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学びは常に目の前にある。


私達の原点。

この本を読んで感じたこと。

リノミエール著

先生とは常に勉強している人。
多くは語らず
ただ変化を見守る。
時に指導をしている中で
答えを求められる事も多くない。
アシュタンガヨガを
始めたばかりの私もそうだった。
自分で考える前に
相手に(先生に)意見を委ねていた。
しかし先生は
なんでそう思う?
なんでだと思う?
と私に答えを促してくる。
当時の私の心の中は
『わかんないんだから聞いてんだよ』
と嘆いている。笑
私は考えたフリをする。
うーんと首を傾げると
ちゃんと考えとんのか。と
尻を叩かれる。
まず必要なのは
遠回りしてもいいから
なぜ?を解消する癖をつける事だ。
相手に答えを求めると
例えば最悪な結果になった時
それを相手のせいにしたがる。
『あなたがこう言ったから』
『私が決めたんじゃない』
でも結果、自分が答えを出す事を諦めた
ことで起きた事が現実だ。

そしてそんな思考ばかり働いてしまうと
いつのまにか妄想が暴走して
ありもしない事を考えたり
ネガティブな方向にばかり目が行くようになる。
自分を正当化しようとして
マウントを取るような行動に出る。

思考は現実化する。
だとしたら良いことへ目を向けていた方がいいじゃないか。
善い行いをした方がいいじゃないか。
なのに私たちはなぜ?
思考が暴走してしまうのか?

それは、いつの間にか学びを止めてしまうからだ。
一度学んだら
はい、それで終わり。ではない。

私達は一生をかけて勉強し続ける。
ヨガは特に終わりが無い。
正解がない。
常に学び続ける姿勢と
自分に奢らないことだ。

ポーズができるからすごい。
沢山の生徒を持ってるからすごい。
お金を持ってるからすごい。
訳ではない。

見かけや形だけに囚われていては
本質がいつのまにかボヤけてしまう。

どんなに見た目形が良くても
核となる部分がブレていたら
いつかボロが出るだろう。

名前だけが一人歩きしないよう
どんな時も原点に戻って
いつまでも練習生であること。
学ぶ姿勢に謙虚でいること。
それが指導者をする私(私達)が
常に心に置いておくことだ。

マットの上だけではなく
日々の生活で学び、感じること。
常に学ぶ姿勢を忘れない
指導者でいること。

私はありがたい事に
伝統的なやり方で先生から学ばせて頂いている。
人生をかけて
ヨガというものを常に学び
実践している人から学べる
今この人生と環境に
心から感謝しています。

私の学びがまた
誰かの人生の学びや喜びに
繋がりますようにと。

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