ミニマリストになるにはそのメリットに注目するよりも、ロールモデルを見つけた方が早い。
あなたのミニマリストに対するイメージはどんなものだろうか?
何人かのミニマリストな友人にも話を聞き、そして何冊かミニマリズム・ミニマリストの方が書いた本も読んできたが、
受けたイメージは色で言うと白っぽく
家の中はすっからかん。
家賃も食費も服もガジェット代も、とにかく消費は最小限で
人間関係も必要最低限で、結構ドライ。
心穏やかにスローライフを送っているイメージを抱いた。
以前の記事にも書いたが、究極のミニマリストを目指すにあたり最近痛感したことはミニマリストになることのメリットにのみ注目しても、なかなか実現に向けて徹底出来ていない自分がいると言うことだ。
スローライフを送るつもりもなければ、欲しいものを欲しがらなくなる気にもならない。美味しいものが食べたいし、自分は白もいいけど青が好きだ(笑)
どうしたものかなと数週間前まで悶々としながら過ごしていたのだが、
先週、急激にミニマリスト化を加速させてくれる出逢いがあった。
出逢いといっても本を通じてだが。
中野善壽(なかの・よしひさ)さんという
伊勢丹や鈴屋、台湾でのいくつかの会社のCEO、2011年に寺田倉庫のCEOに就任し、昨年までCEOとして辣腕を振るい天王洲アイルを丸ごとアートの街へと変貌させた稀代の名経営者だ。
生い立ちやそれまでの実績も興味深く読ませていただいた。
そして強烈にかっこいいと感じたのはミニマリストとしても超一流なところだ。
車も家も時計すら持たない。社会人の最初の頃からずっと給料の一部を寄付に回し、現在も必要最低限の生活費を残して寄付と、若手アーティストのアート作品購入に当てていらっしゃるという。
お子さんたちにもお金は残さない。揉めごとの要因になるし、良い事がないと。
「それよりも想いを伝えている。形のない想いはいつまでも残るから、それを伝えています。」
と。
強烈な格好良さだ。御年75才。
行動と経験を積み重ねながら、必要最低限かつこだわりのアイテムを活用しながら旅をしつつ、その場でのご縁を楽しみ深めて、また人に繋いでいけたら良いなと感じた。
新たな気持ちで家の中のモノをじゃんじゃん断捨離する事ができている。
ミニマリストになるにはメリットに目を向けるのも良いかもしれないけど、
実際に実行実践し続ける原動力としておすすめなのは
心を揺さぶってくれるような理想のロールモデルとの出逢いが一番効く。
と、今回思い知ったのでした。
「ぜんぶ、捨てれば」
中野善壽(なかの・よしひさ)氏著
おすすめですよ。
今年の夏はSAPできるかな🙄🌊
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