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俺は演劇リボルバー Season2

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折り込みチラシをくじ引き。引いたチラシを観に行く。 帰ってきたぞ、さあゆけ演劇リボルバー!
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俺は演劇リボルバーSeason2【3】マーダーバラッド

俺は演劇リボルバーSeason2【3】マーダーバラッド



マーダーバラッド。

このチラシを引いてからというもの、私の胸にずっと重くのしかかっていたことがある。

チケット料金 全席指定 10,800円

たっ

っっ

っっ

かっ

っっ

っい!!!!

演劇リボルバー始まって以来の大台超えである。

今までのシアターコクーンは中二階立ち見席という裏技を使うことができた。

しかし、当日券の状況を調べてみる限り限り、立見は出ていない様子。

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俺は演劇リボルバーSeason2【2】8月の家族たち

俺は演劇リボルバーSeason2【2】8月の家族たち

さて、ほぼ一年ぶりの演劇リボルバーの更新。この間、観劇をサボっていたわけではなく、リボルバーは回り続けていた。

ただ感想を書くのがめんどくさかっただけである。しかし、このままでは、ただただリボルバーが回り続け、どんどん書かなければいけないものが溜まっていくばかり。心はどんどん重くなっていき、そんな現実から目を背けるかの如く、今日は焼肉やな、と目の前の快楽を享受し上ミノなんぞ注文してしまう日々

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俺は演劇リボルバーSeason2【1】

20XX年某月某日。

冬晴れ。洗濯物を干していると、沈丁花の香りがそこはかとなく漂ってくる。そのまま窓を開けたままにすると、ほのかに暖かい風が入ってきた。幸いにして花粉症の気がない私は、春になりかけのこの時期が、一年で最も好ましい季節だ。冬の間、乾燥で悩まされた肌も、心なしか潤って感じる。

平和であった。縁側がある家に住んでいたら、日の当たる場所でお茶でもすすっていただろう。そして、日がな詰将

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