見出し画像

弦楽器の線

バイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスなどの弦楽器をよく見ると、少し内側に2本の線が入っていることに気づきます。「パフリング」という名称です。

楽器を美しく見せるための装飾なのかと思っていたのですが、なんと、楽器本体に2mmの溝を作って、そこに黒・茶・黒の3枚の板を埋め込んでいるのです!職人さんの技術が試される、とても繊細なパーツなんだそうです。
楽器のお持ちの方はよくご覧ください。本体の板に走っている木目が、パフリングにはないことで、別々の木が埋め込まれていることに気づくはず。
黒い板はなく、溝に一枚の板が埋め込まれているものもあります。正面から楽器を見たときに黒い線が見えない分シンプルですが、そこに個性を感じたりします。

職人さんの動画はこちら。いつまでも眺めていられます..


ご覧下さりありがとうございます!デザインの仕事と趣味の音楽をつなげられないか試行錯誤な日々です。サポートやフォローいただけるとうれしいです! https://twitter.com/@aoyamana https://www.instagram.com/aoyamana/