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自傷行為はリストにキャットを書いてやめた

※自傷行為について書かれています。苦手な方はお控えください。

私が中学校から始めたリストカットをやめるまでについて書いていこうと思います。あくまでも私はの話ですので、こんな経験をした人もいるという参考程度にお願いします。


コーヒーでも飲みながらゆっくり読んでください。
こういう話は真面目に読むと疲れちゃいます。

私がリストカット(以下リスカ)を始めたきっかけとなったのは小学校の体育の授業。友達の腕には傷がたくさんついていました。自然にできたケガにしては不自然な、平行な線が二の腕に五本。

カッターで切っちゃうんだよね。

その時は友達が自分の腕をカッターで切る意味が解らなかったです。けどとりあえず大丈夫かな、心配だなという感情になった記憶はあります。

初めて自分の腕を切ったのは中学一年生。初めての社会の小テスト。
小学校までテストは満点か90点か、しかしその小テストの点数は60点。初めて挫折というものを経験しました。

得意だった勉強でこんな点数を取った自分は悪い子だ。なんか罰を与えなければいけない。
このままのうのうと生きてはいけないという思考回路に陥ってしまって自分を罰する方法はないかと考えたときにふと、その小学校の記憶がよみがえってきました。
私はカッターを用意して一センチくらいの長さの傷を手首に一本入れました。多分今までリスカした中でこの傷が一番浅く、だけど一番痛かったです。

切った後は謎の大きな罪悪感に襲われると同時に、自分を罰すことができたというすっきりとした気持ちもありました。ここからテストでよくない点数を取ると、手首に傷をつけて自分を罰するようになりました。

今思うと手首に傷をつけて罰するなんて本当に意味のない行為だと思うし、マイナスな気分が少し晴れることはあっても一瞬なんだからもっと良いストレス解消法を見つけられてたり、学校で教わったりしていたらちがったのかなと、もしこれを読んでいるリスカでストレス解消してる中高生がいたらやめろとまでは言えないけど、やる前に好きなジュース飲んで、好きなお菓子でも食べよう、ちょっと落ち着くとやっぱ切るのいいやってなるときもありますから。リスカって自分を傷つける行為だからやるには結構な体力と勢いが必要で、ちょっと落ち着くともう切らなくていいやってなることも多少はありました。

けどこの当時はやめようと思っていませんでした。生きるための手段だったからです。これをやめたら私は死んでしまうと思っていました。

この考えが変わるきっかけは高校2年生。当時付き合っていた彼氏にリスカしていることを言いました。心配してほしいから伝えたのではなくて、付き合っていくうえで自分のことを知ってほしかったので伝えました。
そしたら彼はドン引きです。ドン引きしたことに私がドン引きでしたが。彼は今まで死にたいと思ったことが一度もないそうです。そんな人もいるのか。けどこんな風に生きれたら楽なのかもしれない。そしてドン引きされたものだいぶショックで好きな人に嫌われたくなかったので自傷行為をやめるために心療内科に通いました。
(もちろん心療内科に通った要因はこれだけではありませんが)

そこで相談して病院の先生に言われたのは

うちの患者さんでね、手首に猫書いてたからそれなに?って聞いたら、そこ子がリストキャットですって答えたんだよ。書いてると可愛くて手首切らなくなるんだって。だからリストにキャット書いてみるのもいいかもしれないね~

リストキャット!?かわいい。やってみよう。
そうして手首に猫のイラストを描くようになりました。完全に辞められるようにはなりませんでしたが、ちょっと頻度は減った気がします。
保健室の先生からは、赤ペンで線をたくさん書けば気がまぎれるんじゃない?と言われてやってみましたが、これは私は逆効果でした。全然切った気分になれず満足できなかったです。

完全にリスカをやらなくなったのは大2だと思います。やめよう、でやめたのではなくいつの間にかやらなくなっていました。止める方法を探している方でしたら解答になってなくて申し訳ないです。
大学に入ってコミュニティが広がってストレスが格段に減ったことが要因かな。後は中高の多感な時期を過ぎたからかもしれない。 

きっと自然にやめられます。とりあえず今日はマイネームで手首に猫、リストキャットを書きましょう。


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