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【随筆】冬と鍵とラミーチョコ

急に寒くなったね。夏の次に冬がやってきた。? 秋は、どこに行った。
とか考えるくらいの、急激な気温の変化だ。風邪を引かないように体調には気をつけよう。一応、そういうことは考えてみようと思うが、風邪ってのはね、引く時には引くんだ。だからあまり対策しようがないというのが、私見なんだ。でも、たとえば薄着のせいで、とかそんなことが原因で風邪を引くことがないように、それなりに、それなりにだが、努めることにはしよう。

さて、この前の日曜日の話になる。
ひとつ用があった。

徒歩で5分のスーパーまで、ちょっくら買い物に行った。寒かったので、少し小走りになった。持ち物は、携帯と小銭入れだけだった。この小銭入れには鍵が入っている。そう、たったこの距離、そして往復しても20分くらいの時間だ。たったこの時間だってのに、僕は家に鍵をかけてきたわけだよ。我ながら大人になったものだな。とか思うものがあった。

そうだね、変わったものだな。思い出したのは、大学生の頃のことだ。

かく言う僕の家の鍵は、いつもかかっていなかった。だからってこともあるが、鍵も携帯していなかった。鍵は、律儀に台所の引き出しに入ったままだった。そのことを思い出した。

だから、家に帰ったら、友達がいることもあった。さすがにビックリしたもので「なにしよん?」と聞けば、「マンガ読んでるんよ」とか返してくるんだ。たしかに僕の部屋には大量のマンガがあった。で、面白かったのは、その彼が、くつろいでいなかったことだ。少しの遠慮はあるのだろう。と僕の目には映ったが、真偽は分からない。彼は、正座して、なかなかにいい姿勢だった。ようは、僕にとっては正座のハードルというのは、けっこう高いもので、できることならしたくないことだからだ。が、彼にとっては、そうでなかったのかもしれない。ま、フローリング直にってこともなく、ちゃんとカーペットも敷いてあったので、きっと、足は痛くないのだろう。
知らんけどww

断っておくが、鍵をかけていないことでの利点は、ほとんど僕にあった。出入りがめっぽう楽だった。とか僕の家が溜まり場だったので、悪友たちは、チャイムもノックもせずに、ドアノブをひねって「ただいまー」とかいう感じに勝手にずかずか入ってきた。もしね、ドアに鍵をかけていたならば、毎回立ち上がって玄関まで行って、そして鍵を開ける、なんてことをすると考えれば、いい点だよ。それと、外に出ている時に鍵をかけないことは、全然違う話だよ。というツッコミもあるだろうが、大抵ね、他人は、ドアノブを回さない。知らない人の家の話ね、だってそうでしょ? 僕も、したことはない。でも泥棒が、とか、まあまあ、言わんとすることも分かる。でもさ、泥棒さん、もしくは違う、変態さんでもいいが、彼らがさ、金なし学生で、男で、そんな家に入るかね? 相手の気持ちになって考えれば、分かりそうなものだけどね。もしね、僕が女の子で、しかもとびきり可愛いかったり、とかお金持ちだったら話はきっと違う。でも、そうじゃないんだ。

特段、問題ないはずだった。

そういう話と、鍵をかけないことで、その結果、鍵を携帯しないことによるもっとも良いことはね、鍵を、無くさないことなんだ。

もちろん、それでもたまには鍵をかける。それがどういう時かは察してくれww たまに、たまにそうする。ばつが悪いのは、そういう時に悪友がやって来た時だ。やつらは馬鹿野郎だから、騒ぐんだよ。で、携帯に電話してくる。まったく、酷い話だろう。分かっているくせに、だよ。

とにかく、僕の部屋には鍵がかかっていなかった。
主人の方針だったからだ。

これによって、家の中から何かが無くなったことも、危ない目にあったこともない。「たまたまだよ」と言われれば、そうなのかもしれない。そういえば一度、ニアミスに近いことはあった。

こんなだ ↓

朝、寝ていたら、家のドアが開いて、悪いことにそれに気がついた。しかし、いつもの声がしない。「ただいまー」とか、仲間の声がしないんだ。途端に怖くなった。「えっ、ヤバイやつ?」みたいなことを思ったね。部屋のドアが開いた。ぞくぞくした。そしたら知らないやつが僕のことを見下ろして「あれ、違うな」とか言って帰って行こうとした。

ほっとした。「違うらしい」ということで、一応聞いてみた。「誰?」
「あーごめんごめん、人違いやったから、大丈夫」とか言うんだ。質問に答えていなかったな。思い出した。

そんなことを思い出したんだ。僕はスーパーに着いて、目当てのものを探した。あった、これだ。

たしかに美味しかった。それに、アルコールを感じた。これ、200円いくらだったのだが、買いだね。すごくよかった。友達が紹介していたんだけど、また買おうと思った。

とりあえず、これは前の日曜日のことなんだけど、今、このラミーをつまみながらデュワーズハイボールを飲んでいる。

幸せだ。
考えることや、やることは山ほどあるが、こうやって記事を書いて、酒を飲んでいると、そう思うよ(って、なかなかnoteやれてないけどね💦)。

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