【採用広報】 初開催の「HR/PR Study」イベントレポ
もっと自社のことを知ってほしい。
より深くアトラクトしたい。
そんな悩みを抱えるすべてのHR/PR担当者の方、ご存知ですか?
激アツのコミュニティ「HR/PR Study」が立ち上がったということを!
HR/PR Study は、HR(人事)とPR(広報)の業務がより密接になっていく昨今、HR/PRの両者が知見をシェアしあう場として、LayerX広報の@kiyoheroさんによって立ち上げられた勉強会/コミュニティです。
記念すべき初開催の本勉強会に、採用広報フリーランスのわたくし、アオパンも参加してきました!
知見とわかりみと出会いが盛りだくさんの熱い3時間。 最高に楽しかったので、2回目開催を祈りつつ「どんな会だったのか」をざっくりまとめます。
イベント概要
日時:2022年12月2日(金) 19:00-20:45(受付開始 18:45)
場所:LaeyrXオフィス(東京都中央区日本橋堀留町1-9-8 人形町PREX 2階)
費用:500円
人数:32名
コロナ対策の観点もあり密になりすぎないよう設定された参加枠でしたが、11月18日に開催が発表されると、あっという間に満員に!
注目度の高さや参加希望の声を踏まえて、増席されつつの満席開催となりました。
テーマは「私の(自社の)HR×PRの取り組み」
なんといっても久々のリアルイベント。コロナ禍でオンラインイベントばかりの日々を過ごしてきた反動で、受付直後は誰もがそわそわした様子です。
各自、静かに座ってノートPCを開き始め、完全に人見知りの雰囲気が漂う会場……(笑)。
しかしそこはコミュニケーションに長けた人の多い、HR/PR。
ご用意いただいた軽食やお酒を口にするうちに少しずつ会話が生まれ、自然と和やかな雰囲気の中で会がスタートしました!
主催者のKiyoheroさんからの趣旨説明と乾杯発声の後、さっそくLT枠で応募をした6名+スポンサーこと、LayerX役員の石黒さんによる発表です!
テーマは「私の(自社の)HR×PRの取り組み」。
登壇者の各発表について、かいつまんでにはなりますが簡単にご紹介します。
1:拡散をメインにしないツール活用で、超優秀な人に出会う
株式会社UPDATA Shotaさん(HRマネージャー/採用広報)
メンバーの75%が副業のUPDATAにおいて「副業メンバーが活躍しやすい体制づくり」を推進することで、優秀を超えた超優秀なメンバーを採用できているというshotaさん。
「優秀な人はマネジメントが不要なので、採用基準を上げられるんです。副業メンバーは事業を一緒に作れる存在ですよ」と語って、参加者を驚かせました。
採用広報として個人的にTwitter、Note、Podcastなどの発信を始めたところ、特にエンジニア周りに刺さっているようです。
採用広報では新しいこと・珍しいことをやっていると、先進的な会社という認知を得られるのも嬉しい点。
再生数を伸ばす方法ばかりを考えてしまいがちな中で、数字を追いかけるのではなく「届けたい候補者に届いていること」を大切にしようという考え方には、参加者も目から鱗でした。
副業メンバーが活躍しやすい体制づくりについてSportifyなどで聞くことができます。
2:エージェントや技術広報など、専門家と共に採用を効率化
コインチェック株式会社 大村さん(CTO室)
「できてることをご紹介すると同時に、できてないことを相談したくて参加しました」という大村さん。候補者体験の向上とオペレーションの効率化を推進しています。
notionサイト制作、Techブログ、イベント登壇などさまざまな発信をするために、社内に「技術広報の専任者」が存在。 こうした知識を有する専任者が技術と絡めながら採用を推進することで、エージェントを巻き込むための評価基準の言語化も進んでいるようです。
一方で現場を巻き込む空気づくりなど課題も抱えているということで、ノウハウをぜひ共有してほしいと呼びかけ。こうした「わかりみ」だらけの相談に共感できるのは、同じ採用広報コミュニティならではですね。
3:文化・共通認識づくりを進め、メンバーみんなで採用広報
12国籍のメンバーと共に働くあこてぃすさん。プレスリリース、プロダクト説明動画、展示会、メディア取材などのPR活動が、そのまま候補者やエージェントへの情報提供として転用できています。
いちばんやって良かったのは、ValuesでPRを推奨すること。はじめは草の根的に個人でnoteやTwitterを動かしていたところから「小さなことでもいいから知見のシェアをする人が偉い!」と明文化したことで共通認識が生まれ、メンバーによって自発的なアドベントカレンダーが組まれるまでになったのだとか!
推進のために簡単なガイドラインを用意することや、発信にはいいねやシェアで賞賛を贈ることなど、明日から使えるノウハウが盛りだくさんでした。
ウミトロンさんのValuesはこちら!
4:カルチャーフィットの言語化に本気で向き合う
VALT JAPAN株式会社 マダイさん(PdM)
採用後のパフォーマンスに大きく影響する、カルチャーフィット。
どうしても抽象的な印象で、どんな候補者・状態がフィットしていると言えるのかわからない状況を打破するために、社内での言語化を進めたそうです。
マダイさんは採用を超タイムリーな「サッカー」に喩え、スキルだけではなく「その選手が目指している活躍の仕方」と「チームの方針・与えられるポジション」などの方向性が合っているかを重視すべきだと発信。考え方と価値観の期待値の差がない状態を目指していくことで、強いチームを作りたいと語りました。
LT資料はこちら!
5:関係の質を変える、ギュンギュンなセルフブランディング
「ギュンギュン!」のフレーズと、特徴的すぎるキャリアで冒頭からインパクト抜群。
「キャラがいい意味で立って、お互いにファンの関係になれると協力しあえる」と語り、人からの視線を感じやすい人事/広報に向けて「パーソナル・リレーションズ」の大切さを伝えました。
一発で覚えられる名前、印象的なフレーズとフォトジェニックなポーズ、そしてTwitterに力を入れたことで、1年でフォロワー数が5倍になり、Youtubeに呼んでもらう機会も増えたとのことです。
楽しいLTでウケまくり、参加者の心を鷲掴みにした福太郎さん。LT後には多くのファンに囲まれて「パーソナル・リレーションズ」を体現していました。
6:ストック型コンテンツで、歴史と魅力を自在に提供
フリーランス アオパン(採用広報)
LayerX CompanyDeckのリニューアルに撮影・ディレクションに携わったご縁で、私もLT参加させていただきました!
「元人事のフリーランス採用広報」として、複数社の事例、そして私がストック型コンテンツ作りで日々大事にしていることをご紹介しました。
エントリー数が1年で4倍になった企業の例もあり、みなさん強く興味を抱いてくださったようで、LT後はたくさんのご質問をいただきました。
インタビュー記事を1つ出したから応募が激増するということはありません。
短期的なエントリー増加を目的にするのではなく、情報提供・取得を容易にするための整理と言語化を目指したい、と考えています。
しっかり情報を発信しておくことで、熱量と行動力のある候補者からの自己応募も期待できます。
LT資料はこちら!
7:HowよりWhy。KPIに逃げるな!
株式会社LayerX 石黒さん(執行役員/人事/採用広報)
広報活動とはなかなか成果が測りにくく、目標設定に困る人も多い分野。そこで石黒さんはLayerX 木村さんのnote「事業に資するPRとは」を紹介しつつ、全員広報の代名詞とも言えるLayerXの考え方をシェアしてくれました。
「世の中にはやったほうがいいことなんて無限にある」と語り、施策自体やKPIが目的になってしまうと成果が出にくいと警鐘を鳴らしました。
Howは時代で変わるがWhyは変わらない。「他の会社がこれをやっているから真似しよう」「WBSに出よう!」から始まるのではなく、事業ファーストでWhyを掘ってみることが大切です。
濃い内容を怒涛の勢いでLTし、ピッタリ持ち時間5分で発表を終えた石黒さんに、会場からは「さすが!」と歓声も。
まさに、こんなコミュニティが欲しかった!
熱い盛り上がりを見せ、予定時間を30分以上オーバーして懇親会に突入したHR/PR Study。
LT中には熱心にスライドを撮影する人や、首がもげるほどうんうん頷く参加者も多く、共感とノウハウの詰まった素晴らしい時間でした。
当日の様子は他にも「#HRPR_study」のタグでTwitterで発信されていますので、興味を持ってくださった方はそちらもぜひご覧ください!
同じ仕事をする人が社内にいないことも多い「採用広報」。
日頃から悩んでいるからこそすぐ質問が出てくるし、こうした機会で得られた貴重なつながりから安心感すら覚える勉強会で、大満足!
第二回の開催が今から待ちきれません🕺
今後のイベント情報をキャッチしたい方は、こちらのconnpassグループに参加しておくとよさそうです💡
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