことがあります。

家庭内では、ストレスが高い状態が続くと、家族関係に亀裂が生じる可能性があります。たとえば、過労でイライラが募った親が、些細なことで子供や配偶者に当たり散らすような場合です。

このように、キャパオーバーは単なる多忙さ以上のものであり、その背後には深刻な心理学的プロセスが存在すると考えられます。

こういった状態を改善するための記事をこれから何回かにわけて書いていきたいと思います。

まず一連の記事を読んでいただいて、キャパオーバーに直面したときは、それを克服するための第一歩として、自分自身の状態を正直に理解し、必要に応じて支援を求めるようにできればなによりです。

次回は「じぶんの限界を知る」について考えていきましょう。それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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