私の大学受験の時の話をしたい。
前回も書いたように進学校に入学した私はどんどん落ちぶれていって
勉強なんて中学校の知識で止まっているといえるほど何にもできなかった。
そんな私にも大学受験の季節はやってくる。

周りが目指すは早慶、滑り止めMARCH。
私はMARCHすら目指せる学力ではなかった。
受験勉強を始めたのは部活引退後の高３の１０月。
受験まで残り三か月ほどだった。

学力はない。けど大学は行きたい。

今までは周りに流されて、MARCH以上にはいかないと、目指せ国公立！早慶！。大学のネームバリューしか見ていなかった。

けどもうそんなこともいっていられない。私はレベル関係なく大学を探した。

そこで担任に進めてもらった大学のホームページを開いてみた。
見た瞬間、

ここだ！！

何が私を引き付けたのかはわからないが、なんだか直感でここに行かなければいけない、と思えた。
この大学はいわゆるFラン、と呼ばれるような大学なのだが（Fラン、って言い方大嫌いなのですがわかりやすくするため使わせていただきます）
今思うと、はじめて偏差値以外で大学をみた瞬間だったのかもしれない。

私は現在大学生だが、大学の勉強が本当に楽しい。勉強ってこんなに楽しかったっけ。

就活の時期になって学歴フィルター気にならない？と友人に言われたことがあるが、学歴でフィルターをかける企業なんていかんわ！というマインドでいることができている。
きっと大学を学歴だけを見て受験していたらこの考え方は出来なかっただろう。

高校の頃の挫折が無ければ、いまだに偏差値至上主義というか、高ければ高いほど良いみたいな考えは変わっていなかったんだろうな。
あの頃は本当につらかったけど、この価値観を変えてくれた体験に感謝している。

#受験体験記