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NIKON F, F2, F3

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Nikon F2 シャッター部分解

Nikon F2 シャッター部分解

ニコンF2の右手側、シャッターボタンある側の分解です。
最初に、巻き上げレバーのカバーを外します。
ゴム板等を押しつけて回して下さい。正ネジです。

と言ってもこれが超難関。なかなか開きません。
プライヤーなどでカバー部分を掴んで回そうと試みる御仁もいると思いますが、ツルツル滑って上手く行きません。
まさに絶壁といった感じで、逆にこの造形に感動さえ覚える方もいるのではと思う程です。
色々開け易くす

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Nikon F2 フォトミックファインダーの分解

Nikon F2 フォトミックファインダーの分解

ニコンF2は、頭につけたファインダーによって呼び方が変わります。

分かり易いものだとアルファベットが振ってあり、”A”ならばF2A、”S”であればF2Sです。*書いてないものもあり。
そしてファインダー自体にも名前があって、裏側に書いてあります。

まとめると以下のとおり。

Nikon F アイレベル DE-1

Nikon F2フォトミック DP-1

Nikon F2フォトミックS

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ニコンFのファインダー分解とプリズム交換

ニコンFのファインダー分解とプリズム交換

ニコンFは、中央の頭(ペンタ部)だけワンタッチで取り外しができるので、スクリーン清掃は簡単です。
しかし、ファインダー内は分解しないと清掃できません。
また、プリズムが腐食している個体もよく見ます。
今回は、ニコンFアイレベルのペンタ部の分解をして、プリズム交換を行います。
交換するプリズムは、他のニコンFアイレベルから持ってこれればいいのですが、ジャンクといえど安く出回っているものではありません

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Nikon Fの分解

Nikon Fの分解

ニコンFの前板を外していきます。
主に、低速シャッター不良時に直接スローガバナーを洗浄するために行います。
途中まではニコンF2と同じですが、少し分解パーツが多いです。とはいっても電気的なコードがないので比較的簡単かと思います。
参考:
Nikon Fのファインダー分解とプリズム交換
Nikon Fの分解 肩部シャッター側
Nikon F2の分解

前板分解エプロン部

Nikonのプレートを外

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Nikon Fの分解 肩部シャッター側

Nikon Fの分解 肩部シャッター側

ニコンFの右手側の分解です。あまり触れることはないかもしれません。
巻き上げがレバーが挙動不審とか、シンクロセレクタ窓(シャッターダイヤル上のFXって書いてある窓)が剥がれてるとか位ですね。

巻上げレバーのうんちくNIKONFの巻上げレバーには色々と種類があります。
一番良くあるのは銀色

後期になると黒い指当てがついたのもあります。
NIKON F2と共用のレバーで、これがついてる頃のNIKO

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Nikon F2の分解

Nikon F2の分解

ニコン F2の前板の分解方法です。
前機種のニコンFに比べるとパーツが減っていて分解しやすいです。
参照: フォトミックファインダーの分解、シャッター部分解

基礎知識通常使用するときは、シャッターモードのダイヤルはTとLの間にします。
Tに合わせてあると、シャッターを一回切るとシャッターがロックされます。タイムというバルブ撮影の機能であまり一般人は使わないと思います。
「最初シャッター切れたのに

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Nikon F, F2, F3のスクリーン分解清掃

Nikon F, F2, F3のスクリーン分解清掃

ニコンF~F3のスクリーンは、ボディから簡単に取り外しできるので表面の掃除は簡単です。
しかし、外側ではなくスクリーン内側がカビてしまうことがあります。
そうなると、スクリーンを分解しなと清掃できません。

今回は、F3のスクリーン清掃をしますが、ニコンFやF2も同じ方法で対処可能です。(もっと言うとCanon F-1、New F-1も同じ)
また、スクリーンのフレネル(すりガラスっぽい方)の清掃

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Nikon F3、F3HPのファインダー清掃

Nikon F3、F3HPのファインダー清掃

ニコンF3は、ファインダーが何種類かあります。
よく見るのは二つで、画像左がアイレベルファインダーDE-2、右はアイレベルファインダー DE-3です。
またそれによってF3自体の呼び方も変わってきます。
DE-2なら、単純に”ニコン F3”もしくは”ニコンF3アイレベル”
DE-3なら、”ニコン F3HP”(ハイアイポイント)と呼んでいます。
今回はこの二つのファインダーを清掃します。

アイレベ

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