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幼くて小さな嫉妬


中高生のとき、きょうだいがいると能力を比較してしまうことはありませんでしたか?そんな相談を受けました。

運動神経が良い、成績もいい。それに比べて私は(僕は)…。成績がいいと褒められて、大会に出て優勝すればパパとママからの「おめでとう」お祝いの言葉を言ってもらえる。パパとママは「ありのままでいいんだよ」と優しい言葉をくれるけど、その言葉だけでは安心ができなくて…。私(僕)のことを認めて欲しい。私(僕)のことも見て欲しいよ。


大人からみれば幼くて小さな嫉妬に見えますが、本人してみれば頭を抱える悩みかもしれません。私はその子に少しでも、その子の居場所になれたらなって思い、「認めて欲しいこと、話したいことがあったら話しにきてね」と伝えました。
自分のことを認めて欲しいことは、自分の存在を認めて欲しいだと思います。私もそう思う時期があったので「分かるなあ。」って思いながら話を聞いてました。大人になったら、褒めてくれることがなくなって我慢することが多いですよね。

けど、子供のうちはたくさんの愛情を注いであげないと寂しい思いが強まるばかりです。愛情表現の形が様々ある中で、その子が欲しかった形は「認めて欲しい、私(僕)のこと見てほしい」という形だったのかなって思いました。

寂しい思いは辛いけど、これも大人に少しずつ成長する一つの経験なんだろうな。20歳になってどんな大人になってるか楽しみです。


蒼月水翔

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