正高もとこ(2023)『ぐるぐるまぜまぜえのぐのしろぽん』ひさかたチャイルド
えのぐたちが、白い紙に絵を描いている。
だが、白い絵の具のしろぽんは、白い紙に絵を描いてもよく見えない。黒い絵の具のくろぽんは、ほかのひとの色を消してしまって煙たがられる。
みんなと同じように絵が描きたいしろぽんとくろぽん。
ふたりの色を混ぜることを思いつく。
すると、灰色ができ、おおきなゾウの絵を描くことができた。
目はくろぽんが描き、そこにしろぽんが白い絵の具を足すことで、きらめきを表現した。
すると、ほかの絵の具たちもやってきて、みんなの色をまぜてみることに。
すると、これまでより描けるものの幅が広がり、より絵を描くのがたのしくなった。
やや教訓めいた絵本だが、絵の具たちがかわいく、色をまぜると別の色がうまれる、という仕組みを意識することができておもしろい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?