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次世代の嗜好品、大麻

ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど、主に西洋文化圏では大麻を嗜むことが、何年も前からそんなに大したことではなくなっています。
例え、捕まったとしても日本のように社会的に制裁を下されることはありません。
感覚的には、駐車違反やスピードオーバーくらいの罰金レベルで済まされることが一般的です。最近はそれすらもなくなっている国も多くなってきています。
決して少なくはない割合で、高校生のときに試すもの、という認識をしてもいいと思います。日本でも大体そのくらいの年齢でタバコやお酒を試すことが多いのと全く同じ現象です。

自分が初めてイギリスにワーホリしたときは、「日本とずいぶん扱い大麻の違うじゃないか!」と驚いたものです。
ロンドンで友人が大麻を吸っていたとこを警察に見つかっても、その場で大麻を捨てさせられただけで、なんのお咎めもなかったと言っていました。
警察の方も誰にも迷惑をかけていない人をいちいち連行して、色々な手続きを行うことが煩雑だと思ったのでしょう。

大麻を本気で危ないものだと思っているのは大体、40歳から上の世代だけで、若者は酒や煙草に比べても大したものではない、むしろそれらに比べるとデメリットが少なくメリットが多いという認識になってると思われます。
普通、嗜好品というのは身体によくないもの、という認識ですが、大麻は合法であるそれらの2つに比べると心身共に悪影響は少ないです。
むしろ、心身の健康にメリットになるような作用もあり、ここが嗜好品なのに、これだけ世界で受け入れられ始めている最大のポイントだと思います。
合法の国ではこれから、お酒と煙草を止めて、大麻に切り替える人も増えてくるかもしれません。

大麻は音楽との相性がいいことは周知の事実ですが、特にクラブミュージックと呼ばれるジャンルと相性がよいと言えるでしょう。
レゲェやヒップホップなどは、ミュージシャンが大麻について歌っている曲も多いですし、有名なアーティストも大麻を嗜んでいることも多い。
なので、現場で遊んでいると大麻を嗜むことが普通になっています。
海外の音楽フェスにでも行ったらジョイント(大麻を煙草状に巻いたもの)がバンバン回ってる姿が嫌でも目に入るでしょう。

また、こういった音楽の現場以外でも日常的に吸っている人も大勢います。

この記事に使っている写真は、カナダ、バンクーバーのゲストハウスのラウンジなのですが、ここでも吸っている人は何人もいました。
オーストラリアにワーホリしているときも、ファームジョブなんかで働いていると、世界各国の若者が(ワーホリビザは基本的に30歳までしか取れない)アコモデーションで吸っている姿もよく見かけました。

そのような具合で日本と海外は大麻について、シーンにも理解にもとてつもない乖離があります。

このままの状況が続くと、日本の若者が海外に出たとき、他の国の若者と調子を合わせてやって行けるのか、と勝手に心配してしまいます。

嗜好品というのは、その場で一緒に取ったときに仲間意識や連帯感みたいなものが芽生えますが(大麻は特にそれが顕著だと思う)日本の価値観でいると、恐怖心や心配ばかりが先行してしまって、その中に入れないどころか、相手の印象が麻薬でラリってるヤツみたいな認識になってしまうこともあるかもしれません。
これは自分の物差しで相手を判断してしまっている非常に勿体無い状況です。

先にも書いたように、クラブミュージック好きな若者は大麻を嗜むことが普通になっています。
そして、そのカルチャーの中で、イケてる人はやっぱり嗜んでいることが多いです。
日本の若者がワーホリなどで、海外に出ていって、大麻が回ってくるような場面に出くわしたとき、日本の常識を持ったままでいたら楽しむことは難しいでしょう。
これは、多くの人と仲良くなる上でとても勿体無いとことだと思います。
また、日本人は大麻もやらないのかよ、と思われることも個人的に悔しく感じてしまいます笑

これから、世界的に大麻合法化への波は止まらないどころか、加速し続けて行くと思われます。
世界は変わり続けていますが、日本の現状は中々変わりません。
そんな中、日本の若者が海外に出たとき、他の国の若者と対等に遊んでいっけるのか、、、と老婆心ながらそんなことを思いこの記事を書いてみました。

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