これも生活であれも生活。
生活を大切に生きていきたい。
人生とは生活を積み重ねていったものだろう。
今まではこの生活を守りたいと強く思っていた。
この幸せな時間だけが続くように。
だけどそれは不可能に限りなく近い。
そのジレンマでずっと苦しかった。
最近は日常に嫌なことが紛れてしまっても、それも生活なんだなと少しだけ思えるようになってきた。
この嫌なことを受け入れる努力をする生活だって大切にしたい。
たんぽぽの綿毛みたいに悲しいこと、苦しいことは生活の中でふわふわ浮いていて。
それがどうしても鬱陶しくって。
払いのけようと勢いよく手を振れば、それが自分や相手を傷つける原因になったりする。
そしてそれが壊れるきっかけにだってなるのかもしれない。
どんなことがおきてもちゃんと2人で居られたらちゃんと生活なんだと思う。
ちゃんとリンクする世界に生きれている人だっていて。
それに強い憧れを感じていたけれど、私は私とリンクする人を選ばなかった。
選べなかったし、選ぼうと思わなかったんだろうし、リンクできないから結婚したんだと思う。
理解できないことに苦しむけれど、理解できないから好奇心が続いていける。
失うことで得るもの。
得ることで失うもの。
勝手にバランスがとられていて鬱陶しい。
結局、何かを得るには自分を少し殺さないとダメだったりする。
直感とは科学らしい。
脳はこれまでのことをしっかり全て覚えている。
ただ意識的には思い出せないだけで。
全ての記憶と照合して、脳が一生に関わるほど重要なことだと判断を下せば、その時に直感が働くという。
どうか私の直感は当たりませんように。
私の脳がどうかポンコツでありますように。
ただ、もしこの直感が当たってしまっていたら。
その時が来たら、笑顔で「ok!それも生活!」って言えたらいい。
そこまで強くなれてたらいい。
私も私だけで人生を完結できるようになればいい。
少しの準備と、抗う気持ち。
きっと大丈夫だよ。が私の最近の口癖。
どんなことがあっても、日々は続くよ。
昨日だってあったし、明日もくるし、明後日も来るし、お腹は空くし。
今日朝起きるとカーテンがずれていた。
目の悪い私にでもわかる、小さな月と綺麗な悲しい青色。
今日もきっとそんな生活。
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