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初投稿25【他人の老後など誰もが地獄】

最近、慢性期の精神科とは思えないほど少し忙しい。高熱を出す患者が複数。

だが、説明しても理解を得られない。
普通に動けるようになると、病棟内を自由に過ごされている。

認知症の方は、認識がないのでよっぽど高熱でらきつくなければ、活発になる。

なので、時間差で他の患者さんにも感染し発熱。
幸い?インフルでもコロナでもない。

でも、もともと抵抗力の弱い方、体力のない方は重症化して肺炎を起こし転院したり。

褥瘡(床ずれのこと)のある患者さんも褥瘡がひどくなってきた。
精神科の割に褥瘡をキレイに治せているうちの病院。久しぶりに見た。

追い討ちをかけるように介護施設で対応困難な認知症の患者さんの入院が複数ある。

なので、
精神疾患の方と認知症の方が混合で入院しているので、トラブルが絶えない。

患者さんの私物を持ち歩いたり、
夜眠れなかったり、
オムツ交換中に職員を殴ったり叩いたりする
患者さんもいる。

本人からしたら、何をされているのか認識できていないと思う。
恐怖心や不安からそうなるのだろう。
とは言え、不潔にままにしておくわけにはいかないので、スタッフ3人ほどついて対応する。

高齢とは言え、体格の良い男性患者となると、力も強いので女性スタッフからしたら恐怖だ。
男性スタッフが少ない日は大変だ。

今日は、
最近、精神状態が良くない患者さんが
認知症の患者さんを殴り怪我をさせた。
隔離室も満室なので隔離できない。

認知症の患者さんが大半を占めてきた。
発熱した患者さんの対応も含め、
それらの対応に追われがちな僕たち。

認知症でない精神疾患の患者さんもストレスが溜まると思う。

勝手に部屋に入ってこられたり、
物がなくなったり。
それでも、
職員の僕たちに気を遣って、
我慢していると思う。申し訳ない。

僕たちスタッフのストレスもかなり溜まっている。
だが、僕たちの心の健康は自分たちで対応しなければならない。
フォローしてもらえる環境はない。
恐らくどこの精神科にも介護施設にもないだろう。

めちゃくちゃ大変かと言ったら、
急性期の病院と比べるほどの忙しさや
緊張感はない。

ただ、精神科独特のストレスはある。

そして、世間一般的には看護師の給与は高いと認識されがちかもしれないが、
とんでもない。

交渉して手当を増やしてもらっても、
現状、年収400万円もない。

子育て世代は共働きしないと
老後の準備どころか
毎月の生活費、教育費に四苦八苦している。

なので、看護学生の准看護師の職員は、
特に若い男性職員は残らない。
したがって、職員も高齢化している。
職員だって何かしら持病を持って通院している人も割と多い。
漠然と将来の不安を抱えている職員は多い。
パートナーが高収入な人を除いて。

そろそろ、精神疾患患者と認知症患者を別々の環境に分けて欲しい。

兎にも角にも、

今、自分にできる事を精一杯やるしかない。
お金に依存しない生き方を考える方にシフトした方が良いかもしれない。
その方が精神的に良い。

そんな現状です。

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