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多方面から見て、疑う

こんにちは。

少し前に愛知県読書会という会に入会しました。
少しですが明らかに読書のペースが上がり、小躍りして喜びを感じているほしやです。

ここにいる六人全員、とんでもないクズだった。

衝撃的な作品紹介文のこの本は、2022年本屋大賞にノミネートされ、国内ミステリ作品賞にも数々入賞している作品です。

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タイトルも紹介文もなかなか衝撃的な文。
サイコパスな6人が殺人事件でも起こすのかな?
そんな想像をしながら読みました。

詳細は推理ミステリーのため今回は書けませんが、良い意味で裏切られ、人間味あふれた作品でした。
ミステリーとしてもですが、個人的には人間味という意味でとても面白い作品でした。


でっちあげ

この本を読んで、思い出した本がありました。
子どもが小さい頃に泊まった、とあるペンションに置いてあった小さな文庫本。

でっちあげという本です。
子どもが寝てから、1晩で一気に読んでしまった本でした。
先日の読書会でも、話題に上がった本です。

2003年に起きた、教師によるいじめの事件。
当時はまだ事件からそんなに立っていなかったため、事件の記憶もありました。


2022年の今、事件を知らない方も多いと思います。
この事件は、福岡で起きた小学4年生の男の子に対し、当時担任だった46歳の男性教員が”いじめをした”というもの。

ハーフの男の子を汚れた血だと表現したり、ミッキーマウスと耳を引っ張って怪我をさせた。
「早く死ね。自分で死ね」と言った。
等の報道があったと思います。
この男性教員は『史上最悪の殺人教師』と言われていました。

私もこの報道を見てこれは酷いな。と思ったひとりでした。
この後、この教員は全国からバッシングを受け、署名運動をされ、裁判にかけられることになります。

ですが、このほとんど全てが”でっちあげ”だった。
ノンフィクションで書かれるこの本では、
その後の事件の真相が書かれています。

そこには、教員、母親の全く別の顔が書かれていました。

2冊の本から感じたこと

常に疑うことを忘れてはいけない。
私はどちらかといえば、疑わずに痛い目にあったことが人より多いと思います。疑いたくないと考えて生きてきた節もあります。

信じ~られぬと 嘆く~よりも
人を~信じて 傷つく方がいい~♪(海援隊 贈る言葉)

↑この歌詞、大好きです。ふふ。

話しがそれました。
信じることと、思い込むことって違うんですよね。

常に疑うって嫌な言葉のように感じます。
でも、疑うことで一旦逆の立場で物事を考えることができる。
オセロのようにググっと上から俯瞰して白と黒のコマ、盤全体を見ることができたりもします。

直ぐに断定しない。

きっとこうに決まっている。と直ぐに決めつけない。
思い込みは視界を狭くするので、多方面に物事をとらえられなくなります。

職場でもありますよね。
あの人ダメだよね。きっとこうに決まってる。
それは無理だって。全然分かってない。

たくさんの評論家たち。

でも。一旦自分の考えや相手の意見、全てを疑って逆の立場に立つことからこそ、新しいアイデアが生まれてくるかもしれません。

職場での目的はひとつ。
お互いの考えをアップデートさせて高め合うこと。

心底では職場の仲間を信頼しつつ、常に疑う。
アップデートする。

来月の”気を付けること”のひと言にしようかな。

今日は遅番です。
夜ご飯の辛味漬け込みチキンに味が付いたと思うので、焼いて仕上げてからいこうと思います!

今日も広角上げて、ちょっとだけ空を眺めて。
皆さんにとって、良い1日になりますように。


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