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選挙映画は面白い

『なぜ君は総理大臣になれないのか』(日本/2020)監督大島新

解説/あらすじ
衆議院議員・小川淳也(香川1区、当選5期)、49歳。2003年10月10日、衆議院解散の日。当時32歳、民主党から初出馬する小川に初めてカメラを向けた――。現衆議院議員・小川淳也を17年間追ったドキュメンタリー映画。

32歳で初当選した国会議員を17年間追ったドキュメンタリー。面白かった。民主党ということもある。それにしても希望の党はひどかったな。なんだったのだろう。野党共闘を阻止するためとしか思えなかった。そのとばっちりを受けての選挙戦。希望の党からの出馬。

結局小選挙区では勝てなかったのだけれど比例で当選したから結果的には希望の党にしたことで国会議員でいられたのだ。政局を睨んでの秘書の意見だった。周りは無所属でもという、本人もそっちの可能性もあったのだろうが何が何でも国会議員にならなければならないとした。負けたら辞め時かな。今の日本の政治は理念よりもそういう駆け引きだと知るにはいいドキュメンタリーだ。小選挙区選挙では数だけの政治。

それでも政治家を辞めないのはどこか魅力的なところがあるのだろうか?周りは不幸になっている(家族とか)。そういう政治家が必要なんだけど結局風見鶏タイプが上に行く仕組みになっている。選挙は駄目だから革命しかないけどこの国は革命もない。米国次第なんだろうな。

安倍首相が極右勢力の蓋になっている(安倍が辞めなきゃそれ以上の極右は出てこれない)という見方はそうなのか。この考えは思いつかなかった。安倍の長期政権が終わったあとがどっちに転ぶか恐ろしい面もあるのだな。アメリカの選挙次第ということか。

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