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#ネタバレ 映画「バトルシップ」

「バトルシップ」
2012年作品
過剰反応
2015/5/11 8:59 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )

TVの天気予報をよく見ます。

気象予報士・甲さんは、風向を「A」みたいな記号(風向計を上から見た形にも見える)で表します。気象予報士・乙さんは素直な「↑」で表します。

私は夏休みの宿題に、風向計を作ったことがあります。だから、無意識に「A」は「↓」の方向に風が吹くときの「風向計の静止画像」だと思っていました。

でも、もしかしたら違うかもしれない。

ある日、突然、そう心配になったのです。

「A」は「↑」の頭の部分だけを取り出してデザイン化したもので、つまり「A」は「↑」の方向に風が吹く記号なのかもしれないと。

「そんなもの解説を聞けばわかるでしょ」、と言われるかもしれません。

でも「東の風」と言われても、「東から吹いてくる風なのか、逆向きなのか」、素人の私には分かりません。たとえ今、勉強しても、そのうち忘れてしまいます。

3.11の直後には、原発事故が起き、放射性物質が風に流されて大変な騒ぎになりました。私の記憶違いでなければ、その頃、(原因は忘れましたが)誰かが風向きを間違えて避難してしまい、問題になりました。

もし私がパニックになったら「A」の風向きを正しく判断する自信はありません。どうしても、子どもの頃に刷り込まれた風向計に見えてしまいます。

つまらぬことにこだわるとお思いでしょうが、風向きは、原発事故のように、ときに人命を左右する重大情報なのに、デザイン重視の結果なのか、「A」のように誤解を招く余地のある記号を使用する事は、いかがなものでしょうか。

ところで、過剰反応と言うのは「A」に対する私の反応だけでなく、この映画「バトルシップ」みたいに、未知の惑星との交信を夢見て送り出す電波でも起こる可能性がありそうです。

また、結婚したい彼女の、父親の過剰反応は、男子にとって脅威そのものです。

東郷ターン!?みたいな戦術(イカリによる過剰反応で船が急ターン)もありました。

古い軍艦を持ち出したのは、横っ腹にたくさんの大砲が付いているからでしょうか。東郷ターンの効果が発揮できそうです。

この作品のCGや、物語の展開は、本当に凄いものでした。ぜひ映画館で観たかった作品です。日本の自衛隊が出てくるのも良かった。

でも、もう一回観るかと言われれば、そこまでは・・・。その点、何回でも観たくなり、観ればいつでも感動する、あの映画「ダイ・ハード」はえらかった。

★★★★



( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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