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可能性に蓋をするのは”いつも大人”

自分の非力さを選手のせいにする大人

先日、試合会場で他チームのコーチと話しをしている中で、こんな会話がありました。※仮にAコーチとします


『Aコーチのチームのキーパーはどうですか?私のスクールにいつでも来てくださいね。』

Aコーチ
『いやいや、うちのキーパーは遮断機にもならないから(笑)』
※遮断機とは、昔から”倒れるだけで止められないGK”を揶揄した言い方


『そうなんですか。そういった選手の為にコーチが必要なのではないですか?』

Aコーチ
『うちにもGKコーチはいますよ。三重県トレセンのGKコーチの。その人も言っています。あの選手は厳しいって。』

さすがにこの言葉を聞いて、私は黙ってはいられませんでした。


『それは”指導力がない”と自分で言ってるという事ですよね?指導者として恥ずかしくないんですかね?その方は。』
『はじめてGKをやりだした子供達は”みんな上手く出来ない”に決まってますよね?』
『全然出来ないを少し出来るように、少し出来るを出来るように、出来るを上手く、上手くを堅実に育てていく事が”コーチの仕事”ですよね?』

Aコーチ
『まぁまぁ、、でもあのコーチ(前出の県トレセンコーチ)は優しい人ですから。』


『優しければきちんと指導しなくても良いという事ですか?選手の保護者のニーズはなんですか?ただ優しくしてくれることが目的だったら良いですが、そうですかね?』
『私は”優しさはダメ”で”厳しくが良い”なんていう話をしたいのではありません。コーチや指導者と言われる人は”本気で目の前の選手と向き合う覚悟が必要だ”と言いたいのです。』
『それがないのであれば、いつまでたっても三重県のGK環境は良くならないでよね。』

Aコーチ
『実は、私も荒木コーチに教えてもらいたいと思っているのですが、、』


『チームのGKコーチに気を使って言い出せないのですか?』

Aコーチ
『そうなんです、、』


『そうですよね。それはハッキリ言って”私の力不足”です。』
『これから三重県のGK全員が”正しく指導を受けられる環境”を私が作ります!迷惑をかけてすみません!』

自分の名誉や名声の為に指導をしている方へ

ハッキリと言います。

『アナタが子供達の未来に蓋をしている!』

『さっさとコーチと名乗るのを辞めて下さい!』


コーチ・先生は選ばれる時代

今までは、地元の学校に通う事、地元の少年団にいく事がごく自然であり、誰もが疑う事等ありませんでしたが、今では状況が大きく変わっている事に気付くべきです。

今では、選手・保護者が”より良い環境”を探して、そして”自分達で選択”するようになっています。

『うちに来るんでしょ?来たら教えてあげるよ』

なんて言っていても、これからは生徒も選手も絶対に集まりません。

地域の課題は少子化じゃない!単なる指導力不足!!

私は表現する事を恐れません。

子供が少ないから、、
サッカーをする子が減っているから、、

本当にそうですか??
そもそも、サッカーの競技人口は3.7%しかいないんですよ?



https://halftime-media.com/sports-market/japan-soccer-1/


GKは11人に1人しかいないので、計算上GKの競技人口は0.3%しかいない事になります。

そうです、"元々少ないのに最初から諦めてどうするんだ"というのが私の考えです。

はじめる・続ける・還ってくる

前述の通り、”黙っていても”GKは増えません。
そして、大人が変わらなければ”GKは減って”いきます。

我々、大人・指導者・コーチのするべきことは何なのか?
それは、決して”個人の名誉・名声”の為に動く事ではありません。

少ないのであれば、まずは”普及する”こと

そして、GKを”楽しいポジション”として”没頭させて続けさせる”こと

更には将来的に、”プレーする側”から”指導する側”に自然と還らせること

三重県のGKの”未来は 明るい”

本日も最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。
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