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クラウド会計活用の最初の一歩は「金融機関連携」

こんにちは、クラウド会計専門会計事務所のあおぞら会計社です。

クラウド会計(freee, MoneyForward)はさまざまな情報ソースと連携させることで、自動で効率よく記帳を行うことが可能です。このクラウド会計の長所を最大限活かすには、既存の業務フローをシンプルに整理することが重要です。
本日はクラウド会計のはじめの一歩として、重要な金融機関口座連携について解説します。

freee会計と金融機関の連携イメージ
https://support.freee.co.jp/hc/article_attachments/900009076043

まず事業の入出金は事業用口座にまとめる

これはクラウド会計に限りませんが、開業する際にプライベートとは別に事業用口座を作成することを強くおすすめします。屋号口座である必要はなく、通常の口座でも問題ありません。
事業用の口座をわけることは経営管理上残高がわかりやすいだけでなく、プライベートの取引が混じらないことで仕訳処理の手間が楽になります。

事業用口座をクラウド会計に連携させる

クラウド会計は銀行口座とAPI連携させることで、自動的に記帳登録が可能です。
開設した事業用口座を連携設定し、取引を自動登録するよう設定を作り込んでいきましょう。クラウド会計専門のあおぞら会計社では、クライアントのクラウド会計活用をわかりやすくサポートするので、どなたでもクラウド会計を活用可能です。

クラウド会計活用の最初のステップ、事業用銀行口座とクレジットカードの準備

  1. 事業用口座を開設する
    日頃使用していない口座があればそれを事業用として使うことも可能です。新しく作成する場合、開業届などで屋号が確認できれば屋号口座が作成できることがあります。必要な書類や手続は銀行によって異なるため(WEBから事前審査申請が必要な場合もあります)、WEBサイトなどで確認しましょう。

  2. 事業用クレジットカードを発行する
    利用予定のクレジットカードがクラウド会計に対応しているものか確認しましょう。ちなみにfreeeとMFでは、MFのほうが対応クレジットカードが多い傾向にあります。

  3. 事業用クレジットカードの引き落としは事業用口座に設定する
    事業用の入出金を事業用口座に集約させることで、事業の資金繰りを明らかにすることができます

  4. 事業用口座と事業用クレジットカードをクラウド会計に連携する

連携可能口座や、連携の具体的な方法は下記を参照ください(下記はMFの例示ですが、freeeも同様です)。

さらに交通系ICカードや通販サイトを連携させる

銀行とクレジットカードの連携はクラウド会計活用の第一歩です。
ここまでの設定が完了したら、SuicaやPASMOといった交通系ICカードや、Amazon・ASKULといった通販サイトを連携させて、さらに記帳の自動化を進めていきましょう。
交通費や消耗品の購買など、大きな金額ではないものの件数が多い項目を自動化することで記帳に要する工数を大幅に削減することが可能です。

Amazonを連携させる場合の留意点

Amazonを日頃の買い物に利用する方は多くいらっしゃると思いますが、プライベートの取引が混ざると記帳に手間がかかってしまいます。法人・個人事業主はAmazonビジネスのアカウントを作成しクラウド会計と連携設定をおこない、事業の購買はビジネス用アカウントにまとめましょう。


あおぞら会計社はデジタル×会計にこだわり、ビジネスをサポートする会計事務所です。

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