長崎航平

長崎航平

最近の記事

何不自由なく連れ回された、旅のはなし

久しぶりに文章を書きます。旅の備忘録です。先日、なぜか京都に行ってきました。何なら、帰ってきた今でも、なぜ自分が京都に行ってきたのかよくわかっていません。 「長崎くん、明後日から京都に行くんだけど相席してくれるかな?」、というある人からの一通のメッセージから始まった今回の旅。内心驚きと戸惑いが半々という感じではあったが、連絡をもらった相手が相手。すぐさま可能な限り予定をキャンセルし、何とか4日間の日程を確保。京都への同行が決まった。 連絡をもらったその相手というのが、Hu

    • 二十歳になって考えてること

      1ヶ月ちょっと前に二十歳になりました。世間的には、”大人”と呼ばれるようです。あまり実感はないし、強いていうなら不安な気持ちです。ただ、今、自分が考えてること、不安に思ってることを自分自身として忘れたくないな、という思いから、文章を書いています。 最近、結構色んなことを考えます。ありがたいことに色んな人と話ができる機会があります。それが、すごく自分の中で大切な時間である、という実感があるし、どこかで聞いたことがある「自分という存在は、自分が今まであった人の平均値である」とい

      • 何も起こらない(展開がない)映画について

        今回は、映画『パターソン』の鑑賞記録。大まかなあらすじはこんな感じです。 ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手のパターソン(アダム・ドライバー)。彼の1日は朝、隣に眠る妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)にキスをして始まる。いつものように仕事に向かい、乗務をこなす中で、心に浮かぶ詩を秘密のノートに書きとめていく。帰宅して妻と夕食を取り、愛犬マーヴィンと夜の散歩。バーへ立ち寄り、1杯だけ飲んで帰宅しローラの隣で眠りにつく。そんな一見代わり映えのしない毎日。パターソンの日

        • 最近考えていること 2021.4.3

          先日、『nomadlamd』という映画を見てきました。 簡単なあらすじをいうと、 ○物語:家を失った女性は、キャンピングカーに人生を詰め込み旅に出た ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに亡き夫との思い出や、人生の全てを詰め込んだ彼女は“現代のノマド(放浪の民)”として車上生活を送ることに。 過酷な季節労働の現場を渡り歩き、毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会う

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