見出し画像

【読書初心者大歓迎!】平日夜の読書会──心のケアを考える

*このイベントは、オンラインのみの開催です。
申込はこちら

心のケアはみんなのものである!

悩み相談を受けたら、話を聞き、アドバイスをし、時には助けます。落ち込んでいる人には、遊びに誘って気晴らしをしようとしたり、安心してもらうために「大丈夫だよ」と声をかけたりします。私たちはふだんから心のケアをしています。

一方で、臨床心理士や公認心理師など、専門家として心のケアに取り組んでいる人もいます。

私たちの心のケアと専門家の心のケアは何がどのように違うのでしょうか、あるいは、どこまで一緒なのでしょうか。普段何気なくしている心のケアは、本当に心のケアになっているのでしょうか。私たちはいかにして心のケアが可能になるのでしょうか。

本書『ふつうの相談』は、私たちが日常行っている心のケア(「ふつうの相談」)と、専門家の心のケア(専門知、現場知)との違いについて考えたものです。同書では、それぞれの心のケアが質的に違うものではなく、シームレスにつながっていることを論じています。本書を読むことで、心のケア(人が人の心を支えるとはいかなることか)の実質が見えてきます。

今回の読書会では、臨床心理学がご専門で、臨床心理士/公認心理師でもある小田友理恵さんをファシリテーターにお呼びして、「心のケア」について考えたいと思います。

ただし、本読書会では「正しく読むこと」を第一の目標にしません。本読書会では、本書を読むことが「心のケア」を考えるきっかけになることを目指しています。つまり、本書を正しく読むよりも(それはそれで大事なことですが)、本書を通じて、たとえ誤読であったとしても、心のケアについて何かしらのひらめきが生まれる。それこそが本読書会で目指したいことです。本読書会では、心のケアという私たちの社会で重要な営みを自分たちのものにする機会をつくりたいと思っています。

みなさんのご参加をお待ちしています!

【こういった方におすすめ】

  • 平日の夜にちょっとだけ読書する時間をつくりたい

  • 臨床心理学の考え方に触れたい

  • 自分では知らないようなジャンルの話を聞きたい

  • 普段読まないような本に挑戦してみたい

  • じっくり本を読む時間は取れないけど、話は聞きたい

  • じっくり本を読む時間は取れないけど、心のケアを自分(たち)のものとして考えてみたい

【読書初心者大歓迎!】平日夜の読書会──心のケアを考える

<スケジュール> 2024年6月6日〜6月27日、毎週木曜日の計4回、20時〜21時
第1回:2024年6月6日(木)20時〜21時
第2回:2024年6月13日(木)20時〜21時
第3回:2024年6月20日(木)20時〜21時
第4回:2024年6月27日(木)20時〜21時

<場所> Zoom(オンライン)

<参加費> 1,000円

<対象書籍>『ふつうの相談
ーーーー
ふつうの相談――形態・構造・位置
序論
1 三つの風景
2 学派的心理療法論と現場的心理療法論
3 冶金スキーム
4 ふつうの相談の位置
第1部 〈ふつうの相談〉の形態
1 私の文脈
2 〈ふつうの相談〉のアセスメント
3 〈ふつうの相談〉の技法
4 〈ふつうの相談〉の機能
5 小括り――構造に向かって
第2部 ふつうの相談の構造
1 ふつうの相談0
2 ふつうの相談B
3 ふつうの相談C
結論 ふつうの相談の位置
1 ふつうの相談A――メンタルヘルスケアの地球儀
2 臨床知
3 球体の臨床学――終わりに代えて
ーーー

  • 対象書籍のご購入は各自でお願いいたします。

  • 本書を読んでいなくても、読書会にはご参加いただけます。

  • ただし、本読書会では対話を重視するため、対話へのご参加はお願いいたします。

<ファシリテーター> 小田友理恵(おだ・ゆりえ)

<各回の内容>
第1回:オリエンテーション(参加者の自己紹介と、読書会の進め方の説明)
第2回:第一部の読書会
第3回:第二部、結論の読書会
第4回:おまけ会

読書会の進め方について


【第2〜3回】
以下の流れで読書会を進めていきます。

  1. チェックイン(簡単な挨拶)

  2. 該当部分の簡潔な紹介

  3. 本を読んで(あるいは、紹介を聞いて)感じたことや疑問の共有

  4. クロージング

<該当部分の簡潔な紹介>
本読書会では、第2〜3回の読書対象範囲に関して、ファシリテーターである小田さんから簡単な内容紹介があります。ただし、その紹介は内容の要約ではなく、あくまで紹介ですので、参加者の方は読書対象範囲を読んだうえで参加することをおすすめいたします。

詳細は第1回で説明いたします。

<本を読んで(あるいは、紹介を聞いて)感じたことや疑問の共有>
本読書会では、対話を重視しています。本書を読んで(あるいは、紹介を聞いて)、感じたこと、思ったこと、疑問をお互いに共有します。その中からいくつか気になる問いをピックアップして、全員で話し合っていく予定です。
ただし、この場がどのように進行するかについて、決まった形式を想定はしていません。その場の流れとファシリテーターである小田さんのご判断で、ここに記載のやりかたと違ったものになるかもしれません。

【第4回】
おまけ会です。第1〜3回のいずれかの回に参加していることが第4回の参加条件となります。

第3回までに本書の読書が終わることになりますので、1週間の間をおいて、本書を噛み締めた上で、本書の感想および心のケアについてざっくばらんに語り合いたいと思います。
ただし、この場がどのように進行するかについて、決まった形式を想定はしていません。第3回までの流れ、その場の流れ、ファシリテーターである小田さんのご判断で、ここに記載のやりかたと違ったものになるかもしれません。

ファシリテーター紹介

小田友理恵(おだ・ゆりえ)
法政大学現代福祉学部臨床心理学科助教。博士(学術)。専門は臨床心理学。東京都内でスクールカウンセラーとして、また、埼玉県内の私設心理相談機関にて所属カウンセラーとして勤務。訳書に『心理学者の考え方──心理学における批判的思考とは?』(共訳、新曜社)。荒川出版会発行『Re:mind Vol.1』に「S-Pモデル私案──科学を血肉にして動き応答し続ける実践家の集団」を寄稿。

注意事項

  • 本読書会はZoomにて開催します。アプリをインストールしなくてもご参加いただけます(ブラウザからの参加可)。

  • 本読書会は記録のために録画させてもらいます。外部に公開することはありません。

  • 本読書会では、適宜、ファシリテーターや参加者からの問いかけがあります。音声またはZoomのチャットでご対応できるご準備をお願いいたします。

  • 本読書会の定員は20名程度です。

  • チケット購入後のキャンセルはできません。あらかじめご了承ください。

  • 領収書に関しては、こちらをご確認ください。

  • 下記に当たる行為が判明した場合は受講をその場で打ち切らせていただくことがございます。

    • 1枚のチケットの複数名利用

    • 読書会の進行を著しく妨害するような行為・発言

    • レジュメの無断配布・アップロード

    • 動画・写真の無断撮影・配布・アップロード

    • その他のお問い合わせについては下記にご連絡ください

      • arakawa.press(at)gmail.com ※(at)は@に変換をお願いします。

主催・問い合わせ

荒川出版会 X
arakawa.press(at)gmail.com ※(at)は@に変換をお願いします。

申込

Peatixからチケットのご購入をお願いします。
https://ap240606.peatix.com/

荒川出版会は皆さんのサポートにより支えられています。頂戴したサポートは、荒川出版会の出版、イベント、講座の運営資金として活用させていただきます。