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かっこいい大人

最近ふと思ったこと。
私は今働いてもないし、年収0円…
バリバリ働いてる人には劣るし、子育てしながら在宅でパソコンで仕事してます!って人や、企業してる人も山ほどいる中、特にそういった高い志もなく人脈もなければ学もない。

社会的に終わっている。

自分が過去に見たかっこいい大人とは程遠いし、昔の自分の方がかっこいい大人だったのかもしれない。

じゃあ、かっこいい大人になる為に、昔に戻るかと言われたら、答えはNO!!
別にかっこよくなくてもいいや…

将来子どもになんて思われるだろう💦はちょっと気になるところだけど、まぁその頃には再就職して仕事もして、子どもも立派に育ってることでしょう…きっと!

ケース①ベテラン看護師の話

私がまだ社会人として歴が浅く、擦れてもなく、純粋だった頃(笑)、職場に趣味でジャズをしている人がいて、その人の誘いで夜のバーにジャズを聴きに行った。

何人か職場の人もいて、それなりに楽しんだ。

その中に年上の看護師さんがいて、少し話したら、どうやら彼女は妊娠中だった。

「え、お酒大丈夫なんですか?」なんて私や他の人が心配して聞くと

「ちょっとぐらい大丈夫よ。もう3人目だし慣れたもんよ。」と余裕の顔。

出産って痛いんでしょ?
妊娠ってつわりとかすごいんでしょ?
当時の私はそんなイメージしかなかった。
そんな中、余裕で構えているベテラン看護師の彼女を「うわー大人の余裕だ。かっこいい✨」なんて思った。

もちろん今だったらかっこいいなんて思わない。
子ども2人家に残して、妊娠中に夜遅くまで飲み歩いて、いろんな意味で大丈夫?

ベテラン看護師でしょう?
もう3人目なんでしょう?
何を学んできたの?

口には出さないが、そう思って、軽蔑すると思う。
数年前にかっこいい✨と思っていた対象は、今では正反対の軽蔑に変わっている。
擦れたから?笑
いや、私はきっと学んだんだな。

ケース②ベテラン理学療法士の話

次は、同職種の人。
同じくまだ私が擦れてないヒヨっこだった時の話。

有名な先生の勉強会が終わり、懇親会で食事をしていた時に、その有名な先生が尊敬する女性の話をしてくれた。

「〇〇さんはね、ホントすごくて、
"私は家庭を持ちたくて結婚した。でも家庭を持ったからと言って何も諦めたくないの!当然、理学療法士としての名もあげたい!"
ってずっと言ってて、お腹めちゃくちゃデカいのに、移乗(車椅子↔︎ベッドなど患者を抱えて介助する)の勉強会で実技しようとするの!笑

俺ら全員で止めたけど、
"止めないで!あんたたちみたいな大男が移乗できるのは当たり前なんだから!
こんな小さくてお腹が大きい私がやってこそ、移乗は力ではなくテクニックだって説得力が上がるんだから!"
って言って聞かずにやってさぁ。

いやー、すごいよねホント。パワフル。
あの人見てると、もっと自分もやらないとなと思うわ。
まーちゃんも何でも強欲やって良いんだよ。」

っていうような話してくれた。
擦れてない時の私は、この有名な先生を尊敬していたし、その女性理学療法士のようになりたいと思った。

…今は思わないよね😅
その女性はきっとベテランで、本当に移乗のテクニックがあって、自信があってやったんだと思う。
もちろん、理学療法士は産休までガッツリ体を動かさないといけないので普段の仕事で、妊娠中とは言っても移乗はする。
お陰で、切迫流産率はめちゃくちゃ高い。

ホントにすごいテクニックで上手に移乗させたとしても、妊娠中に絶対はない。
完璧な移乗でも全く体に負担がかからないことはないし、他にもたくさんの要因が絡んで、急に何かが起こることはある。
何かあった時に、被害を受けるのは子どもだ。
当人1人の問題じゃない。
周りの制止を振り切ってまでやらなければいけないことかね?

今なら、その女性の過信や、危機管理能力のなさを指摘する。

それに…これは私の勝手な想像だけど、この人、病気とか怪我とか理不尽な目にあったことがない人だと思う。
多分、テクニックには相当自信があるようだし、しっかり勉強はしていると思うけど、患者には寄り添えないんだろうなと思うし、私が患者ならこの女性に本心で話すことはないと思う。

恥ずかしながら、この女性の言動と、昔のまだ理不尽な目にあってない頃の自分の言動が被る。
私だって貪欲で、勉強会なんかも夜遅くまで参加して、懇親会でも偉い先生の話を積極的に聞いて人脈も作って、毎日ちゃんと働いて、それでいて家庭も持ちたかったから、婚活も頑張っていた。
患者に指導もするし、自分の体をケアするのも仕事の一環だと思ってしっかり鍛えていた。
食事もバランス良く食べてたし、そうすればずっと元気でいられるんだと思っていた。

元気な体を当たり前だと思ってたしっぺ返しを今食らっていて、当時偉そうに患者に指導なんかして、患者に嫌われてたんじゃないかな?
寄り添えてはなかった。
患者数が多いから一人一人に本気で寄り添うと、時間がかかって仕事にならないし、自分の精神も疲弊するから程々にしないといけないところだけど、そうだとしても。
患者は、昔の私や例のベテラン女性理学療法士のことを、「健康を当たり前だと思ってるやつにはわからない」と心を開くことはなかったのだと思う。
今の私と同じように。

その尊敬していた先生だってそうだ。
そこは指導者として、リハビリ室を仕切る者として止めるべきだったと思う。
このことを美談にすることで、自分もそのようにしなきゃ!頑張らなきゃ!と思う女性がたくさん出て来るとどうだろう?
強要はしていないにしても指導者もそれを求めているようにも取れる。
誰もが妊娠中に体調がいいわけではない。
その人が追い詰められて無理をして、中の子どもに影響が出たら?
切迫流産になったら?
流産しちゃったら?


…私は、擦れたのかな?
いや、やっぱ成長だよね、コレ。
偉い先生方にガチで注意できそうだもんね、今なら。
無職だけど、きっと偉そうに注意できる笑 
社会的に失うものがなければ、偉い人も権威も、何も怖くないや。

総括

数年前にかっこいい大人だと思ってた人が、案外そうでもないなと今になって思う。
自分の立ち位置が変わるだけで正反対のことを思う。

かっこいい大人がますますわからないな。
どのように子どもたちにいろんなことを教えたらいいんだろう?
教えるも何も、基本的には学びとるのは子ども本人で、私たちは出来事を提供することしかできないと思ってる。今は。
こういう考えも、いろんな経験をして、また立場が変われば、全然違うものになるんだろうな笑

とりあえず、地位は底辺無職な私だけど、昔の自分より自分に満足してるし、満ち足りてる。
ようやく、自分は働いてない、無職ニート、使えない奴…そんなコンプレックスや焦りから、少しは解放されそう。
と言うか、もう解放する。したい。
縛りつけてるのはいつも自分だ。

もう今は妊活子育て一本に絞って、そっちが片付いたらまたしっかり働こう。
こんな年齢で、ブランクあって雇ってくれるかとかはその時にまた悩もう💧
未来のことアレコレ考えて悩む癖(自覚あります💧)やめよう…😅


本当は仕事か子どもかなんて選びたくなかったし、どっちもできると思ってた。
でも予定外に不妊で、持病のコントロールも悪くて…
それでもやらなきゃいけない時はあると思うけど、第二子を考えるに当たって、そっちに全力投球して、決着をつけたい。
そろそろ転勤もある中、中途半端に仕事に手を出してもまた転勤で退職しなきゃだし、そうこうしてるうちにタイミング逃しそうだしね。
…手術の話も次回診察で詰める!多分!笑

第二子が産まれたら受精卵は破棄。
全員はどう考えても無理だもん。
やりすぎだとは思うけど、水子供養とか扱ってる神社を調べて、5ABの子の化学流産確定日前後で、年一でお参りに行こう。
もう破棄したら、メソメソするのはやめよう。
あの子たちも解放してあげよう。
あの世とか転生とか信じてないけど、そういうものがあるのなら、年に一回はそこでの幸せを願おう。

不妊治療のこともなかったことにはできないけど、いい加減、すんなり妊娠していろいろ言ってくる他人のことで心を乱すのはやめよう。
他のご家庭のことは関係ないんだし。

ということで、総括、かっこいい大人の定義なんて後から180°変わったりもするんだし、仕事してない=カッコ悪いじゃない!
今はもっと優先することがあるだけ!
今やるべきことをやろう。


…実は緩く就職先をいろいろ見ていて、良い案件があって問い合わせしてるうちに採用担当の人となんか打ち解けてきて…
これ、イケるんじゃない!?受けとく!?
って思った時にまた2人目問題に差し掛かって、やっぱ2人目頑張ろうって話になりました💧
もちろん、金銭のことはあるけど、なんか自分の自信のなさやコンプレックスを克服するために働くような気がして…
それでいろいろ思って今回の記事。

自分の自信のなさやコンプレックスの克服を優先してもいいけど、タイミング逃さない?
第二子欲しいなら今だよ?

めちゃくちゃ自問自答して、夫とも話して悩みました。
正解なんてどこにもありません。
強気でいくなら、自分の選んだことを正解にする。
…いつだって、自分で選んだことを正解にしようと頑張ってきたつもりだったけど、それで理不尽な目に遭って、今の自分が正解だとは思えなくて、自信がなくて…、後悔したり揺れたりはするけど。
そこは、人間だもの。

 

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