種尽きて子孫途絶えし七変化
もう紫陽花が咲きそうな季節なのか。GWに終わればそういう季節だった。七変化。「七生報国」は三島由紀夫だった。元の七生は仏教用語なのにね。今日の一句。
平和を込めて。大江健三郎の本に出てきたのだった。「ギー兄さん」が七回生まれ変わるというような。国家転覆を計るのだが七代目というと何年になるのだろう?
大江健三郎、第二章(第二の手紙)は読みきれなかった。アニー・エルノー『嫉妬/ 事件』を読んだ。
他に富岡多恵子『波うつ土地・芻狗』を読み始め。富岡多恵子も亡くなって「高橋源一郎の飛ぶ教室」でひろみが凄い詩を書いたと言ってた。もう呼び捨てになってしまった。ひろみさんがですね。
図書館に予約本を取りに行って富岡多恵子の詩集を予約した。フェミニズムという言葉が出来る前にフェミニズムという体現というのだろうか?そういえば、富岡多恵子と上野千鶴子で対談本もあったな。そのうちに読もう。
渡辺利夫『放哉と山頭火』で「放哉」章だけ読んだ。面白い。もっと自由律で自立して漂白の俳人とか想像していたけど違った。酒に溺れてしまう駄目な人で、最後どうしようもなくたどり着いた先が小豆島だったのだ。又吉直樹が好きになるのも頷けた。駄目な部分ね。そういう人に好感を持ってしまう。厳しい人は駄目ね。
映画。『TOCKA[タスカー]』を見た。この映画も駄目な人の映画だった。「TOCKA[タスカー]」はロシア語で「憂鬱、憂愁、絶望」を意味するのだがそこから「郷愁、憧れ、未だ見ぬものへの魂の探求」などがあるという。まさに放哉だったな。死に際でぐだぐだしてしまう人。でも何かいいんだよな。
感想書こうと思ったがまとまらなかった。この後に書く。
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