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31wの妊婦日記とダメな自分に向き合う話

11月に入って、ものすごく忙しくなってきました。
子どもたちの学校行事が重なって、フリーランスでなかったら仕事の休みを取るだけで気を遣いすぎて病みそうと思ってしまいます。
授業参観(中学校・小学校)、運動会、音楽祭、親子遠足、進路説明会、親子鑑賞会、マラソン大会、学校見学会・・・
妊婦健診も2週間に1回になったので、決まった予定に追われている人になっています。子どもの人数が多いと仕方ないけれど。

自分の体調はというと、「恥骨が痛いな」「浮腫が酷い日があるな」「お腹が大きくなってきて苦しいな」「横になって眠るので何度も目が覚めるな」「トイレが近いな」くらいで、妊婦さんのマイナートラブルあるあるの範疇だと思います。
先週、鼻血が突然出てきて止まらなくなった時は「このまま入院かも・・・」と思いましたが、10分くらいで止まりました。検査で貧血の数値が出ているので、血が止まりにくいのは確か。
入院した時のことを走馬灯のように考えていましたが、思い残すことは仕事のこと。締切に間に合わなかったら申し訳ない、受けている仕事をお断りするのが申し訳ないなど、とにかく「申し訳ない」気持ちばかり浮かんできてしまいました。

妊婦なんだから仕方ないよね!と割り切れないこの気持ち。
妊娠していない時からも「申し訳ない」と常に言っているよね、と友人にポソっと言われたのですが、常日頃から「私ってダメだよね」と無意識に思っているのかもしれません。

「私ってダメだよね」と思いたい

今週末の文学フリマに、友人や知り合いの方々がこぞって出店されるのですが、みんなZINEを作り上げられて参加されます。
私よりも忙しくお仕事をこなされて、その合間にZINEを作られて、完成させて参加されるのです。
私は結局「自分はできなかった」「だから私はダメなんだ」をまだ延々とやり続けているのです。
今のところ、特に心の底から言いたいこともないしなぁ・・・と思ってしまうと、筆が止まるし、「このテーマについて書きたい!」という熱い志も今のところ浮かんでこない。
「これをどうしても伝えたいんだ!表現したいんだ!」という情熱が今のところなくて、結局「何もしない私」を過ごしています。

飽きるまで「私ってダメだよね」をやればいいのだろうけれど、妊娠9ヶ月に入って、出産が近付き、「出産=めでたい」というよりは、年齢的に「出産=死ぬかもしれない」が上回っていて、このまま死ぬまで「私ってダメだよね」を肯定し続けて終わっていくのか・・・と思うと切なくなってきて、ダメな自分を肯定するのを強制的に終わらせようかと思っているところです。

ダメな自分に「そうだ、そうだー!」と共感する応援団(自分の中の小人)がたくさんいて、できる自分に「そうだ、そうだー!」と共感する応援団は少なく、できる自分に対しては「お前なんか無理だー!やめちまえー!」とヤジを飛ばす小人が多いので、意気消沈してやらない(できない)を選択し続けてきたのですが、そもそもヤジを飛ばしたい小人は、私ができる自分になると困るわけで。

例えば、ZINEを作り上げて出店して、販売できて、少し自分に自信がついたとして。今までできないと思っていたけれど、それができるようになったとしたら、「今まで全力で否定してきたのに、否定してきた自分の立場が悪くなった、マズい」と立場が危ぶまれ、存在危機に陥るわけです。
小人としては、たまったものではありません。どうにかしてできない自分でいてもらわないといけないので、あれこれヤジを飛ばす量を増やしてきます。

小人も生存戦略ですから、必死です。ヤジを飛ばす量が増えてくると、私自身も「そうだよね」と納得させてしまう脳の仕組みになってしまいます。こうなると、ヤジを飛ばす小人の思うツボです。しめしめと笑っていることでしょう。
ここで、小人を一掃してしまおうと私は画策するわけです。とっても簡単です。

やればいいのです!!!

いや、本当にコレに尽きるというか、結局やれることをやるしかないんですよ。
「あれもコレもできない」と思っているけれど、その中でもできることをやるしかなくて。できることをやれば、ヤジを飛ばしてくる小人が一掃されるわけなので、別に何の努力もいらないというか。
だって「できることをやるだけ」なのですから。

「できないことをやろう」とするから苦しくなるのであって、「できることをやる」のは苦しくない。
そして、「できない」と認識していることは実は「できること」かもしれなくて、「できること」なのに「できない」と思っているのは、ヤジを飛ばしてくる小人のせいかもしれないと思うと、何だかまとめて一掃できるような気になってしまうのです。

これが、ヤジを飛ばしてくる小人ではなくて、もう一人の自分とかトラウマとか、そんな風に認識してしまうとしんどいですが、小人だと思うと勝てそうな気持ちになってくるので不思議です。
そう、そして私は「やるしかない」と思い、13日ぶりにブログを更新しています。「やるしかない」ときも人生には必要なのです。


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