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【鑑賞後感想】門脇麦『あのこは貴族』その②

その①はこちらから⇩

さて、映画の話を書くとする。

小説を読んでいたからだろうが、とにかく映画化に、実写化に成功していたと思った。このことは、その①でも軽く触れたが、本当にそう思ったんだ。

まず主演の門脇麦だ。これほど配役ドンピシャなこと、そうそうないだろうと思うね。もちろん、水原希子もよかったし、高良健吾もよかった。

が、個人的には次点で石橋静香だね。たぶんそれは、僕が彼女のことが好きなこともあるだろうが、とにかく彼女は、こういう立ち位置にどんぴしゃにハマる(彼女の話をすれば、リメイクドラマ『東京ラブストーリー』が最高によかったね)。

僕はね、彼女の底なしの明るさのようなところに、とにかく惹かれるんだ。


で、いったい
どんな話だったかって、金持ちの、富裕層の世界の話なんだけど、東京にはそういう人がたしかに一握りいる。門脇は松濤で生まれて、今もそこに住んでいる。お洒落なところよ。だけど、そんな門脇もビックリするぐらいの金持ちが高良健吾なんだ。また、まったくそうじゃない田舎育ちの水原希子。

常識が、当たり前が、というか世間とのズレ、のような、なんなら人種が違う。まさに貴族と奴隷。極論、違う生き物なんだよな。

奴隷ってことまでは言わないが、平民と貴族という違いははっきりとある。

えっ、この距離タクシー?
ー当たり前じゃない。
えっ、なにこのお店。ちょっとお手洗いで、マジ。このトイレ……。ダメ、不潔過ぎる。

そう? 普通じゃない。
ー全然普通じゃないよ。

この本、この作品の面白いところはね、ずっとお嬢様の話をしないんところなんだ。田舎育ちの、水原希子のストーリーがあるのがよくて、対極な人生を書いているんだ。それが面白かった。

と、その①でも書いたが、自明の真理なんだが、小説⇒映画と見ると分かるのだが、リテラシーだよ! ごめん……飛躍しすぎだし、色々足りてない。

小説って、親切なんだよな。ちゃんと書いてあった。ね、でもね、行間を読めとか、あるよ。だけどそれは純文学の世界の話だね。そうじゃなければ、小説ってのは読み手に優しいんだよな。ちゃんと書いてある。ということ、

だからその点で、映画の方がよっぽどリテラシーがいるよ!
という話がしたかった。これは、知っているから気づいたことで、あの表情は、こんなこと考えているんだよ! とか、そういう話。そういう気づきがあった。というより、知らない監督なんだけど、すごく原作に忠実に? なのか、活かしていた。こういう実写化なら、ぐうの音も出ないね。もちろん題材、というより小説の世界観が実世界とそう遠くないところに位置するから可能な芸なのかもしれないが、久々によかった。

くどいけど、ぜひ、小説⇒映画って順で観て欲しい。もう、ずいぶん前のことに感じる。ほんとうはもっともっと言いたいことがあったような気もするが、すらりと出てこない。

振り返る。いったい、何がそこまでなのだろう。配役勝ち? 原作忠実? どうだろうな、どうだ、すごいだろう。いったい何が良かったのか、それを話し終わらないで(少しは話したかな)、僕はもう、これをクローズしようとしている。

……こんなことしていると嫌われちゃうだろうな。
でもね、もういい時間なんだよ。あれだね、完全に夜更かし。明日は寝不足確定。これはプロセス。中途半端だろうけど、いい。リハビリみたいなものさ。書くことに意義がある。むしろ褒めてやれ、書いた。

さいごにお詫び。これは、昨日書くはずだった。でも昨日も、パソコンを開いたのは24時を回っていた。その時間から始めたら、日曜日もそうだったから絶賛寝不足の連チャンになることは明らかだった。だから、僕は約束を破った。僕は、意外と頑固で、そういうことはしない方だったはずだった。でも、できなかった。だけどね、割り切ることにした。これが、僕のnoteのつづけ方だ。いいんだ、このくらいの距離間で。と思った。という言い訳をする。

読んでくれてありがとう。とても嬉しい。おやすみ。次は、もう少しまともな記事を書く。次に書くのは、小説『それは誠』の感想を予定している。


また、読みに来て欲しい。僕も、みんなの記事を読もう読もうとは思っているが、いかんせん、今日もできなかった。明日こそ、そんな時間がつくれたらいいなとは思っている。

とにかくありがとう! それではまた!

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