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『コロナ禍でもナース続けられますか』を読んで

わたしは『日本マミーボイスアカデミー協会』理事でもあり、『認定メディカル呼吸®︎アドバイザー』でもあります。協会代表理事がナースでもあります。また従姉妹がコロナ最前線でナースをしていたり、ほかにもナースの友達も多く『コロナ禍でもナース続けられますか』(作・あさひゆり)というタイトルに興味を惹かれました。

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コマの大きな読みやすい漫画なので30分くらいで読み終わりました。コロナが流行り出した頃・初めての緊急事態宣言・マスクや消毒液の不足問題などが起きた頃の社会の空気感がよく描かれていて、その時の自分の不安な気持ちを思い出しました。

コロナによって引き起こされた様々な問題もわかりやすく描かれています。ナースの離職、医療従事者やその家族へのいじめ・差別、病院の経営難、クラスター発生による病院閉鎖などです。

ママでもあるナースは、やっと家に帰ってもすぐに自分の子供にハグすることさえできないと描かれていました。ウイルスの侵入を防ぐためにまずシャワーを浴びるからです。わたしにも娘がいるので、「もし自分だったら…」と想像して涙が出ました。

医療従事者やその家族へのいじめ・差別は今でこそメディアなどで取り上げられていますが、コロナが流行し出した時期の当事者は本当に辛かったと思います。職場では未知のウイルスと戦っている上、日常生活では周りの人の対応が急に変わったのだから。いじめ・差別をしている人たちがそもそも悪いことをしていると思っていないんですね。。。‘’普段はいい人‘’の態度が変わる様子がリアルに描かれていました。

また、コロナが流行り出して早々離職するナースの様子も描かれていました。家族からナースをやめてほしいと言われるシーンもありました。実際に辞めた人たちはその後、どんな気持ちで過ごしていたのでしょうか。

新聞のお悩み相談コーナーで、『コロナが流行り出す前にナースを辞めました。コロナのニュースを見るたびに「自分ももっと役に立てたのではないか」と罪悪感に悩まされ、涙が止まらない』という記事を読んだことがあります。

先日、『マミボイ協会』代表理事とリモートで話しました。

代表理事「今みたいに、呼吸の大切さを伝える役割を担っていなかったら、わたしも家で罪悪感に苛まれていたかも。」

わたし「病気にかかりにくい体作りをする、予防の大切さを伝えて病院に行く人を減らすことも大切なことよね。医療崩壊を防ぐことにもつながる。」

代表理事「うん。予防医療の価値を上げていきたいね。」

正しい呼吸をすることで免疫力や肺機能が上がるということは代表理事が繰り返し動画などで発信してくれています。現在の日本には、看護師の資格を持っているけれど現場で働いていない潜在看護師が71万人いると言われています。病院で働いていなくても、医療現場のため、世の中のためにできることってたくさんあります。

『コロナ禍でもナース続けられますか』の中で印象的なシーンがありました。マスクや防護服が不足しだし、不安で泣き出してしまうナースを同僚が慰めるシーン。不安な気持ちを共有した後、

「ただ、受け身でいるのはもうやめようか…」

と前を向き、自分たちで防護服やフェイスシールドなどを手作りし出すのです。困難は状況だからこそ、視点を変えて、前向きに行動する。いつも以上のパワーが出る。それに尽きると思うんです。医療現場以外でも、日常でもできることです。

わたしはナースではないけれど、自分にできることはやろうと思って、こうやって投稿しています。潜在看護師さんで、誰にも相談できずに、悶々とした日々を過ごしている方がいたら、相談できるFBグループがあります。URLを貼っておきますので、興味ある方はメッセージまたはコメントください。

【資格を活用したい潜在看護師さんのお悩み相談室】https://www.facebook.com/groups/458551978495531/?ref=share

【一般社団法人 日本マミーボイスアカデミー協会】https://www.facebook.com/mamiboi/

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