見出し画像

2023経営方針説明会

10月1日よりAPRグループ46期目に入りました。

9月30日に社内向けに行なった「経営方針説明会」の内容を一部抜粋して、noteにまとめていきます。

趣旨の説明

01:APRグループの方向性を示すこと
02:トップとして説明責任を果たすこと
03:理念や価値観を共有すること

以上3点を目的に、初めて行いました。
コロナ禍で会社を引き継がせて頂き3期目、ようやく経営がまともに出来る市況になってきたというのも理由の一つです。

コロナ前と比べた現在の状況を共有

コロナ前対比:(既存店18店舗を対象)
売上対比:106% / 客数対比:97%

2019年6月から8月 / 2023年6月から8月の3ヶ月avで対比

2019年決算と2023年決算(見込み)対比
グループ累計コロナ前対比95%前後での着地(見込み)

「多角化」に向けた事業ごとの売上構成比率の共有

2023年6月から8月までの構成比

会社の現在の人材状況について共有(2023年9月20日現在)


グループ累計:549名の従業員数(PA含む)
他にも、平均年齢、男女比率、離職率(入社数 / 退職者数)、平均在職年数を数値化してみました。

飲食業界との自社の対比を共有

年間休日、労働時間、平均給与、離職率、営業利益率などを数値化してみました。

新規事業の現時点での結果と課題の状況を共有

2023年3月:「THE SAPPORO BAR」
2022年10月:「おたる亭出前寿司」/「セントラルキッチン」
2022年9月:「北海道しゃぶしゃぶ大地」
2022年8月:「おたる亭弥助」
2022年6月:「すすきのブリューイング」/ SUSUKINO BREWING(醸造)

コロナ禍での2022年以降の新規事業より

我々が置かれている外部環境を共有

人口減少社会による大きい影響
1️⃣労働人口の減少 → 労働集約の事業モデルにおいて、深刻な問題
2️⃣マーケットの縮小 → 胃袋も減り、若者アルコール離れなど

競争相手の認識を共有

伝えたかったのは、隣の店舗と戦ってる状況ではなく、社会の変化についていけるかどうかの戦いの状況ということ。

「APRチャレンジ2850」の共有

現在の延長線上に未来はなくて、変わらない為に変わり続ける挑戦を。
外部環境は我々にコントロール出来るものではなく、待ったなしに変わっていく。
その中でも変わらない「愉しさ」を届けていくには、自分たちも変わり、その外部変化に適応していくしかない。そんなメッセージを込めたワクワクする「挑戦」。

2028年創業50周年までに、50事業所に挑戦(現在40事業所)
既存事業とのシナジーが効く隣の事業に積極的に多角化を挑戦していくこと

2023年11月30日の新規出店の目的を共有

人手不足で、まだ全店舗再開できていない現状の中で、新規出店を意思決定した理由を説明させていただきました。

「ESPRESSO D WORKS 池袋 / DRA7」
東京で行列のベーカリーカフェが新業態で北海道に初出店。
テイクアウトでは、名物「ワンハンドレッド」食パンを販売。
大人気のパンケーキを楽しめるほか、夜には旬の素材を使ったイタリアンをテーマにピザやパスタ、お肉などと一緒にナチュールワインなどお酒を楽しめるバルとして営業します。


2023年11月30日オープン

「EDW / DRA7」の出店の背景
1️⃣日本一のホスピタリティ企業と協業し、学ぶ為
2️⃣「すすきの」一等立地での出店チャンスを掴む為
3️⃣朝昼から営業できる業態をポートフォリオに加える為
4️⃣人材採用を強化する為

「すすきのえーるSTAND」
地下鉄「すすきの」駅から直結のB1フロアにビールスタンドとしてオープン。
自社醸造のクラフトビールや北海道内のクラフトビールを取り揃え、0次会、待ち合わせ、ちょい飲みなどフラッとお立ち寄り頂きたいお店です。
陳列商品の地方発送の受付など小売店舗になります。
「すすきの」の案内所の役割をこのBEER STANDで目指します。

2023年11月30日オープン


年間スケジュールの共有

次回の「2024経営方針説明会」までの年間スケジュールを共有

来期のグループ経営計画の共有

コロナ前の業績を超えていけるような経営計画で策定

「客数経営」の共有

客数は社会貢献のバロメーターという考え方を大切に、

グループ累計で年間およそ60万人前後のお客様にお越しいただいております。
今後、70万人、100万人と大きい夢を描き、成長していきます。
各店舗は、前年同月対比より、1名様でも多くのお客様を集客できるかどうかに真剣に挑戦して頂きたいと思います。

「グループ経営」の共有

事業法人が海外合わせ6社ありますが、グループ一体となって経営していきます。
法人も営業部も事業部の壁もなく、APRグループとして、「地域社会」「顧客」「社員アルバイト(家族)」「お取引先」へ全員で貢献し、還元していくこと。

「多角化」の共有

「店舗」へ繋げられるような事業展開を。
事業多角化の中で、「関係人口」をいかに増やし、リレーション構築できるかどうか。
もし、今回のような感染症など有事の際にお客様が店舗へ「来てもらう」事が出来なくなっても、自分たちからも営業しにいけるような事業を持っておけるかどうか。

「飲食店」をしているのではなく、「マチづくり」をしている企業へ

私たちの考える「マチづくり」は、以下の3つに集約されています。

「ファンづくり」
地元、観光、海外など問わず、「この店舗、商品サービスを選んで良かった」「APRグループと取引して良かった」と言っていただけるよう、これからも信用信頼を積み重ねていき、ファンを1人ずつ増やしていく仕事です。

「ヒトづくり」
社員、アルバイト問わず、「APRグループで働いて良かった」という人を増やし、人材が人財へと成長し、「やりがい・働きがい」を持ち、社会へ貢献していけるヒトへ育てる仕事です。

「モノづくり」
時代を越え、海を越え羽ばたいていけるような商品づくりを目指し、現状に満足せずに、常に挑戦していく仕事です。

そして、育てていただいた「すすきの」にもっと還元していける企業へと成長してまいります。

最後に

APRグループは、「フラット」で自走していける組織を目指します。

その為に、できる限り行なっていく「情報共有」です。
その方が私の性格には合っていると考えています。

この変化の激しく、不確実な激流の時代を乗り越えていくには、私一人で全てのことを決めていくより、お客様に近い最前線の現場でそれぞれのリーダーが、会社理念の中で意思決定をしていく方が良いという仮説を持っています。

それが、「成長」や「やりがい」になり、働く人からも選ばれる会社へ。

そして、頑張りや果を上げている人が正しく報われる会社へ。

何よりお客様からも選ばれ続ける会社へ。

そう、つながっていくと信じています。

2代目は2代目らしく2代目ボーナスを活かしきり、このAPRグループを「次の世代へ」、より良くして、つないでいきます。

これからも「すすきの」APRグループにご期待頂き、変わらずに応援していただけますと幸いです。

最後までご覧頂き、ありがとうございます。

2023年10月
APRグループ代表:青木康明