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男性更年期に抗う 〜精索静脈瘤の話【3】〜

ご覧いただきましてありがとうございます。

精索静脈瘤手術に関する記事の第三弾になります。
精索静脈瘤は泌尿器系の病気で、簡単に言うと、陰嚢内で静脈の逆流が起こることで、精巣機能が低下し、男性不妊や男性更年期に繋がる可能性がある病気のことです。
執筆にあたって、当たり障りのない表現を使うように配慮しましたが、嫌悪感を抱く可能性がある方はこの辺りまででお願いします。
第二弾では、手術を決めてから手術当日までを記しました。
今回は、手術当日から、術後の1週間までを記します。

1.手術台の上

手術台に仰向けに寝ると、目隠しのカーテンを閉められました。
目隠しカーテンのせいでよくはわかりませんが、腰に巻いていたタオルを外され、腹部から術部にかけてヨードで消毒され、腹の上に術具(メスとか?)を置く為のシートがかけられました。
一通り準備が終わると、看護師が『気分は悪くないですか?何か好きな音楽があればアレクサでかけられますよ?』と聞いてきたので、
『悪くないです。何ですかね、川が流れる音みたいな自然な音がいいですかね』と回答。
ここでヒーリング系の音楽を要求する人は少ないようで、アレクサに何て要求しようか困る看護師。
結局クラシックにしました。こういう時普通の人は何を聴くんだろう。。。

2.手術開始

麻酔を打って効き具合を確認できたところで切開開始。
外科手術は初めてでしたが、切られることに恐怖はありませんでした。
相変わらず目隠しカーテンはあるので、手術の詳細はわかりませんが、感覚としては…
何か押し付けられている感覚→切られてるんだろうなぁ。
切られた箇所に何かを突っ込まれている感覚→動脈や静脈やらを引っ張り出すために何か器具を入れているんだろうなぁ。
患部を引っ張られている感覚→多分引っ張り出してる…
何かカチカチチョキチョキ音がしてるな→静脈瘤を結紮してるんだろうなぁ。
という感じで手術は進みました。

個人的には、『何かを突っ込まれている』ときが一番嫌でした。患部に麻酔はかかっているものの、かなりグリグリされたので、気分的には痛かったです。背中には大量の汗。

手術中、何本の静脈を切ったり結んだりしたかを看護師が記録していました。

手術開始から40分位で一通りの工程は終わったようで、傷口を縫われました。(見えてないけど、明らかに縫われている感覚があった)
縫い終わると、タオルのようなものでタマを固定し、業務用ガムテープでガチガチに固められました。

3.手術終了

手術も無事に終わり、カーテンオープン!!
傷口とタマはタオルとガムテープでガチガチにされていたのでその姿を拝むことはできませんでした。
股間を中心に放射状に、太ももや腰回りまでガムテープが貼られていたので、『あぁ、太もも辺りまで毛を剃っておいて良かった』と心底思いました。毛を残してしまっていたらと思うと…脱毛地獄。

4.手術フィードバック

手術台から降りてズボンを履くと、執刀医から手術のフィードバックがありました。

手術では、精管、動脈、リンパ管、神経を1本1本分離しながら、逆流静脈を1本1本結紮(けっし。細い糸のようなもので結んでいるようです)しており、渡された紙にはその記録が記載されていました。
この本数は平均よりは多いようです。

その他、術後の過ごし方のような話があったのですが…
どーしても気になってしまったことがあり、話に集中できませんでした。

それは何かというと。

"先生の手"でした。

長い。

明らかに長い。

爪が。。。

医療モノのドラマで、手術前に執刀医が手洗い中に爪ブラシでシャカシャカやってる定番シーンのイメージがあったので、当然キレイな手をしているものだと思っていたので、そのギャップでショックを受けました。

結果的に手術が上手くいって、その後も問題無ければいいのかもしれないですが、もし何かあったら『先生が悪かったんじゃないか』と思ってしまいそうで、それが非常に心残りでした。

5.帰宅

クリニックを後にし昼食を摂ったあと、帰宅することに。
術後の若干の痛みと、股間部分に固定されたタオルのせいで歩く速度は通常の半分くらいでした。

つづく。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
この記事を読んで、何か気づきや感じるものがありましたら幸いです。

#アラフォー   #アンチエイジング #免疫力 #抗え #精索静脈瘤 #男性更年期

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