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【感想】キース・ヘリング 僕のアートはとまらない(絵本)を読んで。               スキに没頭せよ。あなたのスキを世界は見ている。

キースヘリングの絵はかわいい棒人間のようなイラストや一筆書きで描かれた犬が有名ですよね。この絵本はそのキースヘリングの生涯を描いたもの。お金以上に絵を書き人々を喜ばせることそして自分の好きに没頭する生涯は、彼が亡くなって30年以上以上経った今でも大きな影響を与えています。

このストーリーの大まかな流れはキースは無我夢中で絵を描き続けます。様々な人から「何で描くのか」、「ここには描かないで」と言われながらもそれらに返答することなくありとあらゆるもの、場所に描き続けます。そして物語の最後、「どうしてありとあらゆるものに書くの?」と質問するとキースは


世の中を絵で満たし、人々に幸せになってもらいたいと言う。

キースは自分の好きにこだわり続けました。主観的で申し訳ないが、世の中の人々はイイネやスキ、フォローをもらうために当たり障りのない万人受けする自分を表現してる人が多すぎると感じる。
臭いことを言うが他人のスキ、イイネではなくて自分のスキ、イイネと思えることにもっとこだわって良いと思う。それぞれがそのように取り組めば、一人一人がキースヘリングであり多くの人に大きな影響を与えることができる。

フォローされる記事、スキ、イイネをもらうための記事は世論によって変わるため、常に分析が必要である。そして世論に合わせた情報収集が必要となる。そんな流動性のあるものに合わせて自分のスキが深まる訳がない。タピオカ嫌いならわざわざタピオカについて調べる必要なんてない。
自分のスキにこだわれば、世論を調査する手間も必要ない。自分のスキだけに没頭できる。自分の考えを、スキを伝えて良い。キースは30代で亡くなったが、これだけの影響を与えていることが何よりの証拠だ。世界が近い現代に置いて、あなたのスキを見つけてくれる人はきっと見つかる。

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