雑誌コンテンツの作り方。Vol.3.編集長は「台割」を作る人

世の中に「編集長」と呼ばれる人がいます。

最近だとウェブサイトでも、「編集長」という肩書きを使われている方が多いですね。

雑誌だけでなく、書籍でも使いますし、そのあたりの違いを少し書いてみます。
(といっても、私は書籍をやっていないので、月刊誌とウェブだけの話になります)

雑誌の場合、
プロデューサーとして、企画立案、クライアント開拓、全体の予算管理など、
ディレクターとして、台割、打ち合わせ、取材、撮影など、また、絵コンテ、原稿コンテなど
が編集長の仕事です。

おそらく、編集者、デスク、副編集長と、「編集長」の違いは、前の太文字になっている、予算管理と台割にあると思います。

その中でもおそらく台割というのは、あまり一般的ではない言葉だとおもいますが、簡単に言うとページ割、設計図のようなものです。

実はこの台割こそが、編集長の腕の見せ所というわけです。

巻頭特集は何ページにして、インタビューを途中で挟んで、コラムを入れて、などなど、どうやれば気持ちよく、または楽しく、持って帰って読みたくなるか、を設計します。

書籍は基本文字だけ、ウェブはページが無限にある、ということで、雑誌だけが少し特別です。
(もちろんビジュアル重視の料理本、ムックというものもありますが)

台割を作ることが、狭義の意味での「編集長」がやる仕事かなとおもいます。

もちろん、パンフレットにしても、教科書にしても8ページ以上のものは、大体、台割が必要です。

ただ、パッケージされたメディアとしての市販雑誌は、実は台割こそが、売れ行きや面白さを左右するものなのです。

雑誌を1つのパッケージされたメディアとしてみた場合、その構成が重要になります。
最初ばかり、面白い内容が詰まりすぎて、後半つまらないとか。

また雑誌の面白いところは、最初から読まなくてもいいというところ。

巻末から読ませるために、巻末に有名人のコラムや、占いや、マンガなどがある雑誌は多いですよね。(ananの林真理子さんのコラムとか)。

私はその昔、SAYという月刊女性誌で、秋元康さんに巻末コラムを書いてもらっていました。

ページの最後だからといって、順番通り読まないですからね。むしろ最初に読んでもらってもいいかな、と。

おそらくこれは、月刊または週刊という、期間の制限とページの制限のあるもの、

そして

テレビや映画のように時間の流れを変えられないものとも違いますし。(ページを逆にめくっても雑誌は読めるけど、映画を逆回転では見られない)

月刊誌3誌の編集長やりましたが、台割だけは誰にも教わりませんでした。

いま、どうやって「台割」作ってるのかな?知りたいな。ちょっと。


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コンテンツの作り方

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