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ハロウィンのはなし。


2017年11月の話。

Rが京都から一泊の小旅行に来てくれた。

彼女の話はこちらで


前からハロウィンの思い出が欲しいねって話をしていて、地元では毎年開催されている大道芸のイベントがあるので、そこならハロウィンみたいな格好で歩くのにも丁度良く、数日遅れのハロウィン気分で約束した。



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一日目に大道芸へ行き、Rはクラシックな秋色ロリータで来てくれて可愛かった。自分はたしか黒羽に貰ったゴスロングコートで行ったような気がする。なにをどう着たのか全く覚えていない…


このイベントでは一般客もレイヤーさんのような方が混ざっていたりするので面白い。

マジシャンの記事でも書いたけれど、 


駅も通りもピエロやシルクドソレイユのような大道芸人がたくさん行き交い、街ごとサーカスのようになるのでとても非現実的だ。

人混みが凄いのであまり行かないけれど、楠本作品の中のようなあの景観は気に入っている。

通りを歩いていたら男装ピエロさんに突然腕を組まれたりして面白かった。かっこよかった。ピエロさん達のドッキリ。



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最初に公園でソーダを買って、木陰で飲んだりハロウィンのお菓子を食べたりした。
天気も良い秋の日で、楽しかったな。

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いろんな音楽が鳴っていた。
銅像みたいな人や、ベルベットゴールドマインみたいなスワンの芸人さん、絡繰人形に似せた仮面の人、いろんな芸人さんが居た。

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サーカステントも覗いてみたけど、人混みの上に少し見えるだけで何が起こっていたのかよく分からず。箱の最後列か?

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近くなのでやっぱり古本屋さんのところへ行ってお話しして(いつもありがとうございます)彼女はサブカル好きなので連れて行けて嬉しかったな。
浮世絵の版画はお父さんのお土産になったようです。
神社に寄ったのも楽しかった。 





一泊だったから、最寄り駅のホテルに泊まってくれたRと同じ電車で帰った夜に、また明日って別れられた。
友人と会った時にごくごく偶に言えるその言葉が本当にだいすき。

eもよくカラオケのためだけに一泊に来てくれてたので、それが嬉しかった。
また明日って挨拶は、学生時代の特権な気がするから、大人になると本当に特別なもの。



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二日目のRの服装が確かスカジャンにスカートで凄く可愛かったので、やっぱり写真撮らせて貰っておけば良かったなー。大後悔。

朝に駅で落ち合って、また街中へ移動した。
さわやか行ったのって二日目の昼だったのかなぁ。ちょっとタイミングが曖昧なんだけど、連れていけて良かった。さわやかは美味いので…。eともよく行く。


そして二日目はやっぱりカラオケだったんだけれど、やっぱりバンギャ祭りで本当に楽しかった。

バンギャのカラオケは一日フリータイムのイベントレベルだけど歌う曲一生尽きないから怖い。二人なのに…

Rはプラが本当に上手いから、竜太朗みたいで。どうしてあのブレスの歌い方が再現できるんだろう…
歌い方は京くん育ちの自分には一生無理だな。
そんなこと言ったらBUCK-TICKも黒夢もPENICILLINも無理だけど。



Rが夜行バスで帰るという事で時間に余裕があったので、カラオケを出て夜景を見に行った。

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パノラマの窓のビルの入り口がどこか解らなくて困っていたら、守衛さんが親切に教えてくれた。
今夜はすごく大きな月で綺麗ですね、と守衛さんと三人で月を見上げた。



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ビルの中のたくさんのエレベーターが並ぶ通路は、なんだか人気が無くて映画みたいだった。
無機質なエレベーターに乗って、展覧室に辿り着いた。


フロアはパノラマの風景で、SFみたいな夜景を眺めた。駅や電車や車、普段の街並みを上から見ると、なんだかふしぎ。


こういう夜の中に閉じ込められたら面白いだろうな。
ちょっとちいさな冒険のあるような、そんな物語の空気があった。ちょうど水蓮と銅貨の物語みたいな。

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それからファミレスで時間を潰して、他愛もない話をしていたけれど、夜の深さと二日分の遊び疲れに眠くなりながら、でもやっぱり終わっていく時間が寂しかった。

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黒羽とやった小さなハロウィンパーティと、黒羽と行った大きなハロウィンパーティと、それからRとのこの日のサーカスみたいな一日がハロウィンの思い出。KISSxxxxみたいなライブハウスのハロウィンにも憧れるけれど、もう充分たのしかったので、ハロウィンには満足している。


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これまでサポートくださった方、本当にありがとうございました!