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間(ま)で構成される住宅 〜高崎・旧井上房一郎邸〜

こんにちは!アーキロイドの福井です。
群馬の高崎駅前にある『旧井上房一郎邸(1952年)』へ行ってきました。
ここは、アントニン・レーモンドの自邸の写しと言われています。
(レーモンドは、フランク・ロイド・ライトの弟子で吉村順三や前川國男らの師匠)

廊下と部屋の区切りが曖昧で、時に動線であり、時に間(ま)である。
障子の開け閉めで、空間がひろがったり籠ったりするのがよい。

また、上部写真の左側に写る暖炉一つで、家中を暖める仕掛けが用意されている。
ローテクなようでハイテク!
最近は、高気密高断熱の家が主流になり、エアコン一台で冷暖房する家も増えてきていて、建築と設備が混ざり合う住宅がどんどん増えたらなあと思います。

大きな空間にダイナミックな梁!...では無く、
杉の丸太を半割(ハンワリ:半分に割る)にした鋏(ハサミ)状トラスは、家具のような繊細さで目当たりがよく、空間を優しくたっぷりと包む。

余談。
高崎から東へ行くと下仁田ネギの産地…!
11月末に下仁田ネギを楽しみに訪れたら、12月1日からの販売開始とのこと。
大ショック・・・食べ頃であろう下仁田ネギ畑を眺めながらドライブしました。
ご注意を!トホホ
福井


『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
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