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NHKドラマ『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』 愛ゆえに...

先週の前編、そして先ほどの後編、
2週に渡って放送された

『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』



コーダ(聴覚障害を持つ親に育てられた子ども)をテーマに、
かつてコーダとして苦い思いを抱えながら大人になった 荒井尚人〈草彅剛〉が手話通訳士となり
遠ざかっていた手話・聴覚障害者(以下ろう者表記)と再び向き合うことで繰り広げられていく
ヒューマンサスペンスドラマ

17年前に1度手話通訳をした裁判、
やがて17年後に悲しくも愛ゆえに起こってしまった真実が明かされていく、という内容だった


とりあえず今の視聴後ほやほやの感想を述べると、

・このドラマを観ることができてよかった
・後編は3〜4箇所ほどたまらなく涙が溢れて、深く胸が締めつけられた
・草彅剛さん主演ドラマは本当に良作が多いな

です


このドラマは実際の ろう者 の方々が多数参加されている

ろう者の方々のお芝居は ほぼ初めて観たけれど、
とにかく表情が豊かで手話自体は分からなくても訴えかけられるものがあった

個人的にお芝居を観る時、声色も重要だけど
特に役者さんの【表情】に惹かれるので
全く違和感なく ろう俳優 の方々のお芝居が楽しめた


また手話のみで会話をするシーンが多々あるので
けしてながら見できないドラマでもあったし、
終始表示されていた字幕は、
普段洋画をたくさん観る習慣があるのと
生活の中で音に疲れた時やドライヤーの時に
字幕を出してテレビを観る習慣があるので
邪魔だとも一切思わなかった


後編では、
前編で長年苦しい思いを抱えて生きてきたことが描写されていた 菅原吾朗〈那須英彰〉の
母親と再会した時の表情と
お母さまの包容力に涙が止まらなかった

↑このシーンを始まりとして、
手塚瑠美〈橋本愛〉の告白、
門奈家のバックグラウンド、
そして尚人と尚人兄の取っ組み合いからの…


こんなに短時間に涙って出るんだなというくらいもう両頬が濡れて濡れて、とても胸が熱くなった
書いてる今、軽く放心状態ですw



今回新しいなと思ったことは、
サスペンス×ろう者、手話という構図

ヒューマン×ろう者、手話は観たことがあったけど
複雑に入り組んだ事件性が盛り込まれたドラマは新感覚だなと



激しくオススメしたい一作に出会えました👏

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