うすいさき

写真を撮ったり、気持ちを綴ったり。

うすいさき

写真を撮ったり、気持ちを綴ったり。

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愛に溢れる退職の日の写真たち。

私の頭の中の記憶はフィルムカメラが収めてくれる。 何回も言うけど、私が写真を撮る理由。 それは、どうしても儚く脆い記憶や思い出をどうにかして残すためだ。 個人的に、一眼レフで撮る写真は作品としての意味合いが強くて、フィルムカメラで撮る写真は忘れたくない日常を切り取るためにある。 ここ最近は、またたくさん写真を撮るようになった。 今回のnoteでは、今日現像に出して返ってきた写真を見せようと思う。 その中でも、職場の最終出勤の際にみんなで撮影に出かけた日の写真。 写真を見

    • 手作りマフィンのレシピ。

      電車の中で考える。 この人は誰かと生きているのだろうか、それとも1人なのか、誰かといるのに1人なのか。 同じ気持ちがこの世に存在しないことはわかっている。 きっと近しいものに出会えることはあっても、全く同じはない。 わかってるよ。 違うから、違う分を埋めたいと思うのに。 不安は自分の中で作り出すもので、多分私はそれを作る才能があるんだと思う。 だから私が作るマフィンの中に入れ込んでやろうと思う。 1.常温に戻したバターと手作りの不安をボウルに入れる。それをヘラで練って滑

      • 極楽浄土に行きたいからって1人にするな。

        眠れない夜、いや、眠ろうと思わない夜。 私は寝ている旦那を横目に、和室の自分の部屋にこもる。 何を書こうかなって、書いては消してを繰り返す。 すごい土砂降りの雨が降っているのに、彼が家にいるなんて珍しい。 人の死に触れ、その周りに触れ、人の悲しみや後悔に触れ、そんな感情があるのだとわかってもらいたかった。 大切を大切にするのは後回しではなく、今なんだよってわかってほしかった。 仏教において、49日間は死んでも魂はこの世にとどまる。 というより、六道のどれに行けるかの

        • 雷に孤独、お酒も愛もほどほどに。

          心底うっとおしくてしかたがない。 人に惹かれようとするとか、できれば関わり合いを深くしないようにしようとか、ちょっと嫌われちゃったかな、とか。 今何してるのかな、誰といるのかな、とか。 いろんなことに気持ち悪さを感じます。 これは危ないような感じです。 なのに1人が怖いから、って。 本当にそんな気持ちはあるのか。 自分を自分で洗脳しすぎて、どれが本当だったかが曖昧ですね。 春にあらわれた人は少し怖いです。 春も一緒にいることができている人は少し嫌いです。 部屋を

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        愛に溢れる退職の日の写真たち。

          って、心で怯えることで生きてます。

          あなたはどんな世界で、私のものを愛してみたのですか。 やはりまだ気になりますか。 そうですよね、人間はなんやかんや弱くって、過去を振り返り、それを今だと勘違いする癖がある。 私はそんなあなたを許すことで、嫌みな女になりたいです。 どんなことで壊れると思いますか。 あ、今君が想像したことでは壊れません。 ばっかだなあ。 さて、企画書を作ろう。 なんか仕事が騒がしくなってきたな。 あ、そういえば旦那の履歴書とエントリーシートの添削しなきゃ。 あーー、冷凍し忘れたから今日の

          って、心で怯えることで生きてます。

          はちみつと口内炎でカフェを開きたい。

          大人になったらはちみつでは死ねない。 はちみつにはもっと有毒であってほしかった。 はちみつとシナモンパウダーをたくさん使ったトーストが好き。 けど食パンで口の中を怪我して、そこが口内炎になって、口の中で広がっていくのは嫌。 優しさとはちみつは似ていて、シナモンシュガーは日常のスパイス、口内炎は心に唐突にできる傷に似ている。 だから私はそれでカフェを開きたい。 ミルクコーヒーで急性カフェイン中毒とかにさせたら、もうずっと私のものになるかな。 また私ははちみつに溺れまし

          はちみつと口内炎でカフェを開きたい。

          たった10日間の。

          素敵なお仕事だった。 いろんな人と作り上げていくイベント。 初めましてが重なって、どんどん仲良くなっていく。 たった10日の間で、最後にはバイバイが寂しくなった。 あんなに人と笑い合ったのはいつぶりだったかな、 あんなに「また明日ね」を愛おしく思ったのははじめてだったな。 重すぎて腰持っていかれるかと思うバッテリー。 こいつのせいで会社の電気回線がおかしくなって若干怒られた。 毎回時間との勝負で駆け回った。 晴れ予報やのにめちゃくちゃ雨降ったり。 強風すぎてテントの中が

          たった10日間の。

          【読書感想文】恋できみが死なない理由

          本屋さんでふらふら見て回って気になったものをいくつか買うのが好きだ。 だから、作者さんで選ぶことなんてほとんどない。 だけど私はこの本と出会い、この言葉に出会って、最果タヒさんが書く言葉の羅列がとても好きになった。 出来ればこの本を汚くしてやりたい。 読んで読んで読んで。 たくさん書き込んで。 折り込んで。 昔使っていた英単語帳みたいにしたい。 それくらいに離したくない本だ。 まだまだ読んでいない本があるのにまたこの本を読みたい。 そして私の言葉で書きたくなった。 とても

          【読書感想文】恋できみが死なない理由

          これも生活であれも生活。

          生活を大切に生きていきたい。 人生とは生活を積み重ねていったものだろう。 今まではこの生活を守りたいと強く思っていた。 この幸せな時間だけが続くように。 だけどそれは不可能に限りなく近い。 そのジレンマでずっと苦しかった。 最近は日常に嫌なことが紛れてしまっても、それも生活なんだなと少しだけ思えるようになってきた。 この嫌なことを受け入れる努力をする生活だって大切にしたい。 たんぽぽの綿毛みたいに悲しいこと、苦しいことは生活の中でふわふわ浮いていて。 それがどうしても

          これも生活であれも生活。

          あべこべに閉じ込められている。

          彼が抱いている「うすいさき」という人物はこの世には存在しないと思う。 2年半で作り上げてきた小さくも大きくもあるすれ違いが原因だろう。 彼の中にある私への感情。 私の中にある彼への感情。 それらは全て形が違いすぎる。 好きだとか一緒にいたいだとか。 言葉にすると同じなんだろうけど、全然違う。 彼が元カノに抱いていた感情は私には抱かない。 だけど私が欲しいのはそっちの感情なんだろう。 私の元彼への無関心さ。 きっとそれが彼が欲しいものなんだろう。 あべこべな2年半。 私は

          あべこべに閉じ込められている。

          残酷であるものへ。

          冷静に恐ろしさを振りがざしてやりたい。 舐め腐ったその行動や言葉をへし折ってやりたい。 この先の未来がどうか君にとって地獄でありますように。 さて。 一体私はこれをいつまで続けるつもりなんだろうか。 いつまで色んなことに怯えながらも自分は強くなければならないのだろうか。 人が発する言葉というのは本当に信用できないものである。 そしてその証拠となるのが行動である。 つまり、言葉と行動が噛み合っていなければ、その言葉は全て嘘になるということだ。 小さなものを積み重ねていけば、

          残酷であるものへ。

          しらなくていいこと。

          この世界には、「しらなくてもいいこと」とされていることがたくさんある。 その「しらなくていいこと」を知ることによって、人は深く傷つく。 深く傷つくことを知りながら、どうにかして知ろうとするのは安心したいからだ。 それによって安心出来る可能性なんて10%くらいなのに。 自分の知らない事実は、もしそれが実際に行われていたとしても現実のものではないという意見があった。 知らないのなら被害妄想のまんまだと。 そして極めつけには、だまされる方が悪いんだと。 それならば、「しらなくて

          しらなくていいこと。

          こんがらがった感情のコード。

          曇り止めをしていない洗面所の鏡は、お風呂からあがると当たり前に曇る。 私はそれを見て今日もため息をつく。 自分のことも、君のことも、この鏡みたいに曇って見える。 どんどん接し方が分からなくなってきて、少し疲れた。 結婚して2週間も経っていないのに、まあよくもここまで。 愛を認めて欲しいと、そして愛を返して欲しいと思ってしまった時点で、もう私の中の愛は腐ってしまったらしい。 冷蔵庫で放置しすぎてしまった食べ物が腐ってそれを食べるとお腹を壊してしまうみたいに、とても冷たい君の

          こんがらがった感情のコード。

          六甲ミーツアート。

          去年は行くことができなかった六甲ミーツアートに、中高の時からの友達と撮影に行った時のお話。 夏頃から開催されているけれど、私は秋頃に行くのが好き。 写真の専門学校の子や写真界隈で知り合った人以外で一緒に撮り合いっこができるのは、この子ぐらいなんじゃないかな。 あ、ここいいんじゃない?と言い合いながら楽しめる撮影は年々貴重になっていて、すごく楽しい。 あんまり時間がなくて1時間半くらいで撮って、撮ってもらった写真。 とても秋を感じれる写真なのでぜひ! まずは私が撮った写真を

          六甲ミーツアート。

          空っぽになった木のようになっても。

          すっかり寒くなって木が赤や黄色に染まっていく中、散ってしまって何も残らない木も目立つようになってきた11月。 私は少しの不安と罪悪感を抱えて、彼と家族になった。 結婚というのは、この空っぽになった木のようになっても側にいるという約束だと思う。 私は赤や黄色に色づいていたいのでは無い。 ただ平和に寄り添いあって生きていたい。 こんなに枯れてしまったとしても、いずれ時間が経てば青々とした葉をつける。 その当たり前のサイクルを当たり前に生活の中で一緒にやっていきたいのだ。 そ

          空っぽになった木のようになっても。

          ゆるっと撮るポートレートが好き。

          私が写真を撮る時は全部直感だなーと改めて思った。 あんまりきっちり決めるのは得意じゃないから、心が動いた瞬間にシャッターを押します。 この日の撮影は時間的に彼女の職場の近くで撮ろうということになって、細かいことを省けば実質初めて足を踏み入れた土地での撮影。 別にこの日のためにロケハンするわけでもなく、ぶっつけ本番。 駐車場に車を停めて、待ち合わせの場所に行くまでに軽く見渡す程度。 そんなこんなでゆるーーく始まった撮影。 天候にも恵まれて、個人的にめちゃくちゃ好きな写真が撮

          ゆるっと撮るポートレートが好き。