見出し画像

施策のターゲットは自分たち自身。WSを通して広報全員で考える、理想のインナーコミュニケーション

こんにちは!広報チームの山下です。

さて、今回はインナー広報チームメンバーで「どんな会社で働きたいか?」という議題に対してみんなで思考を深めてみようというワークショップを試み、インナーコミュニケーションについて考えたことをご紹介します。

インナー広報の特徴は、施策を推進する私たち自身も、施策の対象者であるということです。そのため、ミッションを達成するにはメンバー全員がそのミッションに納得できている状態をつくる必要があると考えられます。

そこで、当事者の目線から自分たちが理想と考えるインナーコミュニケーションの姿を具体化し、そこからすべきことは何かを紐解くワークショップを行いました。

ワークショップの前提

WHY(なぜやるのか?)/中長期的なビジョン
スタッフのアクアリングに対する親しみや愛着が高い状態を作るため。
HOW(どうやるのか?)/成果目標
スタッフの意識や行動を変えるきっかけとなる社内コミュニケーション・媒体を考え、生み出す。
WHAT(何をやるのか?)/プロセス目標
多数あるミッションの確認。

前年から引き続いているミッションは複数あったのですが、そもそも目先のやるべきことに取り組む前にゴールがイメージできていないと、精度の高い施策にはなりません。

では、どのようにスタッフの意識や行動が変わっていけば「会社に親しみや愛着が高まっている」状態といえるのでしょうか?

材料集め

画像3

画像4

自分が「好きだな、いいな」と感じるチーム・組織・コミュニティとはどんな状態・状況?という問いに対して、意見を洗い出して成長レベルに見立てて横軸にプロットし、各レベルに名前を付けました。

画像3

その後、各レベルの組織にはどんな「意識」や「行動」が広がっていると思うか、私たちに不足しているものは何かを書き出しました。

画像4

議論が盛り上がったアイデアのひとつが、「キャラクターを固定しすぎない」です。自分に対しても他人に対しても、キャラを固定させすぎてしまうことで素直になれなかったり、苦手だと決めつけてしまうことから仕事がしづらくなる、というようなマイナスな連鎖が生まれることがあると思います。人に持つイメージを、一時の思い込みからネガティブなものにしないことが大切だと考えさせられました。

また、「どの職種の人ともコミュニケーションを怠らない」というアイデアにも多くの共感意見が生まれました。「この仕事は誰がやるのか」という担当者が曖昧なタスクがどの組織にもあるように思います。これは複数人で動かしているプロジェクトのメンバー内でうまくコミュニケーションが取れていないために起こることだと考えられます。誰かがやってくれるだろうと思わないこと、こまめに報連相を心掛けることが大切だと再確認することができました。

ワークショップによって生まれたこと

どんなインナーコミュニケーションが生まれていると理想的か、その姿を目指して何をすべきかを考えることは、自分たちも施策の対象者であるために、自分事化して意見を出せることがメリットに感じました。

また、課題が複雑な状態からリーダーなど誰か1人だけがゴールを決めてメンバーに共有すると、思考の共有が難しくやらされている感覚が強くなってしまうかもしれません。
チーム全員でゴールを決めることで、プロセスを経てみんなが納得できる。チームの向かう方向を合わせるためには必要なワークだったと感じます。

画像5

今年で入社2年目の自分としては、今までは「自分だけが感じているのかもしれない」という気持ちや疑問を本音で言い合える空気がチーム内で生まれたことも今回のワークショップの成果でした。

たとえネガティブな感情があってもそれは次に進むための材料として受け止められ、ただ不満を言い合うだけにはならないことも面白く、こういった機会を色んなメンバーで行うのもいいねという企画レベルのアイデアにもつながりました。
そして、他の人の考えを知ることで、自らの日頃の行動や発言を振り返るいいきっかけにもなりました。

今回チームで共有できたゴールをイメージしながら、スタッフのためにできることを小さくでも進めていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?